選手の緊張感が観客にも鮮明に伝わる!一般チームと日本代表が熱戦を繰り広げた「ボッチャ東京カップ2019」

2019.03.29
選手の緊張感が観客にも鮮明に伝わる!一般チームと日本代表が熱戦を繰り広げた「ボッチャ東京カップ2019」

「次の投球は中村拓海選手!拍手でエールを送りましょう!」

解説の声が響き渡ると、会場全体からは大きな拍手が!何百人もの人が注目する中で投球をするボッチャは、プレッシャーとの戦いでもあるそうです。観客は拍手と声援で、選手にパワーを送っていました。

3月9日(土)武蔵野総合体育館にて、ボッチャ東京カップ2019が開催されました!

ボッチャ東京カップは、一般のチームと日本代表が戦うことのできる唯一の大会。「日本代表と戦いたい」と強い思いで予選を勝ち抜いたチームが、準々決勝からボッチャの日本代表「火ノ玉JAPAN」との戦いを繰り広げます。

選手の緊張感が観客にも鮮明に伝わる!一般チームと日本代表が熱戦を繰り広げた「ボッチャ東京カップ2019」

会場には年に1度の戦いを一目見ようと、TEAM BEYONDメンバーが集まりました。観戦会に加え、ゲストをお招きして、ボッチャ体験会と、TOKYO FM「JAPAN MOVE UP」番組公開収録も開催しました!

年齢、性別にかかわらず、誰もが一緒に楽しめるスポーツ、ボッチャを体験

まずはボッチャの体験からスタート。ゲストにはTOKYO FM「JAPAN MOVE UP」でナビゲーターを務める一木広治さんとChigusaさん、GENERATIONS from EXILE TRIBEの小森隼さん、そしてリオパラリンピック団体銀メダル・日本代表エースの廣瀬隆喜さんも登場しました!

ボッチャは障がいの有無、年齢、性別にかかわらず、誰もが一緒に楽しめるスポーツです。はじめに日本ボッチャ協会の新井大基さんから、ルールの説明がありました。

新井さん:ジャックボールと呼ばれる白いボールを的に、赤・青それぞれ6球ずつのボールを投げたり転がしたり、他のボールに当てたりし、最終的に的の一番近くにボールがあるチームに点が入るというシンプルなルールなので、やってみましょう!

選手の緊張感が観客にも鮮明に伝わる!一般チームと日本代表が熱戦を繰り広げた「ボッチャ東京カップ2019」
選手の緊張感が観客にも鮮明に伝わる!一般チームと日本代表が熱戦を繰り広げた「ボッチャ東京カップ2019」

TEAM BEYONDメンバーとゲストも加わり、チームに分かれていざ、対戦です!ボッチャのボールに触るのも初めてだという参加者も多い中、まずは順番にボールを投げていきます。

「おお!すごい!」「ああ、惜しい!」

ジャックボールの近くに投げられた人には自然と温かい拍手が寄せられ、上手く投げられなかった人とは一緒に笑い飛ばしたり悔やんだり。参加者同士で交流しているうちに、すっかりボッチャに夢中になっていきました。

選手の緊張感が観客にも鮮明に伝わる!一般チームと日本代表が熱戦を繰り広げた「ボッチャ東京カップ2019」
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今回が2回目のボッチャ体験だというChigusaさんは、きれいなフォームで投球を披露。それでも少し悔しそうに、ボッチャはプレッシャーを感じるスポーツだと話します。

Chigusaさん:一人一人投げるから全員の注目が集まって緊張しちゃいました。今回はまだまだの結果だったので、また挑戦したいです!

選手の緊張感が観客にも鮮明に伝わる!一般チームと日本代表が熱戦を繰り広げた「ボッチャ東京カップ2019」
選手の緊張感が観客にも鮮明に伝わる!一般チームと日本代表が熱戦を繰り広げた「ボッチャ東京カップ2019」

全員が体験を終え、最後に廣瀬選手から様々な技の披露がありました。まずはジャックボールの上に、投げたボールをバランスよく乗せる技をすんなりと決めた廣瀬選手。

廣瀬選手:次に投球の回転と勢いでボールを弾く技をお見せしますね!

またもや宣言通り、的確にボールを投げる廣瀬さん。これにはTEAM BEYONDメンバーからもあっと驚きの声があがります。

廣瀬選手の投球に感動した一木さんは、興奮気味に思いを伝えていました。

一木さん:こんな投球が可能なんですね。すごすぎます!とにかくプロの技に感動してしまいました!

