パラスポーツが身近になった一日!「BEYOND STADIUM 2022」体験コンテンツレポート

2022.11.25
パラスポーツが身近になった一日!「BEYOND STADIUM 2022」体験コンテンツレポート

2022年11月5日(土)、東京体育館にてパラスポーツの祭典「BEYOND STADIUM 2022」が開催されました。「あなたの好きとパラスポーツ」をテーマに掲げた本イベント。十分な感染症対策を施された会場に、多くの来場者がつめかけました。 本記事では、会場内の様子とともに、体験エリアでのゲスト出演コンテンツの模様をレポートします。

スポーツで不可能を可能にする! 伝説のパラアスリートによる熱血指導

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会場内はいくつかのエリアに区切られ、パラスポーツを体験できる「体験エリア」や、トークイベントが行われる「メインステージ」、45チームが熱戦を繰り広げたBOCCIA BEYOND CUPの試合エリアなど、多彩なコンテンツが用意されました。「BOCCIA BEYOND CUP」の試合レポートはこちらの記事をご覧ください!

「ポポフ先生のふれあいBooth」「パラリンピアンに学ぶランニングクリニック」は、ドイツ在住のパラリンピアン、ハインリッヒ・ポポフさんと交流したり、ランニングのコツを教えてもらえたりする参加型コンテンツ。

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義足のアスリートとして活躍し、パラリンピックでも金メダルを獲得しているポポフさん(2018年に引退)。「自分は何もできない」という負の感情を、スポーツによっていかに克服してきたか、自身のストーリーを語りました。ランニングクリニックでは、ポポフ先生の熱血指導が炸裂! 時間を延長するほどの盛り上がりとなりました。

子どもの“好き”をどう育むか、パラアスリートと子育てトーク

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一階のロビーでは、子育てタレントと子育てパラスポーツ選手による「教育&子育てトークショー」が行われました。客席は、お子さんと一緒に座って観覧できるスペースも用意された、まさに「子育て」仕様。ジャングルポケットの太田博久さん、フリーアナウンサーの久代萌美さん司会進行のもと、「お子さんの“好き”をどう育てていくか」というテーマについて、一児のママである視覚障害者でパラ陸上選手の高田千明さんと、2022年に第一子が生まれた新米ママの菊地亜美さんのトークが繰り広げられました。

次々と飛び出すパラ選手たちの「スゴ技」にTikTokerたちも驚愕!

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お昼になると、人気TikTokerの「伊吹とよへ」さん(写真左:伊吹、写真右:よへ)による配信イベント「パラアスリートからの挑戦状」がスタート。会場内の「体験エリア」を舞台にさまざまなゲストたちと卓球、バスケ、テコンドーの三種で、パラアスリートの「スゴ技」に挑戦します。

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まずは、スマッシュで紙コップを崩す「スマッシュ紙コップ崩し」に挑戦します。デモンストレーションでは、パラ卓球の立石アルファ裕一選手が杖で体を支えながら、お笑い芸人・こにわさんのサーブを鋭くスマッシュ! 見事、紙コップ倒しに成功します。

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伊吹とよへのお二人は、残念ながら失敗してしまいましたが、本イベント総合司会の高橋みなみさんは、なんと紙コップを1つ倒すことに成功。「私、卓球得意かもしれない!」と大喜びをされていました。

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続いての挑戦は、「車いすでバウンドショット」。車いすに座ったままバスケットボールをワンバウンドさせて、ゴールを狙うというものです。
スゴ技を披露するのは、過去に伊吹さんと1on1対決をしたこともある、車いすバスケットボール元日本代表の根木慎志さん、豊島英さん。
まずはお二人がバウンドショットに挑戦しますが、プレッシャーもあってか、まさかの失敗。総合司会のEXILE TETSUYAさんも挑みますが、あと一歩のところで外してしまいます。

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全員の挑戦が失敗に終わりますが、根木さんの「ゴール見たいですよね!?」の一言で、豊島さんが再度挑戦。声援と拍手に包まれながら、粘りに粘ってついにゴールを決めると、会場から大きな歓声があがりました。

