首都圏で唯一の国際水準の競技コースで、「海の森水上競技場」完成記念レガッタが開催。

2019.11.08
首都圏で唯一の国際水準の競技コースで、「海の森水上競技場」完成記念レガッタが開催。

2019年6月16日(日曜日)、東京都に新たに完成したボートとカヌーの競技会場において、“「海の森水上競技場」完成記念レガッタ”が開催されました。
本大会は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の会場となる「海の森水上競技場」の完成を祝うと同時に、本年8月に開催する世界ボートジュニア選手権大会に向け、新設コースのテストを兼ねて開催された大会です。
今回、TEAM BEYONDでは、こちらの大会で、メンバー向けの観戦会を実施しました。

首都圏で唯一の国際水準の競技コースで、「海の森水上競技場」完成記念レガッタが開催。

「海の森水上競技場」は、東京湾や東京ゲートブリッジなど、都市景観を一度に楽しむことができる素晴らしい会場です。
また、前日の雨から一転、晴天の中行われた本大会。TEAM BEYONDメンバーは、健常者のボート競技に混じり行われた2つのパラローイングのレースを観戦しました。

「パラローイングって?」
観戦が初めてでも大丈夫。レース前に見どころ解説を実施。

レースが始まる前、選手としても活躍されていた日本ボート協会の米川慶一さんより、パラローイングのルール説明や見どころ解説を行っていただきました。

米川さん:「パラローイングは、障がい者のボート競技で、独特のクラス分けと種目があります。これから行われるパラローイングの1レース目は、4人漕ぎで舵手(コックス)1人付きの艇で競う“ナックルフォア”と呼ばれる種目になります。」
TEAM BEYONDメンバーは、米川さんの丁寧でわかりやすい説明を聞きながら、パンフレットでパラローイングの種目や見どころなどを確認していました。

首都圏で唯一の国際水準の競技コースで、「海の森水上競技場」完成記念レガッタが開催。

「ナックルフォア」 6艇が、水飛沫をあげながら500m先のゴールをめざす! 

首都圏で唯一の国際水準の競技コースで、「海の森水上競技場」完成記念レガッタが開催。

いよいよ、パラローイングの1レース目がスタート!相模湖漕艇倶楽部、びわろー、シーズの3つのチームが出場し、各チーム2艇ずつ、計6艇が一斉にスタートしました。

「がんばれー!」「まけるなー!」
熱い声援が沸き上がり、拍手、スティックバルーンを連打する音が「海の森水上競技場」で響きわたる。

選手たちに向けて、ひときわ熱い声援を送っていたこちらの男性。
「2年程前に観戦したパラバドミントンをきっかけに、パラスポーツに興味をもち、TEAM BEYONDに登録しました。自分の声援が選手に届くことで、わずかでもタイムが上がればと思い、声を出して応援するようにしています。」

首都圏で唯一の国際水準の競技コースで、「海の森水上競技場」完成記念レガッタが開催。
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こちらの男性は、
「車いすバスケットボールを観戦したことがきっかけで、TEAM BEYONDのメンバーになりました。今日は、母と義理の父も観戦に連れてきました。」と話します。
男性のお母様も、「パラスポーツは楽しい。観ていて興奮します。」と初めてのパラスポーツ観戦を充分堪能いただけたようです。

500mを漕ぎ抜ける!2分間の水上の戦い!

スタート直後に「びわろー(ブルータイガー)」がレースをリード。
それを追うように僅差で各艇がデッドヒートを繰り広げます。
そしてレース中盤、「びわろー(レッドモンキー)」がトップに抜き出て、そのままフィニッシュ!続いて「相模湖漕艇倶楽部(湖亀)」がゴールに飛び込みました。
スタートからゴールまで、およそ2分間の水上での戦い。出場した6艇全てが大歓声の中ゴールしました。

首都圏で唯一の国際水準の競技コースで、「海の森水上競技場」完成記念レガッタが開催。

パラローイングの2レース目、「パラ委員会デモレース」。
東京パラリンピック代表候補の選手が出場!