選手の緊張感が観客にも鮮明に伝わる!一般チームと日本代表が熱戦を繰り広げた「ボッチャ東京カップ2019」

選手の気持ちを知れた。TOKYO FM「JAPAN MOVE UP」の公開収録

選手の緊張感が観客にも鮮明に伝わる!一般チームと日本代表が熱戦を繰り広げた「ボッチャ東京カップ2019」

体験会の後はメインアリーナに移動し、TOKYO FM「JAPAN MOVE UP」の公開収録を見学しました。一木さん、Chigusaさんをナビゲーターに、小森さんとボッチャ日本代表「火ノ玉JAPAN」キャプテンの杉村英孝選手をトークゲストに迎えて収録がスタートしました!

選手の緊張感が観客にも鮮明に伝わる!一般チームと日本代表が熱戦を繰り広げた「ボッチャ東京カップ2019」

ゲストの紹介の後は、テーマを投げかけゲスト二人が熱く語り合います!試合やライブで感じる「プレッシャー」にどう対応しているかという質問には、「大舞台ほど盛り上がるタイプ」だと答える杉村選手。一方、小森さんは、「プレッシャーに打ち勝つのは毎回とても難しいのだ」と話します。

小森さん:僕は緊張にのまれてしまうタイプなんですよね。でもステージに上がるとお客さんがいる。リアルタイムで反応がもらえるので、それが力になってパフォーマンスができているのかなと思います。

後半は杉村選手から実際に投球を披露してもらいました!ピタッとジャックボールに寄せる投球に会場からは拍手が湧き上がりますが、杉村選手は首を傾げて納得がいっていない表情です。

選手の緊張感が観客にも鮮明に伝わる!一般チームと日本代表が熱戦を繰り広げた「ボッチャ東京カップ2019」
選手の緊張感が観客にも鮮明に伝わる!一般チームと日本代表が熱戦を繰り広げた「ボッチャ東京カップ2019」

杉村選手:これはあまり良くない投球ですね。ただジャックボールに寄せるだけではなく、相手が投げづらい場所にボールを置くことが大事なんです。

頷きながら選手の話を聞いている人が多く、「頭脳戦」とも言われるボッチャの魅力を、TEAM BEYONDメンバーも少しずつ理解していったようです。最後には、ゲストの皆さんのサイン入りのトートバッグが抽選でプレゼントされました。

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一般チームと日本代表「火ノ玉JAPAN」で繰り広げた熱い戦い

選手の緊張感が観客にも鮮明に伝わる!一般チームと日本代表が熱戦を繰り広げた「ボッチャ東京カップ2019」

収録の後は応援席に移動して、いよいよ試合の観戦です!日本選手権各クラス優勝・準優勝の選手で構成される火ノ玉JAPANからは、AとBの2チームが出場。予選を勝ち残った6つの一般チームを含め、抽選で準々決勝の対戦相手を決定しました。ゲストのみなさんも応援席にスタンバイし、TEAM BEYONDメンバーと一緒に廣瀬選手や杉村選手に応援を送ります。

試合は1チーム6球を投げる1エンドを、準々決勝・準決勝では2回、3位決定戦と決勝では4回繰り返します。火ノ玉JAPANのA,Bチームともに順調に準々決勝を勝ち抜き、杉村選手率いるAチームは準決勝でも快勝!ですが、廣瀬選手率いる火ノ玉JAPAN Bチームは熱戦の末に準決勝で、NECボッチャ部に敗退してしまいました。

直後に行われたチーム武蔵野との3位決定戦では、まるで「このままでは帰れない」とでもいうかのように、気持ちを切り替えた良いプレーが何度も飛び出しました!
最終的には11−1と大きく点差をつけて、火ノ玉JAPAN Bチームが勝利!3位の座に輝きました。

選手の緊張感が観客にも鮮明に伝わる!一般チームと日本代表が熱戦を繰り広げた「ボッチャ東京カップ2019」
選手の緊張感が観客にも鮮明に伝わる!一般チームと日本代表が熱戦を繰り広げた「ボッチャ東京カップ2019」

真剣な眼差しで試合を見つめていたのは、ご自身も日本ボッチャ選手権大会のオープン座位クラスで活躍する大濱梨沙さんとお母様。今日はTEAM BEYONDメンバーとして体験会から参加し、観戦の楽しさを感じたのだと話してくれました。

大濱さん:私は普段個人で戦っているので、仲間と相談できる団体戦は心強いなと感じました。ただ、チームのためにも大事なところで決めなくてはというプレッシャーも凄そうです。今日は試合を見て、私は考えつかなかったような戦略で戦う選手たちに、刺激をもらいました!

