2022年11月12日（土）・13日（日）、国営昭和記念公園みどりの文化ゾーンゆめひろばで開催された「たちかわ楽市2022」において、TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラムを実施しました。

イベントは2日間にわたって行われ、フライングディスク体験やVR等を活用したアルペンスキー体験などを実施。また2日目の13日（日）には、ロンドン2012パラリンピック陸上競技400mリレーで4位に入賞した春田純さんをゲストにお迎えし、陸上競技体験（義足体験）も行いました。その様子をご紹介します。

陸上競技体験（義足体験） ※13日のみ実施

陸上競技体験（義足体験）では、ロンドン2012パラリンピック400mリレーで4位に入賞した春田純さんをゲストにお迎えし、アスリートプログラムを実施しました。

陸上競技は、自身の身体能力だけでなく、障がいに合わせて用具を巧みに使いこなすテクニックや、伴走者などサポートする人とのコンビネーションが見どころです。

脚を切断している選手は、義足をつけて競技に参加します。義足は主にカーボンファイバー製で、板を曲げた形状をしています。そのため地面を蹴る際の反発力が強く、前への推進力に変えることができるのが特徴的です。選手たちは体の一部として義足を使いこなします。

アスリートプログラムでは、春田さんより、陸上競技の見どころや競技用義足の特徴などについて、詳しい説明がありました。

続くデモンストレーションでは、春田さんが義足を装着してイベントエリア内を試合さながらのスピードで疾走。参加者は、春田さんの軽快な走りとスピードにとても驚いた様子でした。

体験会では、体験用の競技義足を装着して歩行や駆け足などに挑戦しました。

参加者は、最初バランスをとって歩行することに苦戦していましたが、義足の踏み込み方やスムーズに歩く（走る）コツなど春田さんのアドバイスを受けるとすぐにコツを掴んだようでした。上手にバランスを取りながら一人で歩けるようになった時には、笑顔が溢れていました。

体験中にも春田さんに対して義足に関する質問をする場面もちらほらあり、参加者は陸上競技に興味関心を抱いている様子でした。
アスリートプログラム以外の時間も、体験会を通じて義足での歩行や走行の難しさや楽しさを体感し、多くの参加者が陸上競技に夢中でした。

フライングディスク体験

フライングディスク体験では、内径91.5cmのリング（アキュラシーゴール）に向かってディスクを投げ、通過回数を競い合うアキュラシー種目の体験を実施しました。実際の競技では5m又は7m離れた位置から10回投げますが、今回の体験では3ｍ又は5m離れた位置から5回投げてそのうち何回ゴールできるかにチャレンジしました。

参加者は投げる距離を選択し、いざ挑戦。5mの位置でも連続ゴールするのは、なかなか難しい様子でした。それでも、見事連続してリングの中心にディスクを投げる参加者おり、周囲からは「ナイス！」「上手い、上手い！」といった声が上がっていました。

世代を問わず楽しめる競技とあり、中には親子で体験する参加者も。お互いにエールを送り合いながら連続ゴールを目指して協力し合っていました。

VR等を活用したアルペンスキー体験

今回は、実際に体験することが難しい冬季パラリンピック競技のアルペンスキーのシミュレーション体験を実施しました。

実際にチェアスキーに乗っている気分を味わえるこのプログラム。参加者は、モニター上のコースに合わせて体を左右に揺さぶって、全旗門の通過クリアを目指して果敢にチャレンジしました。

ゲーム感覚で楽しめることもあり、お子さんを中心に長い待機列ができるほどの大盛況でした。
TEAM BEYOND公式YouTubeアカウントでは、北京2022パラリンピック アルペンスキー日本代表 森井大輝（もりいたいき）選手によるアルペンスキーのスゴ技動画を公開しています。チェアスキーの巧みな操作や超高速で滑り降りる迫力を見て、アルペンスキーの魅力をもっと知ってみよう！

その他

会場では、参加者に「パラスポーツパスポート」を配布しており、体験した競技スタンプがもらえるスタンプラリーを実施しています。

スタンプラリーでは、集めたスタンプの数に応じてオリジナルグッズをプレゼントしています。今回見事スタンプ12個を集めた参加者の方にマフラータオルをお渡ししました。
体験会に参加してぜひスタンプを集めてみてください！スタンプラリーの詳細はこちら↓
https://www.para-sports.tokyo/sports/taiken/passport

次回は1月29日（日）に開催される「第20回新宿シティハーフマラソン・区民健康マラソンジョイントイベント」（会場：国立競技場）にて、パラスポーツ体験プログラムを実施します。ぜひご参加ください！

・パラスポーツ体験プログラム 今後の実施予定はこちら↓
https://www.para-sports.tokyo/sports/taiken/schedule

・TEAM BEYOND LINE公式アカウントの詳細はこちら↓
https://www.para-sports.tokyo/topics/activity/line_open