TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「10/15 北区ハートスポーツフェスタ2023(北区)」実施レポート

2023.10.26
TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「10/15 北区ハートスポーツフェスタ2023(北区)」実施レポート

2023年10月15日(日)、北区立赤羽体育館で開催された「北区ハートスポーツフェスタ2023」において、TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラムを実施しました。

今回は、パラスポーツのイベント運営などを手がける一般社団法人Knocku(のっきゅー)とコラボし、ゲストアスリートには車椅子ハンドボールの普及活動に力を入れている大谷颯選手と森谷幸生選手の2名が登場。大谷選手は車椅子ソフトボール日本代表、森谷選手は車いすバスケットボールチーム「NO EXCUSE」のメンバーとしてもそれぞれ活躍されています。

当日は、お二人を迎えて車椅子ハンドボール体験を行ったほか、カヌーやVR等を活用したアーチェリー体験などを行いました。イベントの様子についてご紹介します。

車椅子ハンドボール体験

TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「10/15 北区ハートスポーツフェスタ2023(北区)」実施レポート

車椅子ハンドボール体験は、パラスポーツのイベント運営などを手がける一般社団法人Knocku(のっきゅー)とコラボして運営を行いました。

車椅子ハンドボールの普及活動に力を入れている大谷颯選手と森谷幸生選手を迎えてのアスリートプログラムでは、はじめにお二人から競技の基本ルールや試合の見どころについて説明がありました。

車椅子ハンドボールは、ボールをゴールポストに投げ入れて得点を競います。基本ルールは一般のハンドボールと同じですが、1チーム6人制でボールを持ったまま車椅子を漕ぐのは3回まで、試合では障がい者または女性1名がコートに出場するなど、独自のルールもあります。

見どころは、巧みなチェアワークとゴール前で繰り広げられる激しい攻防。二人のアスリートによる実践さながらのデモンストレーションでは、上半身を巧みに操り自由自在に車椅子を操る様子を目の当たりにし、参加者は目を輝かせていました。

続いて、大谷選手・森谷選手と一緒に体験会を実施。車椅子の操作方法を教わりながら、シュート練習やボールのパス回し、車椅子を使っての鬼ごっこなどを行いました。

競技で使用するボールは軽くて柔らかく、握力が弱い方でも持ちやすく工夫されています。また、シュートは低く投げてもゴールインできることや、身体に当たっても強い痛みは伴わないため、障がいのある方や、小さいお子様でも幅広く楽しむことができます。実際に、参加者の中にも小さなお子様が多くいましたが、皆さん思い思いに車椅子ハンドボールを楽しんでいました。

また、大人の参加者からは「ボールを持てる時間が短い中で車椅子の操作も同時に行う必要があり、選手の凄さを体感できた」といった感想をいただきました。

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TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「10/15 北区ハートスポーツフェスタ2023(北区)」実施レポート

プログラム終了後には、大谷選手・森谷選手とコミュニケーションを取る参加者が多く、お二人も笑顔で対応されていました。

また、繰り返しプログラムに参加くださる方や、体験後に会場に設置した競技パネルや展示をご覧になられる方も多く、車椅子ハンドボールという競技はもちろん、パラスポーツそのものに興味を持っていただけたようです。

二人のゲストアスリートをお迎えした今回のアスリートプログラム。終始大盛況で終えることができました。

カヌー体験

下肢に障害のある選手が対象で、200mのスプリントを競うパラカヌー。体験会では、選手が陸上でのトレーニングに使用する専用マシン「エルゴ」を使って、20秒間にどれだけの距離を進むことができるかチャレンジしました。

腕だけでなく肩や腰など全身を使って漕ぐことが好記録を出すには必要です。モニター上に表示される記録に、参加者の皆さんは一喜一憂。中には自己ベストを更新しようと、繰り返し挑戦する子も多くいました。

また、大人の参加者からは「今回体験した動作を水上でするのは難しいはず。選手の皆さんの凄さが理解できました」といった感想をいただきました。体験を通じてカヌーの魅力を存分にお伝えできたと考えています。

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VR等を活用したアーチェリー体験

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会場では、リアルな体験だけでなく、VRを活用したアーチェリー体験も行いました。

車いすに座ってVRゴーグルを装着し、コントローラーを持ってモニターに映る的を狙うこのプログラム。限られた制限時間の中、風を読みながら的を狙う集中力が試されます。一般的にVRゴーグルの年齢制限は13歳以上とされているため、装着できる年齢のお子様には積極的にお声がけし、13歳以下のお子様には応援していただくなどして一緒に楽しみました。

アーチェリーは、正面に向かって弓を引くのではなく、横向きの状態から体をねじって的を狙います。半身で構えるだけでなく、車いすに座った状態の慣れない体勢に最初は戸惑っていた参加者も、徐々にコツを掴むと、見事的に命中!周囲で応援していたギャラリーも大いに盛り上がりました。

パラアーチェリーは一般のアーチェリーと同じルールで行われるため、障害の有無に関わらず同じ舞台で競える魅力に気付いていただく機会にもなりました。

TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「10/15 北区ハートスポーツフェスタ2023(北区)」実施レポート

その他

TEAM BEYOND PRブースでは、体験に参加するとスタンプがもらえるスタンプラリーを実施。また、LINE公式アカウントのお友だち登録をしてくれた方を対象にオリジナルグッズも贈呈し、小さな子どもを中心に大人気でした。

他にも会場では、色々なパラスポーツを紹介する競技パネルや、試合で使われている様々な競技用具などを展示。実際に手に取って感触を確かめるなど、ご家族で興味深げにご覧になる様子が多数見受けられました。

東京都では今後も引き続き、パラスポーツの魅力を広くお伝えしていきたいと考えています。

TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「10/15 北区ハートスポーツフェスタ2023(北区)」実施レポート

次回は11月1日(水)に開催される「2023白金祭」(会場:明治学院大学白金キャンパス)にて実施予定です。若い方だけでなく、小さなお子さんやご年配の方も含めて、様々な方が楽しめる体験プログラムを企画していますので、ぜひご参加ください!

パラスポーツ体験プログラムでは、スタンプラリーを実施しています。集めたスタンプ数に応じてオリジナルグッズをプレゼント!皆さんの参加をお待ちしています!

・スタンプラリーの詳細はこちら↓
https://www.para-sports.tokyo/sports/taiken/passport

・パラスポーツ体験プログラム 今後の実施予定はこちら↓
https://www.para-sports.tokyo/sports/taiken/schedule

・TEAM BEYOND LINE公式アカウントの詳細はこちら↓
https://www.para-sports.tokyo/topics/activity/line_open

・SPOPITAスタンプラリーの詳細はこちら↓
https://spopita.jp/stamprally/

20231026

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