パラローイングは、障がいによって有利、不利が出ないよう、障がいの種類や程度に応じて3つのクラスに分かれています。
今回の「パラ委員会デモレース」では、その3つのクラス、計4種目が合同で行われました。出場するのは、東京2020パラリンピック大会の代表候補でもある9名の選手たち。選手にとっても、「海の森水上競技場」でのレースは、今回が初めての体験です。

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4艇がスタートするとTEAM BEYONDメンバーを中心に、会場内はスティックバルーンの連打音と、大きな歓声が沸き上がります。「東京アスリート認定選手」が出場していることもあり、選手名での応援も響きわたりました。

パラローイング競技の興奮冷めやらぬTEAM BEYONDメンバー!

観戦席でひときわ目立っていた東京 2020大会のオフィシャルTシャツを着たこちらのご家族。
「主人が東京マラソンに参加した際、記念にこのTシャツを家族で揃えました。スポーツ観戦が好きなので、今日も家族全員で楽しんでいます。ぜひ、次もまたTEAM BEYONDの観戦会に参加したいと思います」

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パラローイングに詳しいこちらの男性とご家族。奥様とパラローイングについて談義されていました。
「今日は知り合いが出場するので応援にきました。パラローイングは奥が深いスポーツなので、見どころがたくさんありますね。」

スティックバルーンで一生懸命応援していたこちらのご家族。
「パラスポーツの観戦は今日が初めてです。みんなで一緒になって応援することはとても楽しいですね。また観戦にきます!」とご家族全員、満面の笑顔で応援を楽しんでいました。

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「パラ委員会デモレース」に出場したパラリンピック代表候補選手を招いての交流会

首都圏で唯一の国際水準の競技コースで、「海の森水上競技場」完成記念レガッタが開催。

パラ委員会デモレースの観戦後、海の森水上競技場内の会議室にて、出場選手との交流会を実施しました。
今回は、交流会ゲストとして、「パラ委員会デモレース」に出場された、駒﨑 茂選手、有安 諒平選手、そして飛び入りで市川 友美選手にもお越しいただきました。司会進行は、元熊本放送アナウンサーで、現在はスカパー!の実況等でご活躍されている山﨑雄樹さんです。

まずは、選手に今日のレースと、「海の森水上競技場」の感想を伺いました。

駒﨑選手:「今日は風が大変強く、コンディションが悪いのではないかと心配していましたが、実際にはスムーズに漕ぐことができました。また、歓声や応援がとてもよく聞こえる競技場。応援が聞こえるとモチベーションが上がります。」

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有安選手:「水が軽くて漕ぎやすかったです。他の競技会場に比べて声援もよく聞こえたので、観客の皆さんとの距離が近い印象です。
ただ、PR3クラスの視覚障がいを持つ選手にとっては、水にオールが入る音、シートが動く時の音など、音はシンクロをとるときに重要な要素となりますので、その点、今日は風の音が大きく、やりにくい一面もありました。」

市川選手:「この会場の水質は軽くて、とても漕ぎやすかったです。海だからでしょうか。レースが終わった後、身体中が塩だらけになっちゃいました!」
市川選手の思わぬ一言に、会場からは笑いが沸き起こりました。

選手の皆さんにとって「海の森水上競技場」は、ほかの湖水や河川の会場に比べて、ボートが漕ぎやすく、観客との距離も近いので、声援がよく聞こえて好印象のようでした。

首都圏で唯一の国際水準の競技コースで、「海の森水上競技場」完成記念レガッタが開催。
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続いて、交流会ゲスト選手への質問コーナーです。

