パラ水泳
- 競技概要
- バラエティに富んだスタイルの泳ぎが一挙に見られる!実にさまざまな障がいの選手が、それぞれの泳ぎ方を習得。動かすことのできる部分を精一杯使っての泳ぎに感服の拍手が送られることもしばしば。
- ルール・用語
- ・パラリンピックでは大きく分けて、「肢体(手や足、体幹)不自由」「視覚障がい」「知的障がい」のクラスに分かれてタイムを競う。
- ・健常者の水泳と同じプール、スタート台を使用する。
- ・視覚障がいの選手がプールの壁に衝突しないように、合図を送ることを「タッピング」という。各レーンのターンとゴール側には、全盲選手の場合必ず「タッピング棒」を持って合図する「タッパー」がいる。
- 観戦のポイント
- ・視覚障がいの全盲のクラスでは、ターンやゴールの合図とタッピングのタイミングが大事なポイントに!タッパーとのタイミングが合わないと、ターンやゴールのタッチが遅れて勝敗を分けることもしばしば。いかに選手のスピードに合わせてタイミングよくタッピングすることができるか、タッパーにも注目!
- ・目で確認することができない視覚障がいの選手は、日ごろから真っすぐ泳ぐトレーニングをしている。レーンロープを頼りにすることもあるが、あまり大きくロープにぶつかってしまうとスピードが落ちてしまうので、触れる程度。ただし、スタート台からの飛び込みは自分の感覚のみで行っている。まさに練習の賜物だ!
- ・麻痺などでスタート台に立つことができない選手は、はじめから水中に入った状態でスタートすることができる。自分でスタート台をつかむことができない選手は、スタート台からタオルをたらしてもらい、それを口にくわえるなど、工夫がいっぱい!
20240910