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最後の競技はテコンドー。パラテコンドー日本代表の太田渉子選手とチャレンジするのは、通常の蹴り、180度回し蹴り、360度回し蹴りと、三連続の蹴りを成功させるというもの。太田選手の見本の後、伊吹さんはゆっくりとした動きながらも、着実にミットをとらえる蹴りで挑戦に成功。よへさんは、伊吹さんを上回る勢いのある回転で蹴りを繰り出し、これまたチャレンジに成功しました。

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TikTokerのいわたまありさんは、滑らかな体の運びで三連続蹴りに成功。ジャングルポケット太田さんは、チャレンジ後にカンフーのような決めポーズをして会場を沸かせました。

リベンジなるか!? 熱戦となったブラインドサッカー選手とのPK戦

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続いてご紹介するのは、体験エリアで開催されたイベント「逆襲のPK戦」の模様です。以前、TEAM BEYONDのTikTok公式アカウントで、サッカー好きTikTokerたちがブラインドサッカー選手とPK対決をし、敗北。今回、雪辱を果たすべく、再び対決をすることになりました。

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リベンジに燃えるTikTokerのウンパルンパさんは、元サッカー日本代表の太田宏介選手、アンプティサッカー日本代表のエンヒッキ・松茂良・ジアス選手を引き連れ参加。
対するは、ブラインドサッカー女子日本代表の菊島宙選手、EXILE TETSUYAさんによる、チャンピオンチームです。
両チーム、交互にPKをして合計得点を競います。キーパーを務めるのは元サッカー日本代表の本並健治さん。そして元サッカー女子日本代表の丸山桂里奈さんも応援に駆けつけました。

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ブラインドサッカーでは、ゴール裏に「コーラー」と呼ばれる、ゴールの位置を音や声で仲間に知らせる人がいるのが特徴です。またボールの中に金属のプレートが取り付けられており、転がるとシャカシャカと音が鳴るのもボールの位置を知る大きな手がかりとなります。

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アイマスクを装着してウンパルンパさんが最初のキック! しかし、惜しくも本並さんの鉄壁ディフェンスに阻まれます。

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チャンピオンチームのEXILE TETSUYAさんがゴールを外し、太田宏介選手の出番。しかし、ボールはあえなくゴールポストに弾き返されます。

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アンプティサッカーとは、上肢または下肢に切断障害などのある人のサッカー。専門器具を必要とせず、選手はクラッチという医療用補助器具を用いてプレーをします。そんなアンプティサッカーで活躍するエンヒッキ選手は、二本のクラッチでバランスをとりながら、豪快にゴールを決めます。

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EXILE TETSUYAさん、太田選手がゴールを外し、依然としてチャレンジャーチームがリードする中、一本目は惜しくもゴールを阻まれた菊島選手がダイナミックなシュートで、見事ゴールネットを揺らします。

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そして、ウンパルンパさん、二回目のPKも失敗。引き分けで迎えた、最後のキック。EXILE TETSUYAさんが決勝のシュートを決め、チャンピオンチームがまたしてもチャレンジャーたちを退ける結果となりました!

車いすタイムアタックでパラスポーツ大好き芸人が好タイムを記録!

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「体験エリア」では、TikeTokerの新堂きょうかさんが司会進行を務める、「ジグザグ走行タイムトライアル」というイベントも開催されました。その名の通り、コーンをジグザクにうまく避けながら車いすで走り、タイムを競うというもの。
挑戦するのは、女優・タレントの生駒里奈さん、パラスポーツ大好き芸人のみんなのたかみちさん、そしてEXILE TETSUYAさんの3名です。先ほど「車いすでバウンドショット」にも登場された根木慎志さん、豊島 英さん、そしてパラカヌー日本代表の瀬立モニカ選手もタイムアタックの様子を見守ります。

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「曲がる時に体重移動をするのがコツ」という根木さんのアドバイスをもとに、生駒さんがまずは挑戦。おぼつかない操作ながらも、なんとかゴールにたどり着きます。記録は1分5秒。

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EXILE TETSUYAさんも負けじとスムーズなジグザグ走行で疾走! みんなのたかみちさんの記録にも迫る、14秒の好タイムでゴールを切りました。

タレント、アイドル、TikToker入り乱れてのボッチャ対決、勝者は一体?

