TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「10/15 第17回瑞穂町こどもフェスティバル(瑞穂町)」実施レポート

2023.10.26
TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「10/15 第17回瑞穂町こどもフェスティバル(瑞穂町)」実施レポート

2023年10月15日(日)、瑞穂ビューパーク・スカイホールで開催された「第17回瑞穂町こどもフェスティバル」において、TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラムを実施しました。

ゲストアスリートに、2022北京までの冬季パラリンピックに5大会連続で出場した小池岳太選手をお迎えしてアルペンスキー体験を行ったほか、ボッチャや陸上競技(レーサー)体験などを行いました。イベントの様子についてご紹介します。

アルペンスキー体験

TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「10/15 第17回瑞穂町こどもフェスティバル(瑞穂町)」実施レポート

アルペンスキー体験では、2022北京までの冬季パラリンピックに5大会連続で出場した小池岳太選手によるアスリートプログラムを実施。はじめに小池選手から、アルペンスキーの基本ルールについてお話しがありました。

雪山につくった専用コースを滑り降り、100分の1秒を争うアルペンスキー。滑降(ダウンヒル)・回転(スラローム)・大回転(ジャイアントスラローム)・スーパー大回転(スーパーG)・スーパー複合(スーパーコンビ)の5種目があります。選手は障がいの種類によってクラスが分かれており、「立位」「座位」「視覚障がい」の3つのカテゴリーでそれぞれ順位を競うのが基本ルールです。こうした説明に、子どもたち含め、参加者の多くが競技の奥深さに触れ、興味津々の様子で話に聞き入っていました。

他にも小池選手は、自身が競技をはじめたきっかけについて教えてくださいました。元々はサッカーのゴールキーパーとしてプロを目指していましたが、20歳の時のバイク事故で左腕に麻痺が残ったとのこと。その後、大学の教授からパラアルペンスキーを紹介され、大学2年時より競技活動をスタートしたそうです。そんな小池選手の実体験に、多くの参加者が真剣な表情で耳を傾けていました。

続く体験会では、チェアスキーのシミュレーションマシンを使って「座位」による擬似体験を行いました。

専用のいすに座りながらモニター画面のコースに合わせて体を左右に傾けることで、雪山を滑り降りる臨場感を味わうことができるこの装置。
重心移動でモニター上のアバターを操り、旗門を通過しSTAGEクリアを目指します。実際の競技では、タイム短縮を目指し旗すれすれのコースを走行するため、腕などがぶつかり骨折することもあるなど、小池選手には実際の競技との違いもお話いただけました。

小池選手は「立位」の選手ですが、体の傾け方や体重移動の方法など、「座位」にも応用できるテクニックをレクチャー。スキー自体の経験がないというお子さんがほとんどだったにも関わらず、コツを掴み見事に最難関のFINAL STAGEをクリアする子もたくさんいました。

TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「10/15 第17回瑞穂町こどもフェスティバル(瑞穂町)」実施レポート
TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「10/15 第17回瑞穂町こどもフェスティバル(瑞穂町)」実施レポート

体験終了後、小池選手から「もっと皆さんとコミュニケーションを取りたい」とのお申し出があり、参加者の方と笑顔で会話したり握手のリクエストに応えたりする場面が見られました。

参加者の皆さんも、小池選手から直接アドバイスをもらったり貴重な経験談を聞かせていただいたりしたことで、アルペンスキーに対する関心が高まったようでした。

予定時間をオーバーするほど大盛況だった今回のアスリートプログラム。現役で活躍する小池選手とともに、アルペンスキーの魅力を広くお伝えできました。

ボッチャ体験

ボッチャは、赤と青それぞれのボールを6球ずつ投げ、「ジャックボール(目標球)」と呼ばれる白いボールにどれだけ近づけられるかを競う競技です。会場スペースの都合上、コートのサイズを小さくして簡易体験を開催しました。

小さなお子さんやご年配の方だけでなく、運動があまり得意でないという方でも手軽に楽しめるとあり、イベント開始からすぐに人気コンテンツに。会場では最多となる200名もの方に参加いただくことができました。

ご家族や友達同士でチャレンジし、狙い通りにボールを投げられた時には、笑顔で喜び合う様子が見られました。

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陸上競技(レーサー)体験

TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「10/15 第17回瑞穂町こどもフェスティバル(瑞穂町)」実施レポート

陸上競技(レーサー)体験では、実際の試合でも使われている競技用の車いす「レーサー」に乗って20秒間全力で漕ぎ、速度を測定してランキングを発表しました。

ランキングは「大人の部」「子どもの部」の構成で、それぞれ最速記録に挑戦。新記録が出るたびにブースは大盛り上がりでした。中には上位ランクインや自己ベストの更新を目指して、繰り返しチャレンジするお子さんも多くいました。

レーサーの操作は、見た目以上に腕力と体力、そしてタイヤを回す技術力が求められます。体験後に「選手はこれを何分もやるのか……」との感嘆の声をあげる参加者もおり、パラアスリートの凄さを改めて実感したようでした。

その他

会場では、色々なパラスポーツを紹介する競技パネルや、実際の試合で使われている競技用具の実物などを多数展示。アルペンスキーの体験ブースにおいても、小池選手が普段使用しているウェアやスキー用具を展示し、体験後に一目見ようと並んでいる方も多くいらっしゃいました。

また、TEAM BEYOND PRブースでは、LINE公式アカウントのお友だち登録をしてくれた方を対象にオリジナルグッズを贈呈したほか、体験に参加すると押すことができるスタンプラリーを実施。お子さんを中心に大人気でした。

東京都はパラスポーツ体験プログラムを通じて、今後も引き続きパラスポーツの魅力を広くお伝えしていきたいと考えています。

TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「10/15 第17回瑞穂町こどもフェスティバル(瑞穂町)」実施レポート

次回は11月1日(水)に開催される「2023白金祭」(会場:明治学院大学白金キャンパス)にて実施予定です。若い方だけでなく、小さなお子さんやご年配の方も含めて、様々な方が楽しめる体験プログラムを企画していますので、ぜひご参加ください!

パラスポーツ体験プログラムでは、スタンプラリーを実施しています。集めたスタンプ数に応じてオリジナルグッズをプレゼント!皆さんの参加をお待ちしています!

・スタンプラリーの詳細はこちら↓
https://www.para-sports.tokyo/sports/taiken/passport

・パラスポーツ体験プログラム 今後の実施予定はこちら↓
https://www.para-sports.tokyo/sports/taiken/schedule

・TEAM BEYOND LINE公式アカウントの詳細はこちら↓
https://www.para-sports.tokyo/topics/activity/line_open

・SPOPITAスタンプラリーの詳細はこちら↓
https://spopita.jp/stamprally/

20231026

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