TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「11/11、11/12 第27回あきる野市産業祭(あきる野市)」実施レポート

2023.11.17
TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「11/11、11/12  第27回あきる野市産業祭(あきる野市)」実施レポート

2023年11月11日(土)・12日(日)、都立秋留台公園で開催された「第27回あきる野市産業祭」において、陸上競技場内でTEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラムを実施しました。

ゲストアスリートに、パラリンピックに5大会連続で出場し、東京2020パラリンピックではトライアスロン6位入賞を果たした木村潤平選手をお迎えしてトライアスロン体験(11日のみ)を行ったほか、ローンボウルズ体験やVR等を活用した車いすフェンシング体験などを行いました。イベントの様子についてご紹介します。

トライアスロン体験(11日のみの実施)

TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「11/11、11/12  第27回あきる野市産業祭(あきる野市)」実施レポート

トライアスロン体験では、東京2020パラリンピックでトライアスロン6位入賞を果たした木村潤平選手によるアスリートプログラムを実施。はじめに木村選手より、トライアスロンの基本ルールについて説明がありました。

スイム(水泳)・バイク(自転車)・ランニング(長距離走)の3種目を連続して行うトライアスロン。オリンピックではスイム1.5km、バイク40km、ランニング10kmがスタンダードですが、パラリンピックではその半分となるスイム0.75km・バイク20km・ラン5kmの合計タイムを競います。

選手は、障害に合わせて義足やハンドサイクルなど、さまざまな用具を使用。また、クラスによっては、「ハンドラー」や「ガイド」といったサポート役もおり、チーム一丸となって戦います。こうした木村選手のお話に、子どもたちは真剣な表情で耳を傾けていました。

続いて、木村選手によるアドバイスのもと、トライアスロン3種目体験を実施しました。

スイムパートでは、クロールの要領で片腕を回してモニター上のキャラクターを動かす「バーチャルスイム」に挑戦。続くバイクパートでは、実際の試合でも使用されている競技用ハンドサイクルに乗車。最後のランニングパートでは、競技用車いす(レーサー)を体験いただき、合計タイムを計測しました。

今回は下肢に障がいがあることを想定した体験だったため、上半身や腕を動かし続けるプログラムが続きました。そのため、参加者からは「これはキツイ!」「選手の人たちはすごいなぁ」といった声が聞かれ、競技の大変さを肌で感じたようでした。木村選手がハンドサイクルのデモンストレーション走行を披露した際には、そのスピード感にひと際大きな歓声が上がるシーンも見られました。

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また、体験会では木村選手から自身の障害についてもお話がありました。

木村選手は、先天性の下肢不全により幼い頃から松葉杖を使用していたとのこと。しかし、小学1年から競泳を始めるなど、体を動かすことが大好きだったそうです。そうした自らの経験も交えつつ、子どもたちにスポーツの楽しさを笑顔で伝えていた様子が印象的でした。

11日のみの実施だったにもかかわらず、小さなお子さんからご年配の方まで幅広い年齢層の皆さんや、障害者の方にも多数ご参加していただいた今回のアスリートプログラム。木村選手とともにパラトライアスロンの魅力を存分にアピールできました。

ローンボウルズ体験

ローンボウルズは、「ボウル」と呼ばれる偏心球(重心が偏った球)を転がして、「ジャック」と呼ばれる目標球にどれだけ近づけられるかを競う球技です。体験会では、実際の試合でも使用されている用具を使って投球チャレンジをしました。

参加者の皆さんは、コントロールが難しい偏心球の扱いに悪戦苦闘しつつも果敢に挑戦。上手くジャックに近づけられた際には、周囲から拍手が湧き起こるなど大盛り上がりでした。

また、体験前には「握力がないから上手く投げられるか不安」とおっしっていたご年配の参加者も、体験後には「自分にもできて嬉しかった」と話されており、ローンボウルズの楽しさに魅了されたようでした。

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VR等を活用した車いすフェンシング体験

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車いすフェンシングは、「フレーム」と呼ばれる台座に固定された車いすに乗り、上半身のみを使って突き合います。一般のフェンシングと同じ用具を使いますが、前後の移動はせず決められた間合いで戦うのが大きな特徴です。

今回は、車いすに座ってVRゴーグルを装着し、コントローラーを持ってプレーすることで試合の擬似体験ができるプログラムを実施しました。

はじめはコントローラーの操作に戸惑っていた子どもたちも、コツを掴むとみるみる上達して好プレーを連発。見守っていたご家族からも歓声が上がっていました。大人の参加者からは、実際の対戦相手と戦っているようで、「臨場感があって本格的だった」といったという意見もありました。また、障害者の方も同行者のサポートを受けることでVRゴーグルを装着し、目の前に現れた映像に笑顔を見せるシーンも。実際の車いすフェンシング同様に車いすを固定したまま、実戦さながらの競技体験をしていただくことで、クオリティの高い体験機会を提供できたと考えています。

その他

体験以外にも、会場ではさまざまなパラスポーツを紹介するパネルや、実際の試合で使用されている競技用具などを展示。今回体験を実施した競技以外のパラスポーツについても広く紹介しました。特に今回展示したブラインドサッカーの競技用具は、実際に手に触れて体験していただいた方も多く、アイシェードをしながら鈴の音だけを頼りにプレーする選手の凄さに、驚かれた方も多かったようでした。

またTEAM BEYOND PRブースでは、体験したパラスポーツのスタンプがもらえる「パラスポーツパスポート」を配布したほか、LINE公式アカウントのお友だち登録をしてくれた方を対象にオリジナルグッズを贈呈。体験のお土産として大いに喜んでいただけました。

東京都では今後も引き続き、こうした活動を続けていく予定です。

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次回は2024年2月17日(土)に開催される「おおたランニングフェスティバル2024」(会場:大田スタジアム・大井ホッケー競技場サブピッチ)にて実施予定です。小さなお子様からご年配の方まで、お一人でもご家族でもお楽しみいただける体験プログラムを企画していますので、ぜひご参加ください!

パラスポーツ体験プログラムでは、スタンプラリーを実施しています。集めたスタンプ数に応じてオリジナルグッズをプレゼント!皆さんの参加をお待ちしています!

・スタンプラリーの詳細はこちら↓
https://www.para-sports.tokyo/sports/taiken/passport

・パラスポーツ体験プログラム 今後の実施予定はこちら↓
https://www.para-sports.tokyo/sports/taiken/schedule

・TEAM BEYOND LINE公式アカウントの詳細はこちら↓
https://www.para-sports.tokyo/topics/activity/line_open

・SPOPITA(スポピタ)スタンプラリーの詳細はこちら↓
https://spopita.jp/stamprally/

・『BE THE HERO』『FIND YOUR HERO』の詳細はこちら!
『BE THE HERO』 https://www.youtube.com/watch?v=o3QtKGLYUHw
『FIND YOUR HERO』 https://www.youtube.com/watch?v=ZuDKuDeuUeo

20231117

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