激しいラリーの応酬に湧き上がる歓声。いざ、世界の頂点へ!選手と応援席が一体となって戦いに挑んだパラバドミントン国際大会

2019.03.29
激しいラリーの応酬に湧き上がる歓声。いざ、世界の頂点へ!選手と応援席が一体となって戦いに挑んだパラバドミントン国際大会

「おお〜!」「ナイスショット!」

メリハリのある動きで、シャトルを追いかけて打ち返す選手たち。スピード感のある試合展開に、会場が湧き上がります!

この日行われたのは「ヒューリック・ダイハツ JAPAN パラバドミントン国際大会2018」。東京2020パラリンピックから正式競技となるパラバドミントンの、日本で2度目の開催となる国際大会です。
世界16ヶ国から集結したトップアスリートたちの試合を観戦しようと、会場にはTEAM BEYONDメンバーが集まりました。試合の合間には選手やゲストをお迎えし、交流会も行われたこの日の様子をお届けします!

初めてでも大丈夫!実況解説を聞きながら声を出して応援!

激しいラリーの応酬に湧き上がる歓声。いざ、世界の頂点へ!選手と応援席が一体となって戦いに挑んだパラバドミントン国際大会

今大会の会場は町田市立総合体育館。同時に試合ができるようにと並んだ5つのコートでは、選手たちが気合いの入った力強いプレーを繰り広げています。同時に、観客席からは「いけいけ!」「ナイス!」といった応援の声も飛び交っていました。

パラバドミントンは大きく分けると車いすと立位のカテゴリーがあり、そこから障がいの程度によってさらに6つのクラスに分かれています。競技のルールは健常者のバドミントンとほぼ同じですが、クラスによっては使用するコートの範囲が変わるなど、一部ルールが異なる点もあります。

激しいラリーの応酬に湧き上がる歓声。いざ、世界の頂点へ!選手と応援席が一体となって戦いに挑んだパラバドミントン国際大会
激しいラリーの応酬に湧き上がる歓声。いざ、世界の頂点へ!選手と応援席が一体となって戦いに挑んだパラバドミントン国際大会

そこで今回、TEAM BEYONDメンバーにはイヤホン付きの受信機を配布し、クラス分けの仕方や競技のルールについて、選手として活動している久保里司選手に試合の実況を交えて解説していただきました。

その解説をパンフレットを見ながら聞いていたご夫婦。今回がパラバドミントン初観戦とのことです。

「解説を聞いて、車いすのクラスではコートを半分しか使わないなどルールを知れて、より一層楽しめました。」

「選手の力強い戦いをみていたら、私も、あと一本!まだまだ!なんて声を出して応援を届けたいなって、気持ちがこみ上げています!」

言葉どおり、その後も2人は選手に声援を送ったり、時にはビジョンに映し出された得点を真剣な表情で見つめたりと、すっかり応援に夢中になっていました。

激しいラリーの応酬に湧き上がる歓声。いざ、世界の頂点へ!選手と応援席が一体となって戦いに挑んだパラバドミントン国際大会

選手とともに、観客席からも試合を盛り上げる

激しいラリーの応酬に湧き上がる歓声。いざ、世界の頂点へ!選手と応援席が一体となって戦いに挑んだパラバドミントン国際大会

立位下肢障がいのクラスで熱い戦いを繰り広げていた選手に大きな声でエールを送っていたのは、親子のお二人。以前、別のイベントで出会ったパラバドミントンの選手を応援するために、今日の大舞台に駆けつけたそうです。

「以前、お話しさせていただいた時と、試合の時はイメージが違い、今日は真剣な表情で鋭いプレーをしていてびっくりしました!」

息子さんは生まれつき片麻痺があり、日常では杖を使って歩いています。スポーツが好きで、今日も選手に会えることを楽しみに来たのだと、嬉しそうに話してくれました。

「迫力がある。シャトルの音がここまで聞こえてきてすごいと思った!」

観客席からの声援を背に、選手は素晴らしいプレーを連発!相手選手と何往復もラリーを続けながら、突然ネット側に打ち込む攻撃で、どんどん点数を重ねていきます。
スマッシュが決まると「うおおお!」と吠えているかのような、気合いの声をあげていました。応援席も大盛り上がりです!

TEAM BEYONDメンバーもスティックバルーンを叩きながらエールを送ります。

激しいラリーの応酬に湧き上がる歓声。いざ、世界の頂点へ!選手と応援席が一体となって戦いに挑んだパラバドミントン国際大会

選手が苦しい場面こそ、エールを届けたい

激しいラリーの応酬に湧き上がる歓声。いざ、世界の頂点へ!選手と応援席が一体となって戦いに挑んだパラバドミントン国際大会

車いすのクラスでも熱い戦いが繰り広げられていました。

真剣な表情で試合を見つめていた男性は、自身も生まれつき障がいがあり、車いすに乗って生活をしています。

「小回りをきかせて移動することや、車いすからあんなに高くまでシャトルを打つのがすごいなって。パラバドミントンはクラスによって障がいも様々で、戦い方がそれぞれ違うところも面白いです。」

試合では、様々な展開が巻き起こります。なかなかポイントが取れず、惜しいプレーが続く苦しい時間でも、根気強くシャトルに食らいつき、観客を引きつけていたのは車いすクラスの選手。

