髙橋 オリバー氏
スポーツコンサルタント
THE VISION株式会社 代表取締役社長
【略歴】
1970年ドイツ生まれ。
オーストラリアの大学でマーケティング学部を卒業後、Reebokに入社し、1998長野冬季オリンピックに携わる。
ISL Japanで2002 FIFAワールドカップに携わった後、2002年よりFIFA(国際サッカー連盟)でマーケティング・アライアンス・ディレクターを務める。
その後、イベントやプロモーション戦略開発を含む事業のトップに就任。2010年からはFIFAにおける全イベントの事業会社系子会社の責任者に。
2012年からナイキジャパンにて、各スポーツの連盟やチーム、個人アスリートのマネジメントを行う部門のシニア・ディレクターに就任。
2016年からは、日本コカ・コーラの東京2020オリンピック・パラリンピックゼネラルマネジャーに就く。
2019年3月に事故で全盲になるが復職、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて尽力した。
FIFA、NIKE、そしてコカ・コーラと、「スポンサー側」「組織委員会側」と、異なる立場から一貫してスポーツビジネスの世界に身を置いた経歴や、全盲になっても仕事に邁進する姿に刺激を受けるビジネスマンも多い。
2021年3月日本コカ・コーラを退社し、同年4月から自身のスポーツマーケティング会社“The Vision”を設立、代表取締役社長に就任。
本人は、3か国語(日本語/英語/ドイツ語)を話し、国内外のアスリートとも親交が深い。
谷内 樹生氏
参天製薬株式会社 代表取締役社長兼CEO
【略歴】
1973年生まれ。立教大学理学部卒業、ケンブリッジ大学経営学修士課程修了(MBA)。
96年入社後、中国、欧州など、現地法人立ち上げや戦略実行力強化などグローバルビジネスをけん引。
2018年4月代表取締役社長兼COO、2020年4月代表取締役社長兼CEOに就任。
世界の人々の目の健康に関する社会的な課題の解決に向け、2020年に新長期ビジョンを発表。
戦略として、眼科医療の向上とともに、視覚障がいの有無に関わらず
人々が交じり合い・いきいきと共生する社会の実現に向けインクルージョンを掲げる。
同年10月、JBFA, IBF Foundationと長期パートナーシップ契約を締結し、
ブラインドサッカーを出発点として視覚障がい者の多様な社会参画への架け橋となることを目指す。
谷 真海氏
サントリーホールディングス株式会社
パラトライアスロン選手 東京2020パラリンピック出場
【略歴】
1982年3月12日生まれ。宮城県出身。
旧姓、佐藤真海。早稲田大学在学中に骨肉腫によって右脚膝下を切断。
走幅跳でアテネ、北京、ロンドンと3大会連続でパラリンピックに出場。
2013年にはIOC総会の東京大会招致最終プレゼンテーションでスピーチを行う。
結婚・出産を経て2016年からパラトライアスロンに転向し、2017年の世界選手権で優勝を飾る。
出場した東京2020パラリンピックでは日本選手団の旗手も務めた。
松岡 宏高氏
早稲田大学スポーツ科学学術院 教授
【略歴】
1970年京都市生まれ。
京都教育大学卒、オハイオ州立大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。
専門はスポーツマネジメント、スポーツマーケティング。
日本スポーツマネジメント学会理事、日本バレーボールリーグ機構理事、ジャパンホッケーリーグ理事なども務める。
主な著書に、「スポーツマーケティング」(大修館書店,2018年,共編著)、「図とイラストで学ぶ新しいスポーツマネジメント」(大修館書店,2016年,共編著)など。