シッティングバレーボール
- 競技概要
- その名の通り、座った姿勢で行う6人制バレーボール。健常者のバレーボールよりもコートが狭く、近距離での打ち合いは迫力にあふれている!「クイック(速攻)」や「コンビネーション」ありと、戦術も多彩。ネットが低いからこそ、スピードやコンビネーションをいかした頭脳プレーが光る!座った状態でプレーさえすれば、健常者も簡単にできることから、国内には健常者と障がい者の混成チームが参加することのできる大会もある。
- ルール・用語
- ・使用するボールや、ラリーポイント制は健常者のバレーボールと同じ。ネットの高さは男子は1.15メートル、女子は1.05メートル。
- ・セットマッチで、先に3セットを取ったチームが勝利。4セット目までは25点先取で、5セット目に入った場合は15点先取。健常者のバレーボールと同じく、デュースの場合は2点差が付くまで続く。
- ・サーブ、スパイク、ブロック時はコート上の床に臀部(肩から臀部までの上体をさす)をついた状態でプレーしなければならない。唯一、レシーブの時には一瞬、臀部を床から離してもOK。
- ・健常者のバレーボールとは違い、相手からのサーブを直接ブロックすることのできる「サーブブロック」もOK。
- 観戦のポイント
- ・ジャンプすることはできないからこそ、より高さがある方が有利。海外には身長2m以上の選手も!彼のブロックは、まさに大きな「壁」だ!
- ・「サーブブロック」が認められているため、低いサーブはブロックされやすい。山なりのサーブが多い理由はここにある!
- ・プレー中にコートを移動する時も床から臀部を離してはいけないため、選手たちはそれぞれの障がいに応じて、素速い移動方法を編み出している。その素早い移動にも注目!
20240910