TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「11/5 東洋大学第59回白山祭(文京区)」実施レポート

2023.11.10
TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「11/5  東洋大学第59回白山祭(文京区)」実施レポート

2023年11月5日(日)、東洋大学白山キャンパスで開催された「東洋大学第59回白山祭」において、TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラムを実施しました。

ゲストアスリートに、東洋大学出身のパラアスリートであり、日本選手権での最高順位は3位を記録している佐藤駿選手をお迎えしてボッチャ体験を行ったほか、カーレット体験やVR等を活用したアルペンスキー体験などを行いました。当日の様子についてご紹介します。

ボッチャ体験

TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「11/5  東洋大学第59回白山祭(文京区)」実施レポート

ボッチャ体験では、国内外の大会で戦績を残し、日本選手権では最高順位で個人3位を記録している佐藤駿選手によるアスリートプログラムを実施。はじめに佐藤選手より、ボッチャの基本ルールについて説明がありました。

赤と青それぞれのボールを6球ずつ投げ、「ジャックボール(目標球)」と呼ばれる白いボールにどれだけ近づけられるかを競うボッチャ。もともとは重度の脳性まひや同程度の障害が四肢にある方のために考案された競技ですが、近年は障害の有無や年齢・性別を問わず、誰もが楽しめるスポーツとして注目されています。

自分が優位に立つには、相手のボールに当ててジャックボールから遠ざけたり、ジャックボール自体を弾いて移動させたりと、戦略的な作戦と高度な技術力が求められます。こうした佐藤選手のお話に、子どもたちは興味深そうに聞き入っていました。

生まれつき脳性まひの障害があり、身体の動きをコントロールするのが難しいという佐藤選手。そのため、比較的まひが少ない左手を使ってプレーしているのだとか。とはいえ、そこは国際大会にも出場経験がある佐藤選手。デモンストレーションでは、さまざまな投球テクニックを披露してくださいました。

ジャックボールにベタ付けする「アプローチ」、自分のボールに当ててジャックボールに近づける「プッシュ」、邪魔なボールを動かしてスペースを空ける 「ヒット」、密集したボールに乗り上げるように投球する 「ライジング」と、次々繰り出される高度な技の数々に、参加者の皆さんは驚いた様子。特に東京2020大会で、「スギムライジング」として有名になった「ライジング」を佐藤選手が披露した時には、会場中が歓声に包まれました。

TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「11/5  東洋大学第59回白山祭(文京区)」実施レポート
TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「11/5  東洋大学第59回白山祭(文京区)」実施レポート

体験会では、佐藤選手によるアドバイスのもと、いかにジャックボールに近づけるかのチャレンジや、参加者同士による実践さながらの対戦を行いました。

シンプルなルールで年齢・性別を問わずみんなで楽しめる競技とあり、親子やご家族で挑戦する参加者が多くいました。試合中は、今回はじめてボッチャをしたという参加者から佐藤選手も驚くような投球が飛び出すことも度々あり、そのたびに会場内では大きな拍手が沸き起こっていました。

また、時には佐藤選手がプレーヤーになって試合を進行する場面もあり、周りで観戦していた来場者も含めて大いに盛り上がりました。

今回の会場は東洋大学の学園祭でしたが、佐藤選手が東洋大学のご出身という縁もあり、後輩にあたる学生の方々が多くブースに訪れてくださいました。

小さなお子様からご年配の方まで、さまざまな方に参加いただいた今回のアスリートプログラム。常に待機列ができているなど、大盛況のうちに終えることができました。佐藤選手とともにボッチャの魅力や楽しさを広くアピールできたと考えています。

TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「11/5  東洋大学第59回白山祭(文京区)」実施レポート

カーレット体験

TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「11/5  東洋大学第59回白山祭(文京区)」実施レポート

NPO法人カーレットジャパン協会のご協力のもと、今回初めてカーレット体験を行いました。カーレットとは、長さ3m60cm・幅60cmの台座(会議机2台分)上で「ストーン」を滑らせて得点を競うスポーツ。 簡単に言うと“卓上で行うカーリング”です。