選手の緊張感が観客にも伝わる!熱戦を繰り広げた決勝戦

迎えた決勝戦では、火ノ玉JAPAN Aチームと、NECボッチャ部が対戦!応援席だけではなく、アリーナに降りて試合する選手を囲うようにして応援するTEAM BEYONDメンバーもいました。

選手の緊張感が観客にも鮮明に伝わる!一般チームと日本代表が熱戦を繰り広げた「ボッチャ東京カップ2019」
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選手の気迫あるプレーを観戦しようと、アリーナでコートの近くまで駆け寄って応援をしていたのは、田中祐太郎さんと細渕朱音さんです。お二人は会場で偶然再会した、同級生同士だといいます。

田中さん:選手たちのプレーはレベルが高くて本当に凄い!ボッチャは見ていただけではどんな競技かわからなかったけれど、実際にやってみたからこそ、楽しさも難しさも知ることができました。

細渕さん:GENERATIONS from EXILE TRIBEの小森隼さんがきっかけで今日は参加したんですが、これまで知らなかったパラスポーツの世界を知れて嬉しいです!応援も体験もこんなに楽しいんだって、イメージも変わりました。

試合は冒頭から大接戦で素晴らしいプレーの連続。ピタッとジャックボールに寄せたと思っても、たった1球で逆転する可能性もあるのがボッチャの面白さの一つです。

ですが観客席からは分からないミリ単位の戦いのため、審判の判定を聞くまでは勝負の行方はわかりません。審判の測定中、選手はもちろん、観客にまで緊迫した空気感が伝わっているようでした。

選手の緊張感が観客にも鮮明に伝わる!一般チームと日本代表が熱戦を繰り広げた「ボッチャ東京カップ2019」
選手の緊張感が観客にも鮮明に伝わる!一般チームと日本代表が熱戦を繰り広げた「ボッチャ東京カップ2019」

寄せては弾いてを繰り返し、両者一歩も譲らない戦いの末、1エンドはNECボッチャ部が1点を先制!ですが2エンド目で火ノ玉JAPANが2点を取り2−1となりました。

途中、解説の新井さんの説明によって伝えられたのが、ジャックボールを通り越してミスのように見えた投球が、後からジャックボールを奥にずらしたことで、点数として加算されたという日本代表の戦術。計算され尽くした戦い方には「すごい」と驚きの声があがります。

選手の緊張感が観客にも鮮明に伝わる!一般チームと日本代表が熱戦を繰り広げた「ボッチャ東京カップ2019」
選手の緊張感が観客にも鮮明に伝わる!一般チームと日本代表が熱戦を繰り広げた「ボッチャ東京カップ2019」

3エンド目ではNECボッチャ部が2点を追加し、2−3と再びNECボッチャ部がリード。そして、最後の4ラウンド目で火ノ玉JAPANが1点追加し、なんと3−3の同点となりました!勝負の行方は両チームから代表者1名が1回投球をし、ジャックボールに寄せた方の勝利ということに。

泣いても笑ってもこれが最後の投球です。会場全体から今日一番の注目が集まる中、いざ投球!

選手の緊張感が観客にも鮮明に伝わる!一般チームと日本代表が熱戦を繰り広げた「ボッチャ東京カップ2019」
選手の緊張感が観客にも鮮明に伝わる!一般チームと日本代表が熱戦を繰り広げた「ボッチャ東京カップ2019」

NECボッチャ部のボールは少しだけジャックボールから離れてしまいました。それに対して後攻の河本選手の投球は、なんとジャックボールにピタッとくっつくように収まり、火ノ玉JAPANの勝利となりました!

激戦を終えた選手たちに向けた大きな大きな拍手は、なかなか鳴り止みません!緊張感も、試合が終わってホッとする気持ちも、選手と応援する側が一緒に分かち合ったからこそ、会場全体で一体感が生まれたのでしょう。

ボッチャのルールを知って、体験して、応援して、様々な楽しみ方を見つけることができた今回の観戦会。TEAM BEYONDではこれからも様々なパラスポーツの観戦会や、体験イベントを開催予定です!ぜひあなたも一緒に、パラスポーツを盛り上げませんか?ご参加をお待ちしています!

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