熱気に包まれた「BEYOND FES 日本橋」ついにフィナーレ! パラスポーツでつながる人と未来

2020.03.10
熱気に包まれた「BEYOND FES 日本橋」ついにフィナーレ! パラスポーツでつながる人と未来

2019年11月5日(火)から7日間にわたり、COREDO室町テラスおよび日本橋周辺で行われた「BEYOND FES 日本橋」が、11月11日(月)ついにフィナーレを迎えました!

パラスポーツの魅力をあますところなく紹介したこのイベント。たくさんの方にご来場いただき、子どもから大人までみんながパラスポーツを通じて一つになりました。この記事では、期間中に実施されたパラスポーツ競技体験会の様子と、イベントの集大成となるフィナーレステージの模様をリポートします!

乗って、投げて、蹴って! 気分はパラアスリート

イベント期間中、会場では計12の競技体験会が行われました。誰でも気軽にパラアスリート気分が味わえるとあり、たくさんの方がチャレンジしていました!

「うぉー、すごい! 」「いけるいける、がんばれ!」「やったぁ、できたー!」

選手からの本番さながらのタックルが受けられる「車いすラグビー体験会」では、朝からイベントに足を運んでいた方に加えて、ランチの休憩時間に訪れた日本橋近隣にお勤めの会社員の方の姿も。また、パドリングマシーン(エルゴ)を使った「パラカヌー体験」では、小さなお子さんも果敢に記録に挑戦していました!

ほかにも、競技用の義足が装着できる「義足体験会」では、支えられながらも初めての感覚を楽しんでいたほか、センサーカメラと大型モニターで対戦データを可視化した「CYBER BOCCIA」では、初対面の相手ともいきなりバトル! 幅広い年齢層の方が、新感覚のゲームを通じてボッチャの魅力を堪能していました。

演武にトーク、ミニライブも 集大成のフィナーレステージ

1週間にわたって開催されたBEYOND FES 日本橋。最終日の11月11日(月)にはフィナーレステージが行われました。11月11日はTEAM BEYOND発足からちょうど3周年にあたる節目の日。そんな記念すべき日にふさわしく、オープニングはドラゴンキッカーのみなさんによる力強い演武でスタートしました!

軽快なリズムに合わせて、テコンドーなど格闘技の動きを取り入れたアクロバティックなパフォーマンスが繰り出されるたび、会場からは驚きと感嘆の声が。一糸乱れぬ動きにも大きな拍手が送られました。

豪華な顔ぶれ! TEAM BEYONDメンバー特別トークショー

続いて、TEAM BEYONDのメンバーとして活躍しているゲストが登場。百獣の王ことタレントの武井壮(たけい そう)さん、パラテコンドーの阿渡健太(あわたり けんた)選手、パラカヌーの加治良美(かじ よしみ)選手、アイドルグループ仮面女子の猪狩(いがり)ともかさん、同じく川村虹花(かわむら ななか)さんが、競技の特徴や観戦の見どころについて深く掘り下げました。

パラアスリートの凄さについて武井さんは「彼らは健常者がまだ鍛えられていない能力や技術を極限まで極めた超人たち。車いすや義足といった道具を操って健常者以上のパフォーマンスを見せてくれる、スーパースターにもなり得る存在だと思っています。
人間の能力をより拡張し可能性を広げてくれるのがパラアスリートだと僕は思ってますので、どんどん活躍してみんなに希望を与えてくれたら嬉しいですよね」と、パラアスリートへのリスぺクトを熱く語りました。

熱気に包まれた「BEYOND FES 日本橋」ついにフィナーレ! パラスポーツでつながる人と未来
熱気に包まれた「BEYOND FES 日本橋」ついにフィナーレ! パラスポーツでつながる人と未来

車いすのアイドルとして知られ、パラスポーツ応援大使も務める猪狩さんは「パラスポーツはどんな人でも一緒に楽しめる競技が多いんですけど、パラアスリートのみなさんは自分の体に合わせたトレーニング方法で独自の戦術を磨き上げているんですよね。なので、選手一人ひとりを深掘りしていけばいくほどいろんな発見があって、すごく面白いと思います」と、より踏み込んだ視点で関心を寄せていることを話し、登壇者を驚かせました。

パラアスリート直伝、競技の魅力と観戦の楽しみ方

阿渡選手と加地選手には、それぞれの競技の魅力や見どころについてお聞きしました。

阿渡:パラテコンドーはまだまだ日本では知られていないんですが、「足のボクシング」と表現されるように蹴り技がメイン。一対一で相手の胴をめがけて蹴り合い、制限時間内での得点数を競う競技です。

武井:蹴りのダイナミックさでポイントが変わるんですよね?