1人2個のストーンを持ち、「ハウス」と呼ばれる的に向かって1チーム3人ずつが対戦相手と交互に2投ずつ投球。相手より中心に近いストーンの数が点数になります。8エンド(回)の合計点で勝敗を決め、敗戦チームは必ず1エンド0点になるのが基本ルールです。

体験会では、実際の試合でも使用している用具を使って、どれだけハウスに近づけられるかにチャレンジ。カーレット自体の認知度はそれほど高くないものの、体験ブースの見た目から卓上で行うカーリングであることが分かるため、「面白そう!」と興味を持って参加くださる方が多くいらっしゃいました。

誰でも手軽にプレーできることから、小さなお子様を中心に大人気だったカーレット体験。上手に投球できた時には、満面の笑顔で喜んでいました。

また、親子連れ同士のチームが対戦した際には、白熱の展開を繰り広げて大盛り上がり!初対面ながら声を上げて一緒にカーレットを楽しんでいた様子が印象的でした。

TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「11/5  東洋大学第59回白山祭(文京区)」実施レポート

VR等を活用したアルペンスキー体験

TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「11/5  東洋大学第59回白山祭(文京区)」実施レポート

会場では、リアルな体験だけでなく、アルペンスキーのシミュレーション体験も行いました。

モニター画面と連動した専用の台座に乗り、コースに合わせて体を左右に動かすことで、プレーヤーをコントロールするこの体験。参加者は基本操作を学んだ後、難易度の異なる3ステージを連続でクリアできるかに挑戦しました。

ゲーム感覚で楽しめるとあり、会場でも大きな注目を集めていたこのコンテンツ。実際の競技では、「座位」、「立位」、「視覚障害」の3つのカテゴリーに分かれることなど、実際のアルペンスキーの説明を交えながら、体験を楽しんでいただきました。中には全ステージクリアを目指してリピート挑戦するお子様もおり、会場には常に待機列ができていました。見事ステージクリアを達成した際には大喜びで、周囲からも拍手が送られていました。

その他

会場では、今回体験を実施した競技以外にも、さまざまなパラスポーツを紹介するパネルや実際の試合で使用されている競技用具などを展示。多くの方が足を止めてくださる中、スタッフによる用具の解説なども行いながら、パラスポーツに対する理解の促進を図りました。

またTEAM BEYOND PRブースには、LINE公式アカウントのお友だち登録をしてくれた方を対象にオリジナルグッズがもらえるガチャを設置。こちらもお子様を中心に大人気でした。

東京都では今後も引き続き、こうした活動を続けていく予定です。

TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「11/5  東洋大学第59回白山祭(文京区)」実施レポート

次回は11月11日(土)・12日(日)に開催される「第27回あきる野市産業祭」(会場:都立秋留台公園(陸上競技場))にて実施予定です。小さなお子様からご年配の方まで、お一人でもご家族でもお楽しみいただける体験プログラムを企画していますので、ぜひご参加ください!

パラスポーツ体験プログラムでは、スタンプラリーを実施しています。集めたスタンプ数に応じてオリジナルグッズをプレゼント!皆さんの参加をお待ちしています!

・スタンプラリーの詳細はこちら↓
https://www.para-sports.tokyo/sports/taiken/passport

・パラスポーツ体験プログラム 今後の実施予定はこちら↓
https://www.para-sports.tokyo/sports/taiken/schedule

・TEAM BEYOND LINE公式アカウントの詳細はこちら↓
https://www.para-sports.tokyo/topics/activity/line_open

・SPOPITA(スポピタ)スタンプラリーの詳細はこちら↓
https://spopita.jp/stamprally/

・『BE THE HERO』『FIND YOUR HERO』の詳細はこちら!
『BE THE HERO』 https://www.youtube.com/watch?v=o3QtKGLYUHw
『FIND YOUR HERO』 https://www.youtube.com/watch?v=ZuDKuDeuUeo

20231110

ページトップへ