好奇心旺盛な子どもたちが大集合!【なぜなの?パラスポーツの疑問を解決しよう!】@アーバンドックららぽーと豊洲レポート

2022.08.12
好奇心旺盛な子どもたちが大集合!【なぜなの?パラスポーツの疑問を解決しよう!】@アーバンドックららぽーと豊洲レポート

三連休まっただ中の7月17日(日)、アーバンドックららぽーと豊洲で、『夏休み先取り』TEAM BEYOND ワークショップ【なぜなの?パラスポーツの疑問を解決しよう!】が開催されました。

パラリンピアンと子どもたちが交流したワークショップや、パラリンピックの裏話が語られたトークショー、そして人気TikTokerも登場した車いす体験ブースでのアツい戦いの様子をご紹介します!

賑わう豊洲でパラスポーツの疑問を楽しく解決!

連休中日だったアーバンドックららぽーと豊洲は、朝から多くのお客様で大賑わい。そんな会場で行われたのは、小学生を対象としたワークショップのほか、トークイベントやオリンピック、パラリンピックに関する展示、車いす体験イベントなど盛りだくさんの内容です。

好奇心旺盛な子どもたちが大集合!【なぜなの?パラスポーツの疑問を解決しよう!】@アーバンドックららぽーと豊洲レポート

小学生を対象としたワークショップ「なぜなの?パラスポーツの疑問を解決しよう!」では、パラリンピアンたちの賑やかなトークに、通りすがりの人たちも興味津々! 事前予約をした子どもたちのほか、当日施設を訪れた方たちも一緒に参加していました。

好奇心旺盛な子どもたちが大集合!【なぜなの?パラスポーツの疑問を解決しよう!】@アーバンドックららぽーと豊洲レポート

屋内の展示ブースでは、東京2020大会で使用された聖火リレートーチや、人気漫画家が描いたパラアスリートのイラスト、車いす体験ができるブースが用意されていました。

好奇心旺盛な子どもたちが大集合!【なぜなの?パラスポーツの疑問を解決しよう!】@アーバンドックららぽーと豊洲レポート

さらに、太陽がさんさんと降り注ぐ屋外のブースでは、車いすタイムトライアルレースを開催。パラスポーツ芸人・みんなのたかみちさんが挑戦する参加者を盛り上げていました。

子どもたちの疑問にパラアスリートが回答!ワークショップ「なぜなの?パラスポーツの疑問を解決しよう!」

好奇心旺盛な子どもたちが大集合!【なぜなの?パラスポーツの疑問を解決しよう!】@アーバンドックららぽーと豊洲レポート

小学生を対象としたワークショップは、午前中1回、午後2回の合計3回行われ、それぞれ事前に寄せられたパラスポーツにまつわる疑問に、ゲストが答えるという形で進められました。

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午前中の回では、パラ卓球のアンバサダーを務める芸人のこにわさんが司会として登場。ゲストには、 2000年シドニーパラリンピックで車いすバスケットボール日本代表キャプテンを務め、東京2020大会では選手村副村長も務めた根木慎志さん、元クロスカントリースキー/バイアスロンの選手で、東京2020パラリンピックでパラテコンドーに出場した太田涉子選手、2002年ソルトレイクシティから2022年北京まで冬季パラリンピックに出場し続けているパラアルペンスキーの森井大輝選手が登場しました。

好奇心旺盛な子どもたちが大集合!【なぜなの?パラスポーツの疑問を解決しよう!】@アーバンドックららぽーと豊洲レポート

子どもたちは、パラスポーツやパラリンピックにまつわる話に興味津々の様子! ゲストたちの話に真剣に耳を傾けます。午前の回で登場した質問は大きく3つ。それぞれどんな回答があったのか、ご紹介します!

好奇心旺盛な子どもたちが大集合!【なぜなの?パラスポーツの疑問を解決しよう!】@アーバンドックららぽーと豊洲レポート

Q. どうしてそのスポーツを好きになったのですか?

根木さん「僕は高校3年生の時、交通事故で入院しました。病院で毎日『スポーツが出来なくなった』と泣いていたら、友だちが『バスケットボールせえへん?』と、車いすバスケをしている方を探してきてくれたのです。その方があまりに楽しそうに話していたので、気になって入院中に体育館へ見に行ったら車いすで走ってシュートをしている。『人間ってすごいな、こんなこと出来るんだ。早く病院を出てバスケしよう』という気持ちになったことがきっかけです」

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森井選手「僕は16歳のとき、オートバイの事故で背骨を折って足が動かなくなりました。でも、1998年の長野パラリンピックを見たら、チェアスキーの選手たちが喉の奥が見えるくらい笑っていたのです。スポーツをやれば、また笑顔になれるかもと思ったのがきっかけです」

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太田選手「パラテコンドーは東京2020から正式種目になりました。でも、5、6年前は日本の選手がゼロという状態。何かお手伝いできることがないかと思い、趣味で始めたことがきっかけです。ミッドを足で蹴るといい音が鳴るので、好きになりました!」

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ほかにも「どのくらいトレーニングしているのですか?」という質問に対し、太田選手は仕事終わりに毎日2時間との回答。一方、森井選手は、なんとコロナ禍を機に、自宅にジムを作ったというエピソードを披露。毎日「限界の先までトレーニングする」というハードな日々を送っているそうです。

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「普段生活する上で困ることはありますか?」という質問については、根木さんから「みんなから困っていることをきいてもらったり、こちらから言ったりすることで、困らなくなっていっています」と、徐々に状況が変わってきていることを教えてくれました。

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お話を聞きながら、子どもたちは感じたこと、考えたことをどんどんメモにとっていました!

