「レッツゴー日本!」の大声援が鳴り響く。「三菱電機 WORLD CHALLENGE CUP 2018」決勝戦

2018.07.05
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「レッツゴー日本!レッツゴー日本!」

観客で埋め尽くされた会場。スティックバルーンの音とともに歓声が響き渡ります!

この日、武蔵野の森総合スポーツプラザでは、車いすバスケットボールの国際大会、「三菱電機 WORLD CHALLENGE CUP 2018」の決勝戦が開催されました。

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前大会の優勝国であり、強いフィジカルとアグレッシブなプレーが魅力のオーストラリア、世界ナンバーワンと称される、パトリック・アンダーソン選手を擁するカナダ、2018年の世界選手権ホスト国であり、成長著しいドイツ。そして及川ヘッドコーチのもと、スピードとクイックネスで世界に挑む日本。
この4ヵ国で争われる世界トップクラスの戦いを間近で体感しようと、会場にTEAM BEYONDメンバーが集まりました。

日本 vs オーストラリアの決勝戦がスタート!日本の勝利を祈って

決戦当日は雨天にも関わらず、約5200人が会場に訪れました。
会場内の大型スクリーンでは、試合の合間に競技やルールについての説明がVTRで流れ、TEAM BEYONDメンバーもこれを見て、応援の準備が整いました!

日本チームはなんと前日までの予選を全勝中。初優勝をかけて、オーストラリアとの決勝戦を迎えました!

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アップテンポの音楽とアナウンスでショーアップされ、会場が盛り上がっていくなか、紹介のアナウンスとともに、選手がひとりずつコートに登場!観客はスティックバルーンを手に、大きな声援で選手たちを迎えます。そしていよいよ試合がスタート。

日本は序盤からゴールを決めて、オーストラリアをリードします。シュートが決まるたびに、観客席からは大きな歓声。TEAM BEYONDメンバーも選手に大きな声援を送り続けます。

激しいぶつかり合いで選手が転倒する場面も。そんなパワフルな試合に一同大興奮!
観戦会参加メンバーの中には、初めて車いすバスケを観戦し、すっかり魅了された方も多くいました。

安藤さんは、4歳の息子さんと参加。なんと家族全員がバスケをしているそうです。息子さんは熱心に選手の紹介パンフレットを読み、試合の観戦をしていました。

「車いすががしがしぶつかっているところに興奮しますね!息子を連れてパラリンピックにも応援に行きたいと思っています」

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隣に座って仲良く応援していた島袋さんと糟川さんは、なんと今日初めて出会ったのだとか!新たな出会いがあることも、一つ、スポーツ観戦の魅力ですね。

「東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて自分も何かしたいと思って、できることを探すために参加してみました。車輪でコートが焦げる匂いがして迫力を感じますね」

オリジナルコールに、選手の名前入りカラーボード。個性がきらめく応援の数々

オーストラリアチームがボールを持つと、日本はものすごい速さで追いかけ、ボールをブロック。試合は日本とオーストラリアの接戦が続きます。

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「ディーフェンス!ディーフェンス!」

前半終了間際に、オーストラリアが逆転。後半はオーストラリアのリードで試合が進み、観客の応援にさらに熱が入ります。

そんな中、ひときわ大きな声で観客席を盛り上げていたのは、女子聖学院中学校高等学校の生徒さん。この学校では、「パラスポーツを盛り上げよう!」というプロジェクトを立ち上げ、生徒みんなで応援のアイデアを考えているそうです。

生徒たちに引率する加納先生が、パラスポーツ観戦への意気込みを語ってくれました。

「試合を盛り上げるために、今日は生徒たちと応援のコールを考えてきました!目標は、2020年のパラリンピックが終わってからも、心のバリアが取り除かれた新たな価値観がシェアされていくことです」

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選手の名前が入った手作りボードやメガホン。生徒さんたちはオリジナルグッズとともに、考えてきた独自のコールを繰り広げます。そして、そんな高校生たちの熱気に負けずと、会場の声援もヒートアップしていきます。

「スピード感があって、とても面白いです。パラリンピックまでに、この会場をもっと観客で埋めたいです!」

彼女たちは積極的に選手とも交流し、競技のみならず、真剣にバスケに取り組む姿や彼らの生き方にも影響を受けているそうです。

「選手たちとハイタッチをしたとき、手の皮が厚く、とても硬かったんです!手の裏が真っ黒になりながらも一生懸命バスケをしているんだなと感動しました」

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接戦に勝利したのはどちらのチーム?熱い後半戦がスタート

日本とオーストラリア。両者ともゆずらない接戦で試合は進み、観客も声を枯らしながら精一杯のエールを送ります。

どちらが勝ってもおかしくない状況の中、残り時間4分のところで日本がリード。そして観客の熱い声援に応えるように、65対56でオーストラリアを破り、今大会全戦無敗での初優勝を手にしました!

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選手たちが肩を組み喜びの表情を見せると、観客の中には感動の涙を流すひとも多くいました。

女子生徒たちと一緒に観戦をしていた聖学院中学校・高等学校の男子生徒さんたちは、パラスポーツにすっかり魅了され、これからも選手たちを長く応援していこうと思ったそうです。

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「試合を見る前は、かっこいいなとしか思っていなかったです。でも試合を見た後は、“これからも応援をしたい!”という気持ちが高まりました!」
生徒さんたちは、また新たな応援のコールを考えて、9月に開催されるパラバドミントンの試合も観戦する予定とのこと。会場に訪れて試合を間近で観戦すると、よりパラスポーツの素晴らしさに魅了され、ファンになるようです。

コートの片隅では、試合が終わった香西宏昭選手に話しかける1人の女の子の姿が。

車いすユーザーである中学3年生のしおりさんは、3年前に香西選手が出場していた試合を見てからファンになり、それ以来、毎年日本選手権を観戦しているそうです。

「香西選手のスリーポイントシュートを見ることがすごく好きです」

バスケの選手たちは交流すると、次に会ったときも顔を覚えていてくれるので、それがすごく嬉しいとしおりさんは話します。

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「香西選手みたいになりたい!車いすバスケにチャレンジして、いつかは私もパラリンピックにでたいです」

目をキラキラと輝かせながら話すしおりさんに、香西選手も笑顔で応えていました。選手たちの一生懸命な姿は、見る人に勇気を与え、そして選手たちもその応援にパワーをもらうのです。

応援で生まれる一体感!あなたも一緒にパラスポーツを応援しよう

試合終了後は、TEAM BEYONDメンバー限定の交流会や車いすの体験会が行われました。初めて体験する競技用車いすに、子どもたちは大喜びです!

最後には、メンバー全員で記念撮影!優勝の喜びに包まれて、とてもいい笑顔!力を合わせて選手を応援したあとの一体感が生まれています。

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TEAM BEYONDでは、これからもパラスポーツの試合を応援で盛り上げていきます!あなたも選手たちに熱いエールを送ってみませんか?TEAM BEYONDへの参加をお待ちしています。

20180705

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