最初に元気よく挙手したのは6歳の女の子。
「どうしたらボートを早くこげるのですか?」との質問に、
有安選手:「美しいフォームで無駄がない動きをすることが大事。オールで水飛沫があがらないようにスムーズに水に入って、きちんと水を掴んで漕ぐようにしています。」と話しました。
この回答を大人たちは感心して聞いていましたが、6歳の女の子からの質問であることを思い出した有安選手。すかさず、「ごはんをいっぱい食べて、うまく漕ぐんです!」とフォローする場面もありました。

次に、「練習量はどのくらいですか?」との質問に、駒﨑選手は、
駒﨑選手:「1日2時間、エルゴメーターというマシンでトレーニングを行います。そして次の1日は、ウェイトトレーニング。これをセットにして繰り返しています。また、週末は乗艇して20kmほどの強化練習というメニューで、週6日間の練習をこなしています。」と答えます。
質問した10歳の男の子は、思っていたよりもハードな練習メニューに、驚いた様子でした。

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最後は男性の方からの質問です。
「来年のパラリンピックに開催国枠はあるのでしょうか?」
駒﨑選手:「世界選手権があり、地域予選または最終予選を経て、その時点で日本の選手が出場権を獲得していないと、開催国枠の1枠で出場するということになります。
開催国枠とは別にすべての種目で、出場権を得られるように選手は日々頑張って練習にいそしんでいます」

3選手には、参加者からの質問に、気さくに、わかりやすくお答えていただきました。質問コーナーでのやりとりで、ゲスト選手とTEAM BEYONDメンバーとの距離が一気に縮んだようです。

そして質問コーナーの後は、お待ちかね!駒﨑選手、有安選手のサイン入りグッズが当たるプレゼント抽選会が行われました。

笑顔で抽選をする、駒﨑選手と有安選手。

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駒崎選手が、“前向き 元気 こまざき”と書かれたサイン入りTシャツを披露すると、会場からは大きな歓声が上がりました。

こちらは、当選したTEAM BEYONDメンバーとの記念写真に気さくに応じる有安選手の様子。

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最後に、駒﨑選手よりご挨拶をいただきました。
駒﨑選手:「今日は、私たちのパラローイングを観戦いただきありがとうございました。多くの方にお越しいただき、また、観戦が初めての方にも楽しんでいただけたようで大変嬉しく思います。選手一同、東京2020パラリンピックに向けて頑張っていきますので、これからも熱い応援をどうぞよろしくお願いします!」

TEAN BEYONDメンバー全員からの大きな拍手で、交流会は閉会となりました。

東京2020パラリンピック競技大会が開催される「海の森水上競技場」で、
パラローイング競技を知り、応援し、選手と触れ合えた1日。

首都圏で唯一の国際水準の競技コースで、「海の森水上競技場」完成記念レガッタが開催。

完成したばかりの「海の森水上競技場」に、今日は多くのTEAM BEYONDメンバーが集まりました。
最後は、東京湾の素晴らしい景観をバックに全員で記念撮影。
レース前の見どころ解説や、交流会をとおして、知れば知るほど興味が湧くパラローイングに魅せられた1日となりました。

あなたもTEAM BEYONDメンバーになって、選手たちを応援してみませんか?
ぜひ一緒に、パラスポーツを盛り上げていきましょう!TEAM BEYONDへの参加を心よりお待ちしております。

●交流会ゲスト選手のプロフィール
駒﨑 茂選手(PR2)
男性女性のペアで競技を行う「混合ダブルスカル」種目で東京パラリンピック出場を目指す。
2016年リオパラリンピック出場(PR2混合ダブルスカル12位)
有安 諒平選手(PR3)
理学療法士兼ボート選手兼大学院生。医学研究の道を進みつつ、東京パラリンピックを目指す
2019年度 日本ボート協会 指定強化選手(パラローイング)
市川 友美選手(PR1)
2018年世界選手権・PR1女子シングルスカル出場
2016年「パラリンピック選手発掘プログラム」でボートに出会い競技を始める

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