強豪チームが集結!シッティングバレーボール国際大会を観戦!

2020.01.31
強豪チームが集結!シッティングバレーボール国際大会を観戦!

2019年11月13日(水曜日)から17日(日曜日)まで、台東リバーサイドスポーツセンターにてシッティングバレーボール女子の国際大会「Nomura Women’s World Super 6」が開催されました。
本大会は、国内で初めて開催される国際競技連盟公認の国際大会で、東京2020パラリンピック競技大会での活躍も期待されるロシア、アメリカ、ウクライナの強豪チームと、日本の4か国が総当たりで戦う重要な大会です。
16日(土曜日)はTEAM BEYONDメンバー向けの観戦会を実施しました!

強豪チームに果敢に挑む女子日本代表チーム!

強豪チームが集結!シッティングバレーボール国際大会を観戦!

第一試合、日本チームは世界ランキング2位(12月時点)の強豪、アメリカチームと対戦しました。

第1セットは12点-25点でアメリカチームが先取。アメリカ代表選手たちは大きな体格を生かして力で押すパワープレーを繰り広げていきます。
日本チームは、そんな大柄なアメリカ代表チームの高いブロックにスパイクを阻まれ、序盤から苦しい展開を強いられます。
固唾をのみながら日本代表チームを見守るTEAM BEYONDメンバーたち。
選手たちのファインプレーが繰り広げられるたびに大きな拍手が巻き起こります。

強豪チームが集結!シッティングバレーボール国際大会を観戦!
強豪チームが集結!シッティングバレーボール国際大会を観戦!

日本チームは自らの強みでもある、身体を素早く動かしボールを繋ぐテクニックで応戦します。しかし、得点が伸ばせず、第2セットもアメリカチームが先取します。

そしていよいよ第3セット。日本チームは各選手の多彩なサーブや丁寧なレシーブ、トスでアタックにつなぐ粘り強いプレーで19点まで追い上げました。しかし、世界ランキング2位の壁は厚く、残念ながらこの試合はアメリカチームの勝利となりました。

強豪チームが集結!シッティングバレーボール国際大会を観戦!

息をのむ素早いゲーム展開を堪能するTEAM BEYONDメンバー。

強豪チームが集結!シッティングバレーボール国際大会を観戦!

終始笑顔で応援されていた大田区からお越しの南保さん。パラスポーツの大ファンで、ご自身でもボランティアをしたいとお考えとのこと。
「パラスポーツは、車いすラクビーやブラインドサッカーなども観戦に行きました。今日の試合は体格差が歴然。それでも果敢に挑む日本チームの選手たちに力いっぱいエールを送りたいです。」

こちらのご夫婦は、千葉県からご来場いただきました。
TEAM BEYONDの観戦会には、何度も足を運んでいるとのことです。
「今日は日本代表にとって厳しい試合でしたが、勝ち負けではなく、日本の選手たちが懸命に戦っている姿を観ることで充分に感動できました。応援することも楽しかったです。それがパラスポーツの魅力だと思います。」
TEAM BEYONDメンバーは、日本代表が強豪にひるむことなく立ち向かう姿に魅了されたようです。

強豪チームが集結!シッティングバレーボール国際大会を観戦!
強豪チームが集結!シッティングバレーボール国際大会を観戦!

「実際見てみないとパラスポーツの面白さがわからない!」
そうおっしゃるのは、品川区からお越しの飛田さん。
「障がいのあるなしではなく、限られた中で選手が力を発揮しているところがパラスポーツの魅力だと思います。」
お二人とも初の観戦会を楽しまれたようです。

元バレーボール女子日本代表の益子直美さんと女子日本代表チーム監督の真野嘉久さんによるトークショーを観覧

第一試合終了後には、スタンド席の前でトークショーが開催され、TEAM BEYONDメンバーも観覧しました。
元バレーボール女子日本代表選手で、現在はスポーツキャスターとして幅広くご活躍されている益子直美さんと、日本バラバレーボール協会の代表理事で、女子日本代表チームの監督でもある真野嘉久さんのトークショーは、司会者との掛け合いで始まりました。
まずはシッティングバレーボールの魅力について語ります。

強豪チームが集結!シッティングバレーボール国際大会を観戦!
強豪チームが集結!シッティングバレーボール国際大会を観戦!

真野さんは、シッティングバレーボールは、他の競技に比べてコンタクト、身体のぶつかり合いがない競技で、選手たちが一生懸命ボールを繋いでいくところが魅力だといいます。
また、シッティングバレーボールは、子供から大人、高齢者の方でもプレーを楽しむことができる3世代スポーツ。観ることも楽しい競技なので、今日を機にもっとシッティングバレーボールを知っていただきたいと思います。と熱く語られました。
また、シッティングバレーボールは、ほとんど通常のバレーボールのルールと同じですが、
❶お尻をコートから浮かすジャンプができないこと。
❷通常のバレーボールよりもネットが低くコートが狭いこと。
❸サーブを直接ブロックできること。
❹選手の胴体部分(お尻)が基準になるので、サーブの際に脚がコートの中に入っていてもラインオーバーにならないこと。
この4つの独自ルールを知ることで、さらに競技を楽しめるといいます。

実際にシッティングバレーボールを体験したことがあるという益子さん。最初は元バレーボール女子日本代表選手でありながら、思うようにプレーができず悔しい思いをしたそうです。それでもシッティングバレーボールに接することで、独特のテクニックなど奥深い魅力を知ることができ、同時にシッティングバレーボールの選手と触れ合う時間も多くなったので、選手たちに気を使ったりせずに、自然と接することができるようになったそうです。

最後に、東京2020パラリンピック競技大会に向けてのメッセージを求められた益子さんは、
「球技は選手がボールに魂を込めてプレーし、そのボールを次の選手につないでいく。選手たちの魂がボールでつながる素晴らしいスポーツ。シッティングバレーボールも同じだと思います。一人でも多くの方にその魅力を知っていただき、東京2020パラリンピック競技大会に向けて練習に励んでいる選手を応援していただきたいと思います」

強豪チームが集結!シッティングバレーボール国際大会を観戦!
強豪チームが集結!シッティングバレーボール国際大会を観戦!

観戦会の最後は、本大会に出場している女子日本代表チームの選手全員と真野さんのサインが入ったTシャツが当たる抽選会も行われました。

激戦が繰りひろげられたコート前で記念撮影。

今日の観戦会でシッティングバレーボールの奥深い魅力を知ったTEAM BEYONDメンバー。パラスポーツを応援し、盛り上げていこうという気持ちがさらに高まったようです。今回の記念撮影は、トークショーにご出演の益子さん、そして真野さんにもご一緒いただき全員で撮影!記念撮影の後は、LGBTについての理解が深まる映画「最初の日」の上映会に参加し、当事者の方々のトークショーを観覧するなど、盛りだくさんの観戦会となりました。

強豪チームが集結!シッティングバレーボール国際大会を観戦!

あなたもTEAM BEYONDメンバーになって、全力でチャレンジする選手たちを応援してみませんか?ぜひ一緒に、パラスポーツを盛り上げていきましょう!
みなさまのTEAM BEYONDへの参加を心よりお待ちしております。

20200131

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