激しいぶつかり合いを繰り広げる熱戦を応援!ウィルチェアーラグビー渋谷区長杯

2019.02.12
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「ドンッ!」

車いすが勢いよくぶつかり合う音が会場全体に響き渡ります。その大きな音と選手の気迫に、観客も興奮して思わず身を乗り出してしまうほど。行われているのはウィルチェアーラグビーです!

10月20日(土)青山学院大学青山学院記念館にて、渋谷区長杯 第2回渋谷区ウィルチェアーラグビー大会が開催されました。

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8月の世界選手権では、リオデジャネイロパラリンピックの優勝国でもあるオーストラリアを破って、日本代表は金メダルを獲得!渋谷区長杯には日本代表選手も在籍する、AXE(埼玉)、RIZE CHIBA(千葉)、BLITZ(東京)の3チームが出場です。

激しいぶつかり合いを繰り広げる熱い戦いを観戦しようと、TEAM BEYONDメンバーも応援に駆けつけました!

初めてでも大丈夫。ルールを教わりいざ応援!

会場の青山学院大学青山学院記念館では、フロア、そして2階席にも観客席を設置。試合を心待ちにした多くの観客で会場全体も賑わっています。

会場にはウィルチェアーラグビーで使用される車いす「ラグ車」に試乗できるコーナーも。訪れた人たちは通常の車いすより丈夫で重いつくりになっているラグ車を、新鮮な表情で体験しています。

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試合前、TEAM BEYONDメンバーにはウィルチェアーラグビーのルールが書かれたパンフレットが配られ、さらに、解説席からは丁寧なルール説明も行われました。

加点はボールを持ってカラーコーンを通過したときにカウントされること、8分×4ピリオドで合計32分の試合時間であることなど、初歩的なルールから伝えてくれるので、初めての観戦でも安心です!

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そして今回は、國學院大學の全學應援團のみなさんが応援をリードしてくれます。

「がんばれがんばれチーム名!でお願いします!せーのっ!」

試合前には応援の練習も行われました。観客席も温まったところで、「ピッー!」という笛の音とともに、まずは予選がスタートです。

「ナイスタックル!」ものすごい勢いのタックルに観客も湧き上がる

「ガンッ!ゴンッ!」

試合早々から強い当たりでボールを奪い合う選手たち。さらにはものすごい勢いのタックルで、受けた選手はなんと車いすごと倒れてしまいました。

「ナイスタックル!」

解説席からは大きな掛け声が!ウィルチェアーラグビーのルールでは、倒した選手ではなく、倒された選手にファウルが取られるのだそうです。解説席にゲストで来ている、世界選手権でMVPを獲得した池崎 大輔選手が説明をしてくれます。

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今後はラグ車がパンクしてしまいました!すると、即座にチームのスタッフがベンチから替えのタイヤを持ってきます。ものの数十秒で新しいタイヤに取り替えて、そのまま試合は継続。試合中何度も起こるパンクに備えて、各チーム替えのタイヤをいくつも用意しているのです。

試合を真剣な眼差しで見つめていたのは、今回初めてパラスポーツ観戦に来たというご家族。2人ともマラソンが好きで、大会で障がいのある人が走る姿を見たことから、パラスポーツの応援に行ってみたいと思ったのだそうです。

お母さん:今日初めて観戦に来たんですけど、車いす同士の接触はあっても、身体でぶつかり合うことはほとんどなく、フェアプレーという感じでかっこいいと思いました。

息子さん:目の前ですごいぶつかり合っていて、怖い感じもするけれど、トライを決めた選手は嬉しそう!

スポーツが好きで陸上部に所属している息子さん。初めて見るウィルチェアーラグビーにも興味津々な様子で、応援団の掛け声に合わせて選手に声援を送っていました。

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同じ空気、同じ感動を味わいたい。選手と観客が一体となって2020年を目指す

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予選と決勝の間には、世界選手権に出場した選手によるトークショーも行いました。ゲストに競泳でオリンピック出場経験もある伊藤華英さんも駆けつけました。ラグビーが好きで、特にトライを見るのが大好きなのだそう。

ウィルチェアーラグビーは男女混合の競技。「怖さはないですか?」という伊藤さんからの質問に、倉橋 香衣選手からは頼もしい答えが!