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阿渡: 普通の蹴りは2点、180度回転は3点、360度回転は4点と、回転の度数によって加点数が変わります。それとパラテコンドーは私のように腕に障がいのある選手が対象なんですが、その障がいも切断や麻痺などさまざま。そのため選手によっていろんな戦い方があるのもパラテコンドーの面白いところかなと思います。

ここで、武井さんを相手に阿渡選手が蹴りの技を披露! 蹴りの回転について実践に近いかたちで体勢を取りながら説明すると、そのスピードのあまりの速さと技の巧みさに会場からどよめきと拍手が起こりました。

熱気に包まれた「BEYOND FES 日本橋」ついにフィナーレ! パラスポーツでつながる人と未来
熱気に包まれた「BEYOND FES 日本橋」ついにフィナーレ! パラスポーツでつながる人と未来

加治:私がやっているパラカヌーは、パラテコンドーと違って自然の中でやる屋外競技なので、景色も含めて楽しめるというのが魅力の一つとしてあると思います。あと「水上のF1」と言われているくらいスピード感もすごいです。たぶん思っている以上に迫力があると思いますよ。

武井:風に左右されるという理由から、速さでは競わないんですよね?

加治:そうですね。天候の影響を受けることが大きいので、タイムを競うのではなくあくまで着順を競います。それは意外なポイントかもしれないですね。

加治選手は直前まで行われていたパラカヌー体験にも参加。エルゴメーター(トレーニングマシーン)を漕ぐ際の力強さ、スピードには一般の参加者の方から拍手が沸き起こっていました。

アイドルで総合格闘家! 驚きのトレーニング量

アイドルとして活動するかたわら、2017年に総合格闘家としてもデビューしている川村さんのトレーニング方法には、会場から大きなどよめきが起きました。

熱気に包まれた「BEYOND FES 日本橋」ついにフィナーレ! パラスポーツでつながる人と未来

川村:私は総合格闘技をやっているんですが、打撃や寝技など練習することがたくさんあって……。今は週6で練習しています。トレーニングはランニングや筋トレが中心。練習がない日曜日はライブがあるので、いつもトレーニングしてからのライブという感じでやっています。今日も朝から4時間半ぶっ通しで練習してからここに来て、このあとライブもしますよ!
これまで格闘技経験がなかったので、それくらいやらないと追いつけないんです。

熱気に包まれた「BEYOND FES 日本橋」ついにフィナーレ! パラスポーツでつながる人と未来

武井:ちょっとすご過ぎるよ。このイベントでパラアスリート超えてくるのやめてくれない? すげーな!

阿渡選手の蹴り技に刺激を受けてか「私もちょっと、いいですか? 」と川村さんも得意の蹴りを披露することに。受け止め役はまたもや武井さん!

思いがけず本気の蹴りを受けることとなった武井さんは、「なかなかの破壊力。重いの! 」と、蹴られたおしりをさすりながら感想を口にし、会場の笑いを誘っていました。

最後に武井さんは「僕自身、パラスポーツを全種目体験してみましたが、健常者で体が動く方の僕でも彼らには敵わない、そんなすごい能力を持った人たちがパラスポーツの世界にはそろってます。是非彼らが戦う会場に足を運んでいただいて、彼らが自己実現できる場所や夢を叶える場所をみんなで楽しみながら育てていけたら、と思ってます。ラグビーや野球を観に行くように、パラスポーツも会場に観に行って応援しましょう。今日はどうもありがとうございました! 」とのメッセージで、トークショーを終えました。

猪狩さん・川村さんも参加! 仮面女子ミニライブ

フィナーレステージの大トリは、トークショーにも登壇した猪狩さんと川村さんを含む仮面女子のみなさんによるミニライブ! メンバーが登場すると、会場のボルテージも一気に上昇しました。

ここでは、挑戦を恐れず前へ進む勇気くれる『先陣☆CUTTER』、好きという気持ちをまっすぐに歌った『全開☆ヒーロー』、そして信じた夢を叶えるため頑張る人にエールを送る『大冒険☆』の計3曲を披露。ファンの声援が飛び交う中、熱くパワフルなステージで会場全体をド派手に盛り上げます。

熱気に包まれた「BEYOND FES 日本橋」ついにフィナーレ! パラスポーツでつながる人と未来
熱気に包まれた「BEYOND FES 日本橋」ついにフィナーレ! パラスポーツでつながる人と未来