激しいラリーの応酬に湧き上がる歓声。いざ、世界の頂点へ!選手と応援席が一体となって戦いに挑んだパラバドミントン国際大会
激しいラリーの応酬に湧き上がる歓声。いざ、世界の頂点へ!選手と応援席が一体となって戦いに挑んだパラバドミントン国際大会

「入って…!」

ライン際ぎりぎりにシャトルが落ちたときは、審判の判定を待ちながら祈るように呟くTEAM BEYONDメンバーも。

「一本一本!」「惜しい!」

選手が踏ん張っているときこそ、エールを届けたい。観客席の大きな声援からは、そんな思いがにじみ出ていました。
そして、試合後には「頑張った、頑張った!」「ありがとう!」と、選手を激励するTEAM BEYONDメンバーの姿がありました。

選手たちが目の前に登場!身近に感じられる交流会

今大会で激戦を繰り広げてきた選手たちが、試合後のTEAM BEYONDメンバーとの交流会に笑顔で登場しました!

この日お越しいただいたのは、車いすクラスの大濱 真 選手と梶原 大暉 選手、そして63歳の現役パラバドミントン選手であり、長崎県障害者バトミントン協会会長でもある久保 里司 選手。さらに、TEAM BEYONDのメンバーであり、サッカーの解説者としても活躍されている松木 安太郎さんの4名です。

激しいラリーの応酬に湧き上がる歓声。いざ、世界の頂点へ!選手と応援席が一体となって戦いに挑んだパラバドミントン国際大会
激しいラリーの応酬に湧き上がる歓声。いざ、世界の頂点へ!選手と応援席が一体となって戦いに挑んだパラバドミントン国際大会

大濱選手がパラバドミントンをはじめたのは2年ほど前のこと。参加したパラバドミントンの体験会で、トップ選手から褒めてもらったことがきっかけだそうです。

大濱選手:褒められて「もしかしたらいけるんじゃない?」と思っちゃったんですよね(笑)。そこから競技をはじめて、今ではすっかりバドミントンに明け暮れた生活を送っています。

現在高校生2年生の梶原選手は、パラバドミントンをはじめてまだ1年ほどですが、次世代アスリートとして急成長を遂げる注目の選手です!自身が感じている応援の力について話してくれました。

梶原選手:応援されると疲れが吹き飛ぶというか。特に、名前で「〇〇頑張れ!」と言ってもらうと自分だってわかるので嬉しいです。

激しいラリーの応酬に湧き上がる歓声。いざ、世界の頂点へ!選手と応援席が一体となって戦いに挑んだパラバドミントン国際大会
激しいラリーの応酬に湧き上がる歓声。いざ、世界の頂点へ!選手と応援席が一体となって戦いに挑んだパラバドミントン国際大会

「東京2020を目指すアスリート」を応援するテレビ番組「TOKYO応援宣言(テレビ朝日系列毎週日曜あさサンデーLIVE!!内)」にも出演中の松木さん。松木さん自身も、以前体験されたことがあるというパラバドミントンについて話をされました。

松木さん:初めて「こんな苦しいんだ、こんなに腕使うんだ!」とわかって、今では選手を見る目が変わりました。大会までいかに大変だったかとか、これまでのプロセスも考えるようにもなりましたし、より観戦を楽しめていますね。

「試合中にここを見てほしいというポイントを教えてほしい」との参加者からの質問に、

どんな車いすを使用するかも、競技において大切なポイントなのだと久保選手は語ります。

激しいラリーの応酬に湧き上がる歓声。いざ、世界の頂点へ!選手と応援席が一体となって戦いに挑んだパラバドミントン国際大会
激しいラリーの応酬に湧き上がる歓声。いざ、世界の頂点へ!選手と応援席が一体となって戦いに挑んだパラバドミントン国際大会

久保選手:私は年齢とともに低下した体力をカバーするために模索中なんです。例えば今はタイヤは25インチを使用してるけれど、1インチ上げることも検討しています。少しの違いが動きに大きく関わってくるので、その変化も見てもらいたいですね。

選手とゲストのざっくばらんな会話に、TEAM BEYONDメンバーからはどっと笑いが起こる瞬間もありました。交流会を通してパラバドミントンのこと、そして選手のことをさらに身近に感じることができたようです。

最後にはパラバドミントン選手のサイン入りウェアと、サイン入りシャトルを抽選で各5名様にプレゼントしました!

激しいラリーの応酬に湧き上がる歓声。いざ、世界の頂点へ!選手と応援席が一体となって戦いに挑んだパラバドミントン国際大会

ルールやクラス分けが多様なパラバドミントン。今日初めて観戦したという方も、積極的に声を出して応援をしたり、選手に話しかけたりと思いっきり楽しんでいました。私たちが会場に足を運んで、観戦席から一生懸命応援をすることは、選手たちにとっても、大きな力となっているのです。

TEAM BEYONDではこれからも観戦会や、選手との交流会を開催予定です。是非、気軽に参加してみてくださいね。

また、一部の試合映像が大会公式サイトで配信されています。
実況・解説付きの映像も配信されていますので、是非一度ご覧になってみてください。
http://www.livepf.jp/archive.html?day=30

ページトップへ