車椅子ハンドボール
- 競技概要
- 車椅子ハンドボールはヨーロッパや南米を中心に普及が進んでおり、2022 年にはエジプトで4人制、ポルトガルで6人制の世界選手権が初開催。現在は国際ルールの統一化やパラリンピック競技種目入りに向けた動きが進んでいる。
- ルール・用語
- ・車椅子ハンドボール競技は4人制と6人制の2種目に分かれており、それぞれ4名、6名のプレーヤーで試合を行う。2つのチームがボールを相手ゴールに投げ入れ、ゴール数を競う団体競技である。国際大会では障害者のみ出場可能であるが、国内の大会では障がいの有無や年齢、男女を問わず参加することができる。
- ・パスやドリブルをしながら、ゴールエリアラインの外側から、相手のゴールヘシュートを投げ入れて得点を競う。
- ・6人制のルールでは、1チーム6人のプレーヤーの中に1人のゴールキーパーをおく。
- ・4人制の場合は4名のコートプレーヤーに1名のゴールキーパーをおき、ゴールキーパーとコートプレーヤーはいつでも交代することができる。
- ・パス・シュート・ドリブル等のアクションをせずに3秒以上ボールを保持したままでプレーを続行すると、オーバータイムの反則になる。
- ・競技時間は、6人制の場合は前・後半各 20 分でハーフタイムは 10 分間。4人制の場合はセット制を採用しており、1セット10分、ハーフタイム10分で合計2セットの試合を行う。
- ・国内の車椅子ハンドボール競技においては、ルールを参加者の競技レベルや障害の重さ、競技志向性に合わせて調整することが可能であり、一人ひとりの多様性に配慮したルールをつくることができる。
- 観戦のポイント
- ・キーパーとシューターの1対1の駆け引きや、シューターとポストプレイヤー(ディフェンスをブロックする人)の連携に注目!
- ・車いすを巧みに操る攻守の切り替えのスピード感や戦術的なパス回しは必見!
20240909