アンプティサッカー
- 競技概要
- アンプティサッカーは、下肢に障がいのある選手が2本のクラッチ(杖)で体を支えながら脚一本でボールを蹴り、上肢に障がいのある選手が片腕でゴールを守るサッカー。「ない機能を嘆くのではなく、今ある機能を最大限に発揮する」スポーツ!
クラッチを軸足としてボールを蹴るが、激しくボールを奪い合い、豪快なシュートが繰り出されるなど、迫力に満ちたプレーは必見。クラッチを使っているとは思えないほどのスピードにも注目。
従来障がい者スポーツに必要とされた専用器具を必要とせず、日常生活やリハビリ医療目的で使用しているクラッチで競技を行うため、足に障がいを持つ人々にとって気楽に楽しめるのも魅力。
- ルール・用語
- ・7人制サッカー
- ・切断側の四肢を使用するのは禁止。
- ・フィールドプレーヤーは義足を外し、移動のためにクラッチ(主にロフストランドクラッチ)を使用。このクラッチをボール操作に使用することはできない。故意に触れた場合はハンドとなる。
- ・ゴールキーパーはペナルティエリアから出ることができない。
- ・ボールがタッチラインを割った場合は、スローインではなくキックインでゲームを再開。
- ・フィールドプレーヤーは転倒した状態でボールを蹴ることはできない。
- ・オフサイドルールは適用しない。
- ・選手交代は何回でも可能。
- ・ピッチサイズは11人制サッカーの基準より少し小さい60m×40m、試合時間は前後半25分の、計50分間で行われ、その間に10分間のハーフタイムを設けるのが国際基準。
- 観戦のポイント
- ・サッカーフルコートの約半分の大きさで行うため攻守の切り替えが早く、スピーディーな展開が魅力!
- ・試合中はクラッチ同士がぶつかる金属音が観客席にも聞こえる激しさが特徴。
- ・クラッチを使ったオーバーヘッドキックシュートなどアンプティサッカーにしかないプレーも!
20240909