ラストの曲では猪狩さんも車いすでパフォーマンスに参加し、メンバーと一緒に華麗なダンスでファンを魅了。BEYOND FES 日本橋にふさわしい圧巻のライブで、フィナーレステージを締めくくりました。

さらに、ライブ終了後には猪狩さんより仮面女子がTEAM BEYONDメンバーの一員となったとのサプライズ発表が! 「これから仮面女子みんなで活動していきますので、よろしくお願いします! 」とあらためて挨拶すると、ファンから温かい拍手が送られました。

熱気に包まれた「BEYOND FES 日本橋」ついにフィナーレ! パラスポーツでつながる人と未来

7日間にわたって開催された「BEYOND FES 日本橋」。盛りだくさんのプログラムをお届けしたパラスポーツの祭典は、たくさんの笑顔であふれる中、大盛況のうちに終了しました。

今後もTEAM BEYONDでは、パラスポーツファンを増やし応援の輪を広げつなげていくためのさまざまな活動・取組を予定しています。みなさんも是非一緒に、パラスポーツを盛り上げていきましょう!

今回ご協力いただいた企業・団体のご紹介

  • 中央区東京2020大会を機に中央区を訪れる方々に、平和と日本文化の象徴である折り鶴を手渡す「折り鶴ウェーブ-中央区おもてなしプロジェクト-」の一環として、折鶴の作製を実施。思いのこもった折鶴がたくさん集まりました!
    中央区高齢者クラブ連合会有志のみなさんによるステージ「輪踊り(レクリエーションダンス)」。おそろいのピンクのTシャツ、バチを使った振り付けもバッチリ決まっています!
    千葉県・千葉市東京2020大会では、計8競技が千葉県内で実施されます。それらの競技について動画で紹介したほか、競技に関するクイズなども実施。参加者には開催競技をPRするオリジナル缶バッジがプレゼントされました!
    オーエックスエンジニアリングテニスやバスケットボール、レースなど、さまざまなパラ競技で使用される車いす。それぞれの特徴や形状などについて、パネルと展示で紹介しました。試乗体験も大人気!
    KNT-CT ホールディングスベンチプレスを使った「パワーリフティング競技体験」には、奥山一輝(おくやま かずき)選手が参加!パワフルなデモンストレーションにも大きな注目が集まっていました。そのほか、競技に関する○×クイズも実施。
    錦城護謨日本から世界へと広まり、今ではイギリスを中心に世界30ヵ国以上に広がっているブラインドテニス。視覚に障がいがある人もない人も一緒に楽しむことができるこの競技の魅力について、来場者に広く発信しました。
    シードゴールボール日本代表強化指定選手の山口凌河(やまぐち りょうが)選手と、パラスポーツの応援ソングを歌う盲目のシンガーソングライターの栗山龍太(くりやま りょうた)さんを迎えて、“見える”について考えるトークセッションを実施。栗山さんによる歌の披露も!
    JXTG エネルギーパラアスリートへの応援メッセージを、ハート形の折り紙とともに届ける企画「ENEOSブースから、パラアスリートに熱い応援メッセージを届けよう!」を展開。「頑張れ!」「応援しています!」など、たくさんの言葉が寄せられました!
    清水建設一般歩行者はもちろんのこと、ベビーカーや車いす利用者、視覚障がい者など、あらゆる来訪者に対し、音声による最適な誘導方法で目的地まで案内する「高精度音声ナビゲーション・システム」を紹介しました。ワントゥーテンと合同で「CYBER BOCCIA (サイバーボッチャ)」体験も。
    SPORTRAITパラスポーツの魅力を伝えるWEBメディア「SPORTRAIT」。パラアスリートを中心に、競技、そしてそれらを支える人・技術など、さまざまなストーリーを世界へ向けて発信していることをPRしました。
    セレスポ車いす陸上でパラリンピック7大会出場を遂げた永尾嘉章(ながお よしふみ)さんを迎えた「パラリンピアントークショー」をはじめ、「パラ陸上レーサー体験」や「パラトライアスロン体験」など幅広く展開。いずれも大盛況でした!そのほか、競技について紹介するパネルの展示も。
    丹青社・ユニバーサルイベント協会“地域で取り組む多様性の理解と共生社会の実現”をテーマに、芝浦港南地区で活動する企業やそこで暮らす人々が広くメッセージを発信する取り組み「ユニバーサルキャンプTOKYO」について紹介しました。
    鉄道弘済会義肢装具サポートセンターで製作・開発している義肢装具の展示に加えて、競技用の義足が装着できる「スポーツ用義足体験」を実施しました。読売新聞社とともに「義足アスリートファッションショー」も開催。
