TEAM BEYOND もっと近くへ!パラアスリート
ランニングワークショップ

2024.11.13
TEAM BEYOND もっと近くへ!パラアスリート<br>ランニングワークショップ

「パラアスリートと一緒に走ろう!」ということで、大好評だった昨年に引き続き
・パラアスリートと一緒に走ることで、
・パラアスリートを身近に感じていただき、
・パラスポーツへの興味関心を高めていただこう!
という趣旨のランニングワークショップを今年も開催しました。

TEAM BEYOND もっと近くへ!パラアスリート<br>ランニングワークショップ

2024年10月5日(土)世田谷区立総合運動場 陸上競技場。
ついひと月前のパリパラリンピックでも活躍した選手を含む10名のアスリートをお招きし、
普段やっているトレーニングなどを直接教わるレッスンタイムも
新たに設け、昨年よりパワーアップしての開催です。
参加者も2023年の50名から、今年は90名に(ものすごく多数の応募いただき
抽選となりました)!当日は残念ながら曇りのち雨でしたが、たくさんの人が集まってくださいました。

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参加者は自分の走力に応じて、3つのグループに分かれて走ります。

▶︎長距離が得意なアスリートと一緒に走る「がっつり走るぞ!」チームには
1.唐澤 剣也(からさわ けんや)選手 SUBARU 【長距離/視覚障害】
 パリ2024パラリンピック5000m 銀メダル
2.伊藤 智也(いとう ともや)選手 バイエル薬品 【短中距離 /運動機能障害(車いす使用)】
 パリ2024パラリンピック400m 銅メダル

▶︎短距離選手と一緒の「走ってみるぞ!」チームには
3.吉田 彩乃(よしだ あやの)選手 横浜修悠館高校 【短距離/脳性まひ(車いす使用)】
 パリ2024パラリンピック 100m8位
4. 多川 知希(たがわ ともき)選手 AC・KITA 【短距離/上肢障害(義手使用)】
 リオ2016パラリンピック 400mリレー 銅メダル
5. 松本 武尊(まつもと たける)選手 AC・KITA【短距離/脳性まひ】
  パリ2024パラリンピック400m 4位入賞
6. 吉川 琴美(よしかわ ことみ)選手 AC・KITA 【短距離/脳性まひ】
 インドネシア2018アジアパラ代表
7. 田巻 佑真(たまき ゆうま)選手 アシックス 【短距離/下肢障害(義足使用)】
  2024年パラ陸上世界選手権神戸 200m7位

▶︎走るのはちょっと自信がないけれど、アスリートと交流してみたい方々向けの
 「ウォーキング」チームには
8. 米岡 聡(よねおか さとる)選手 三井住友海上/東京 【トライアスロン/視覚障害】
 パリ2024パラリンピック・トライアスロン11位
9. 佐々木 琢磨(ささき たくま)選手 仙台大学 【短距離/聴覚障害】
 2024年世界デフ陸上選手権 台湾 4×100mリレー金メダル
10.岡田 海緒(おかだ みお)選手 三菱UFJリサーチ&コンサルティング 【中距離/聴覚障害】
 2024年世界デフ陸上選手権 台湾800m銅メダル

が参加してくれました。

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準備運動のあと、20分のランニング・ウォーキングがスタートしました。
上の写真は「がっつり走るぞ!」チーム。唐澤選手のグループはブラインドランの伴走をかわりばんこに体験しながら走りました。ブラインドのランナーと伴走者が持つロープが方向やペースの指標になります。伊藤選手のグループはかなりのハイペースで休みなく、ぐるぐると走り、チーム名の通り「がっつり」走っていました。

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こちらは「走ってみるぞ!」チームです。吉川選手、多川選手、松本選手、田巻選手、吉田選手ら
短距離のアスリートと一緒におしゃべりをしながらのジョギングです。スローペースといいながらも
子どもたちが果敢にアスリートに勝負を挑む姿が見られました!

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最後は「ウォーキング」チーム。デフ陸上の佐々木選手と岡田選手のグループは
ジェスチャーや手話を交えてのウォーキング。手話通訳士も一緒に、手話の単語も覚えて、たくさんおしゃべりできました。
米岡選手のグループは、参加者が選手をガイドしながらトラックを周回しました。
参加者には義足の女の子も。米岡選手と歩いたり、義足の田巻選手とお話ししたりしました。

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雨が降ってきたところで、トラックから室内に移動。選手が普段大切にしているウォーミングアップや、いいタイムを出すためのフォームのレッスンを行いました。本当はランニング前に行う予定でしたが、天候を見て順序を入れ替えての実施となりました。
車いすの吉田選手は上半身のストレッチ、デフ陸上佐々木選手は頭の上にお皿を置いて、ジャンプ。
バランスが良ければお皿は落ちないはず・・・!田巻選手は参加者の皆さんの腕振りのフォームを
チェック&アドバイス。唐澤選手はたっぷり走った後にも関わらず、ハードモードな筋トレを。
ついていった参加者のみ皆さんを尊敬します・・・。多川選手は前傾姿勢を取り入れて前にぐっと進む技を教えてくれました。

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たくさん動いた後は観覧席で交流会。
選手のスマホをのぞいてパリパラリンピックの写真を見せてもらったり、
メダルをかけてもらいながら記念写真を撮ったりしました。参加者の中には先々パラリンピックへの
出場を目指している方もおり、伊藤選手から「じゃあ次はあなたがメダルだね」という激励を
もらっていました。このワークショップ参加者の中から将来メダリストが生まれるかも?!

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今日は全員よくがんばりました!ということで、
最後は手話の拍手、両腕をあげて手をひらひらしてイベントを終えました。
選手たちから教わったトレーニングを復習したり、一緒に走ったアスリートの試合を応援したりしつつ、また一緒に走りたいと思います!

最後に、このレポートの記録写真は6月に行われた写真ワークショップの参加者が
ボランティアカメラマンとして撮影してくれたものです!竹田さん(写真左)、山根さん(写真中)、躍動感のある瞬間の記録をありがとうございます!また、昨年に続き、ランニングサークル(写真右)の「一般社団法人ランニングと朝食」メンバーがサポートランナーを務めてくれました。

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当日の様子は YouTube動画でもご紹介していますので、ぜひこちらもご覧ください。

20241113

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