TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「10/21、22 Iのまち いなぎ市民まつり ファミリースポーツフェスタ(稲城市)」実施レポート

2023.11.07
TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「10/21、22 Iのまち いなぎ市民まつり ファミリースポーツフェスタ(稲城市)」実施レポート

2023年10月21日(土)、22日(日) 、稲城中央公園総合グラウンドで開催された「Iのまち いなぎ市民まつり ファミリースポーツフェスタ」において、TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラムを実施しました。

ゲストアスリートに、世界各国の障害者スポーツ施設を巡った経験を持つ内田佳選手をお迎えしてブラインドフットボール体験(22日のみ)を行ったほか、フライングディスクやVR等を活用した車いすバスケットボール体験などを行いました。当日の様子についてご紹介します。

ブラインドフットボール体験

TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「10/21、22 Iのまち いなぎ市民まつり ファミリースポーツフェスタ(稲城市)」実施レポート

ブラインドフットボール体験では、世界各国の障害者スポーツ施設を巡った経験を持つ内田佳選手によるアスリートプログラムを実施。はじめに内田選手より、ブラインドフットボールの基本ルールについて、ご自身の障害の説明も織り交ぜながらお話がありました。

アイマスクを装着し、鈴が入った音の出るボールを使ってプレーするブラインドフットボール。音を頼りにボールの位置を把握して、ドリブルやパスでゴールまで運びます。1チーム5人制で、ゴールの場所はコーラーと呼ばれるガイドの声掛けで特定するのが大きな特徴です。

内田選手は、アルビノといって生まれつき肌や髪、瞳などの色素が少なく、その影響で視力が弱い(弱視)とのこと。具体的には、一定の距離を置くと、人の人数は分かっても、髪の毛の長短は判別できない程度の障害があるとのことでした。そこでデモンストレーションでは、「ぜひ声掛けをしてほしい」と参加者にお願いするなど、積極的なコミュニケーションを図る姿も。子どもたちの熱心なガイドに、障害を抱えているとは思えないスーパープレーを披露して大きな拍手が起きていました。

続いて、アイマスクをした状態で鈴の入ったボールを振り、音でボールの位置を感じてもらう体験や、音を頼りにパス交換をする体験、ゴールに向かってシュートを打つ体験などを行いました。

子どもたちはもちろん、親子で一緒に挑戦する方も多く、小さなお子さんから大人まで幅広い世代の方に体験していただけました。

体験を終えた後には、「鈴の音だけでボールの位置を特定するのはかなり難しい」「目が見えない状態でプレーするのは勇気がいる」といった感想が聞かれ、皆さん選手のすごさを改めて実感したようでした。

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TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「10/21、22 Iのまち いなぎ市民まつり ファミリースポーツフェスタ(稲城市)」実施レポート

22日(日)のみの開催だったにもかかわらず、多くの方にご参加いただいた今回のアスリートプログラム。常に待機列ができているなど、会場でも大人気のプログラムとなりました。

内田選手とともにブラインドフットボールの魅力を広くアピールできただけでなく、競技や障害に対する理解もより一層深めていただけるよい機会になったと考えています。

フライングディスク体験

フライングディスク競技には、内径91.5cmのリング(アキュラシーゴール)に向けてディスクを投げて通過回数を競う「アキュラシー種目」と、3枚のディスクを投げて最も遠くへ飛んだディスクの飛距離を競う「ディスタンス種目」の2種目があります。今回は、会場でも手軽に挑戦できるアキュラシー種目の体験会を実施しました。

実際の競技では5mまたは7m離れた位置から10回投げますが、体験会では3mまたは5mの距離から5回投げて何回リングを通せるかに挑戦。小さいお子さんには3mよりも手前の位置から投げてもらうなど、できるだけ多くの方に楽しんでもらえるよう工夫しました。

ディスクを投げるシンプルな競技ながら、投げ方は自由で決まりがないことや、狙った方向に正確に飛ばす必要があり、見事ディスクがリング内を通った時には、ブース全体で大盛り上がりでした。

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VR等を活用した車いすバスケットボール体験

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会場では、リアルな体験だけでなく、VRを活用した車いすバスケットボール体験も行いました。

競技用車いすに座ってVRゴーグルを装着し、コントローラーを操り3ポイントシュートを狙うシュート対決。制限時間内に早く正確にシュートを打つことが求められます。参加者の年齢に配慮し、7歳未満はVRゴーグルの着用を推奨せず、7~13歳のお子様は親御さんの了承を得て行いました。ゲーム感覚でチャレンジできることもあり、お子様から大人まで多くの方が参加し長蛇の列に。中には繰り返し挑戦する方もいるなど大盛況でした。

他にも体験会では、競技用車いすに座って操作する体験や、ボールをひざの上に乗せて競技用車いすを動かす体験も実施。競技の特徴として、障害の程度による「持ち点制度」があることなどもご紹介することで、参加者からは「楽しみながら競技を理解でき、満足度の高い体験だった」との声をいただけました。

その他

TEAM BEYOND のPRブースでは、LINE公式アカウントのお友だち登録をしてくれた方を対象にオリジナルグッズを贈呈。マフラータオルをゲットしたお子様は、「サッカーの練習で使う!」と喜んで持ち帰っていました。

他にも会場では、いろいろなパラスポーツを紹介する競技パネルや実際の試合で使われている競技用具を展示したほか、パラスポーツの魅力を凝縮した映像コンテンツ『BE THE HERO』『FIND YOUR HERO』の映像展示も実施。さまざまな角度からパラスポーツの魅力をお伝えしました。

2日間とも好天に恵まれ、両日ともに多くの来場者が訪れた今回のイベント。東京都では引き続き、この活動を継続していく予定です。

TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「10/21、22 Iのまち いなぎ市民まつり ファミリースポーツフェスタ(稲城市)」実施レポート

次回は11月11日(土)・12日(日)に開催される「第27回あきる野市産業祭」(会場:都立秋留台公園(陸上競技場))にて実施予定です。小さなお子様からご年配の方まで、お一人でもご家族でもお楽しみいただける体験プログラムを企画していますので、ぜひご参加ください!

パラスポーツ体験プログラムでは、スタンプラリーを実施しています。集めたスタンプ数に応じてオリジナルグッズをプレゼント!皆さんの参加をお待ちしています!

・スタンプラリーの詳細はこちら↓
https://www.para-sports.tokyo/sports/taiken/passport

・パラスポーツ体験プログラム 今後の実施予定はこちら↓
https://www.para-sports.tokyo/sports/taiken/schedule

・TEAM BEYOND LINE公式アカウントの詳細はこちら↓
https://www.para-sports.tokyo/topics/activity/line_open

・SPOPITA(スポピタ)スタンプラリーの詳細はこちら↓
https://spopita.jp/stamprally/

・『BE THE HERO』『FIND YOUR HERO』の詳細はこちら!
『BE THE HERO』 https://www.youtube.com/watch?v=o3QtKGLYUHw
『FIND YOUR HERO』 https://www.youtube.com/watch?v=ZuDKuDeuUeo

20231107

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