    東京ヴェルディサッカーだけでなくさまざまなスポーツをあらゆる人々とともに楽しむ“スポーツ普及活動”を展開している東京ヴェルディ。今回は「ボッチャ体験」と「5人制サッカー体験」を行いました!
    東京ガスユニバーサル社会に向けた東京ガスの取り組みをはじめ、パラ水泳界のエース・木村敬一(きむら けいいち)選手をはじめ東京ガス所属のアスリートについてパネル展示で紹介しました。
    東京皮膚科・形成外科音楽でパラスポーツを応援!ボーカル、トランペット、バイオリン、DJからなる異色バンド「Beauty Noise Tokyo (BNT)」 によるライブは、EDMとクラシックを融合したサウンドで来場者を魅了しました。
    凸版印刷車いす陸上の渡辺勝(わたなべ しょう)選手と、車いすテニスの眞田卓(さなだ たかし)選手の等身大パネルを設置したフォトコーナーは、小さなお子さまに大人気!競技用の車いすであるレーサーを使った「スピード測定体験」も大盛況でした!
    日鉄パイプライン&エンジニアリングパラ水泳の小山恭輔(おやま きょうすけ)選手と、パワーリフティングの中辻克仁(なかつじ かつひと)選手の紹介として、パネル展示を実施。それぞれの競技のルールやレースの行われ方の違いなど、パラスポーツならではの魅力を伝えました。
    日本パラスポーツ推進機構障がい者のみなさんが携わり製造された生鮮品や加工品などを販売する「パラスポ♥農福連携」マルシェを展開。幅広いラインナップで大人気でした。食べて応援、パラスポーツ!
    野村ホールディングスサーブで的を倒して高得点を狙う「シッティングバレーボール体験」は、大人も子どもも楽しめると大人気!ファミリーやお友達同士でチャレンジする人もたくさんいました。
    パイオニア音を振動に変えることにより、全身で音楽を感じることができる「ボディソニック」。聴覚に障がいのある方も音楽を楽しめるとして注目されています。体験したみなさんも、新感覚の音楽体験に驚いていました!
    Hand Stamp Art Project病気や障がいを抱える子どもたちと、その子どもたちを応援する人の手形や足形を集めて、世界一の大きな絵を描く「Hand Stamp Art Project」。たくさんの賛同者によるカラフルなアートが誕生しました!
    ブリヂストンブリヂストングループによるパラスポーツを広める取り組みや、パラアスリートへの支援について、パネルで紹介。また、ブリヂストンのタイヤ・ゴム技術を応用して作られた義足用ゴムソールの展示も。
    毎日新聞社パラ柔道家の初瀬勇輔(はつせ ゆうすけ)さんを迎えて、東京2020パラリンピックで注目したい競技や選手、魅力について語るトークショーを実施。上級障がい者スポーツ指導員でもある毎日新聞社の山口一朗(やまぐち いちろう)さんとともに、熱いトークを展開しました!
    三井住友海上日本トライアスロン界のレジェンドである田山寛豪(たやま ひろかつ)さん、三井住友海上所属パラトライアスロンの米岡聡(よねおか さとる)選手、トライアスロン部の椿浩平(つばき こうへい)選手の3人が「視覚障がい者ランナー×トライアスロン」をテーマにそれぞれの思いを語りました。また「パラトライアスロン体験」も実施!
    ※トークショーの様子はこちらからご覧いただけます。
    https://youtu.be/3Fw054Ffzxo
    https://youtu.be/GwDc9VhJALc
    三井不動産現役パラアスリートからタックルが受けられる「車いすラグビー体験会」。車いすの操作はもちろん、競技としての面白さや難しさ、そして本番さながらの迫力を体感しました。
    読売新聞社義足を着用した女性アスリートがモデルを務めた「義足アスリートファッションショー」では、こだわりのメイクと衣装、そして自慢の義足で観客を魅了。大きな歓声が寄せられました。鉄道弘済会と合同。
    リーフラスロンドンパラリンピック金メダリストの安達阿記子(あだち あきこ)選手を迎えて、ゴールボールの魅力に迫るトークショーを展開。観客に向けて貴重な金メダルを披露する一幕も!
    ワントゥーテンテクノロジーを駆使した新たなボッチャ体験を可能にした「CYBER BOCCIA (サイバーボッチャ)」。大型モニターで対戦の様子が分かるため、周りの観客も一体になって体験を楽しんでいました。清水建設と合同。

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