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「チャレンジボッチャ」ブースでは、ゲストたちによる「ボッチャ対決」が開催されました。対決するのは、先ほど「ジグザグ走行タイムトライアル」にもチャレンジされた生駒里奈さん、そして仮面女子から猪狩ともかさん、木下友里さん、涼邑芹さんによる、「生駒チーム」。対するは、ジャングルポケット太田博久さん、そしてTikTokerの三人、わいざむらいさん、佐伯タカシさん、いわたまありさんによる「太田チーム」です。選手を交代しながら、第二エンドまで勝負します。

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第一エンドは、序盤から猪狩さん、いわたさんと、両チームのエース級プレイヤーがジャックボールの近くに球を寄せ合う接戦に。その後は、いわたさんの好プレーで何度か「太田チーム」がリードをとりますが、太田さんのオウンゴール的なプレーによって最後はまさかの「生駒チーム」の逆転勝利となりました!

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続く第二エンドは、生駒さんの放ったジャックボールがコートのサイドライン付近に止まる、難しい展開でのスタート。しかし、前の試合から絶好調の太田チーム・いわたさんは、絶妙のコントロールで球をジャックボールに寄せます。太田チームリードのまま、残すところ三球となった生駒チームですが、猪狩さん、涼邑さんと会心の投球が続き、再度逆転。再びの生駒チーム勝利となりました!

人気YouTuber、水溜りボンドがパラスポーツを初体験!

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イベントの終盤に、自称“パラスポーツ初心者”の人気YouTuberの水溜りボンドさんが、伊吹とよへさんのナビゲートで会場の体験エリアを巡る「BEYOND STADIUMを体験してみた!」が行われました。また、この模様はYouTubeでもライブ配信されました。

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水溜りボンドの二人は、「車いすタイムアタック」「チャレンジボッチャ」「ブラインドサッカー」「スマッシュ紙コップ崩し」「バウンドショット」「テコンドー三連続蹴りチャレンジ」と、全六種の体験コンテンツに次々と挑戦! ボッチャの奥深い戦略性を楽しんだり、ブラインドサッカーの「コーラー」という役割に驚いたりと、これまで知らなかった世界に触れることで、パラスポーツへの興味を深められたようです。

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チャレンジの後は一階ロビーの「東京2020大会アーカイブ資産等展示」コーナーを見学。パラリンピックの本物のメダルや、試合で使われるボッチャのボール、テコンドーの装具など、貴重な展示の数々に水溜りボンドの二人も感動。

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聖火リレートーチを持って体験を締めくくりました。「実際に自分で体験した方が、競技を見た時にすごいと思えるし、応援したくなると思いました」(トミーさん)、「パラスポーツの競技を体験する場所ってないと思っていたので、こういう機会があったらまた参加したいです」(カンタさん)と、最後にコメントされました。

大人も子どももパラアスリートも、みんなが主役のパラスポーツイベント

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さまざまな競技のパラアスリート、タレント、アーティスト、クリエイター、そして老若男女幅広い層のお客さんが、同じ空間の中で入り混じりながら、体と頭を使ってパラスポーツに触れた一日。会場のあらゆるところで見られた来場者やパラアスリートたちの笑顔が、このイベントの成功を物語っていました!

これからもTEAM BEYONDでは、パラスポーツを盛り上げるために、さまざまなイベントを行っていきます。ぜひ、みなさんも参加していただき、一緒に盛り上げていきましょう!

当日の模様は以下のURLからもご覧になれます。
https://www.youtube.com/watch?v=mzqDbymZV_w

20221125

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