倉橋選手:恐怖心はないですね!私の場合はぶつかって揺れたり飛んだりするのが楽しくてやっています。

池崎選手からも2020年のパラリンピックに向けた熱い意気込みが語られました。

池崎選手:2020年、ウィルチェアーラグビーはここ渋谷区で試合を開催します。僕たち選手が力をつけるだけじゃなく、応援する人も一体になって、優勝を目指したい。同じ空気、同じ感動を味わいたいと思っています。

池崎選手の名前を呼んでエールを送っていたご夫婦。バイクの事故を経験して以来車いす生活を送っているというご主人は、スポーツが大好きでパラバドミントン、パラ・パワーリフティングなど様々な種目に取り組んでいます。

ご主人:「障がい者スポーツ」というより、“しょうがい”の漢字を変えて、“生涯”に渡って関われるスポーツだと思っています。障がいの度合いでできる種目が違うので、まだウィルチェアーラグビーはやったことがないんですけど、いつか挑戦したいですね。

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奥様:夫と観戦していたら私も身体を動かすことが好きになりました。自分でするのも観戦も、どちらも楽しいです。

ウィルチェアーラグビーも何度も応援に来ているという二人は、選手のコンディションや細かいルールも把握して観戦を楽しんでいるのだそうです。

息を飲むような試合展開!決勝戦で感じた選手との一体感

トークセッションが終わり、いよいよAXEとRIZE CHIBAの決勝戦です!

TEAM BEYONDメンバーも応援に慣れてきた様子で、選手が登場するときには名前を呼んだり、「がんばれー!」と声を出してエールを送っていました。決勝は予選とは違って、少し緊張感のある雰囲気で試合がスタート。

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「いっけーいけいけいけいけRIZE!」

「がんばれがんばれAXE!」

冒頭から両者の応援がせめぎ合っています。最初のボールを手にしたAXEが1点をとると、すぐにRIZEが1点を返す。ひたすらにその繰り返しで試合は進行し、両者一歩も譲りません。

息を飲むような試合展開の中、少しでも選手にパワーを届けようとTEAM BEYONDメンバーの応援もヒートアップ!わずかなミスで点差が開き、22-26でAXEリードの中前半が終了しました。

ハーフタイムの時間はチアダンスチームBrilliant Mermaidによるパフォーマンスで会場全体が大盛り上がり。高まりを見せる中、後半戦がスタートです!

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少しのミスがチーム全体の雰囲気を左右して、一時は8点差まで開いた点差も、最後の第4ピリオド後半では3点差まで詰め寄る展開に!最後の最後でRIZE CHIBAが逆転するのではないかと期待がかかります。

「見ているこっちも緊張感がすごいです!どうなるかなあ…選手は本当にすごい、かっこいい。今日初めて来たのにすっかりファンになってしまいました。」

「山口選手!いけー!」

思わず手を合わせて勝利を祈る人。必死になって選手にエールを送る人。試合展開と連動して、TEAM BEYONDメンバーたち観客席にも熱が入っていました。

試合終了の合図が鳴り響くその瞬間まで、大声援が飛び交う中、47-50でAXEが持ちこたえて優勝となりました!

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試合後は選手が応援席に挨拶に来てくれました。RIZE CHIBAの選手へは、負けてしまったけれど大きな大きな拍手で激励を送るTEAM BEYONDメンバーたち。「悔しかった」「でも、頑張った」と、選手と同じ気持ちで試合結果を悔やんだり、健闘を語り合ったりしている姿がありました。

TEAM BEYONDメンバー同士でも、熱戦を見届けた感動を語り合っている様子が見られました。みんなで一丸となって応援することの楽しさを、体験できたのではないでしょうか。

TEAM BEYONDでは今後も試合の観戦会や交流会など、様々なイベントを開催してパラスポーツを盛り上げていきます。観て、体験して、分かち合って、きっとあなたも様々な視点からパラスポーツを楽しめるはず!ぜひTEAM BEYONDへの参加をお待ちしています。

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