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イベント終了後には参加者に配られた緑の葉っぱに、今日の「気づき」を残していました。この葉っぱは、11月のイベントで飾られるとのこと。どんなメッセージが書かれているかは、11月までお楽しみに!

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最後はみんなで記念写真を撮って、1時間の楽しい会はお開きに。終わった後も、ゲストたちが直接子どもたちに声をかけて、感想を聞くなど交流を続けていました。子どもたちにとって、いい思い出になっているといいですね♪

TikToker伊吹とよへVSみんなのたかみちさんVS根木慎志さんのアツい戦いも!

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お昼時に行われたのは、TEAM BEYOND メンバーで登録者100万人を超える人気TikToker伊吹とよへのお二人による、LINE LIVE生配信! スマホを構えて会場内を案内する2人に、お客さんも「何?何?」と気になっている様子でした。

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展示会場などを紹介した後に向かったのは、みんなのたかみちさんが現場を盛り上げている車いす体験コーナー「競技用車いすに乗ってみよう!」。早速、伊吹とよへのよへさんVSみんなのたかみちさんで、車いすタイムトライアルです!

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自信満々のたかみちさんでしたが、結果は……たかみちさんの負けという残念な結果に。そのあと登場した根木慎志さんがタイムトライアルにチャレンジすると倍くらいのスピードでぶっちぎりの1位に。レベル違いのスピードに、会場で見ていた人たちが驚いていました!

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次に向かったのは、すぐ近くに設置されていた東京ユナイテッドバスケットボールクラブのブース。伊吹とよへの2人とみんなのたかみちさんVS根木さんという3対1で車いすバスケ対決が繰り広げられました。

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10点先取の試合で、1シュートで5点というハンデをもらった3人チーム。しかし、どちらもなかなかスムーズに得点が決められず、どんどんゲームが長引いていきます。

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最終的に伊吹さんのシュートで3人チームの勝利に!次のイベント開始時間ギリギリまで、アツい戦いを見せてくれました。

瀬立モニカ選手も加わって行われた「TEAM BEYONDトークショー」

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続いて行われたのは、「TEAM BEYONDトークショー」。通りすがりの人たちも、賑やかなゲストのトークを楽しみながらショッピングしていました。

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登壇したのは、ワークショップのメンバーに加え、東京2020パラリンピックのパラカヌーに出場した瀬立モニカ選手も!江東区出身とのことで「まさか、豊洲のイベントに出るなんて!」と地元でのイベント出演を喜んでいました。

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こちらでは選手村副村長を務めた根木さんや実際に選手村で過ごした瀬立選手、太田選手から、村の中の様子を紹介。お二人が感動したのは、ボランティアのサポーターたちの活動。「巡回バスに乗ったら、雨の日で無人なのに、交通整理している人がいた」(瀬立選手)、「すべてのバス乗り場にボランティアの方がいて、すべて確認していた」(太田選手)と、丁寧な選手村運営の様子を紹介していました。

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根木さんは各国が独自色を出していた村の様子を紹介。「カフェを置いている国やラテンの音楽が流れている国もあって、まるで村の中が地球みたいになっていた」と国際色豊かな村内の様子をご紹介していました。

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対して、2022年北京パラリンピックに出場した森井選手は、コロナ禍だったからこそ「北京ではみんな防護服だった」と、日本とは違う会場の様子を紹介。また東京では大好評だったご飯ですが、北京では「思っていた中華料理と違った」とのことで、想像と出てきた食事の違いに戸惑ったというエピソードも披露してくれました。

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会場の参加者からは「競技人としての目標とプライベートの目標」を聞かれ、根木さんは最近TikTokを始めたそうで「登録者を増やしたいから、根木慎志で調べて(笑)!」とアピール。太田さんはパラテコンドー女子の選手が1人しかいない現状を憂い、「後輩を育てたい」と目標を語りました。

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瀬立選手は「次はメダルを!」とアツい目標を話しつつも、プライベートについては「彼氏が欲しい。他はいいです(笑)」と、会場を沸かせていました! 森井選手の目標は2026年のイタリアで開催されるパラリンピックとのことで、これまでのメダルを振り返り「どうしても金メダルがほしい」と目標を掲げていました。

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和気あいあいと進んだトークショーは、あっという間に終了! 記念撮影のあとは、選手が参加者にパラリンピックのメダルを見せたり、お話ししたりと交流タイム。珍しいメダリストとメダルを間近に見られる機会と言うこともあり、みなさんの目が輝いていました。

今回は、ショッピングモールでの開催となったイベント。きらきらした目で真剣にパラリンピアンたちの話を聞く、子どもたちが印象的でした。

今後も、TEAM BEYONDでは、暑い夏に負けないようにさまざまなアプローチで、パラスポーツの魅力を発信していきます。TEAM BEYONDの一員となって、パラスポーツを盛り上げていきましょう。ご参加をお待ちしています。

20220812

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