TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「11/2、11/3 国士舘大学楓門祭(世田谷区)」実施レポート

2023.11.10
TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「11/2、11/3  国士舘大学楓門祭(世田谷区)」実施レポート

2023年11月2日(木)・3日(金・祝) 、国士舘大学世田谷キャンパスで開催された「楓門祭」において、TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラムを実施しました。

ゲストアスリートに、射撃元日本代表でアテネ・北京・ロンドンとパラリンピックに3大会連続で出場した経験を持つ田口亜希さんをお迎えして射撃体験(3日(金・祝))を行ったほか、陸上競技(レーサー)体験やVR等を活用した車いすバスケットボール体験などを行いました。イベントの様子についてご紹介します。

射撃体験

TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「11/2、11/3  国士舘大学楓門祭(世田谷区)」実施レポート

射撃体験では、射撃元日本代表でアテネ・北京・ロンドンとパラリンピックに3大会連続出場を果たした田口亜希さんによるアスリートプログラムを実施。はじめに田口さんより、射撃の基本ルールや競技をする上でのポイントについて説明がありました。

ライフル、またはピストルを使って決められた弾数を撃ち、得点を競うパラ射撃。「下肢のみの障害」と「上肢を含む障害」の2クラスがあります。的までの距離は、50m・25m・10mがあり、パラリンピックでは銃の種類や体勢などが異なる13種目が行われます。一発の満点は10点で、満点を狙うには的の中心にあるわずか0.5mmのマークに命中させなくてはなりません。

競技では腹筋を使う場面がありますが、車いすの背もたれの長さに差をつけるなどすることで、障害の程度にかかわらず同じフィールドで戦えるパラ射撃の魅力を、田口さんに教えていただきました。

たった1つのミスが得点に大きく影響するため、集中力や精神力が求められる射撃競技。
たとえミスをしても、最後まであきらめない気持ちも重要になることを、田口さんから参加者の皆さんに語っていただきました。
こうした田口さんのお話に、子どもたちは真剣な表情で話を聞き入っていました。

続いて、実弾を使わないビーム(可視光線)式の銃を用いた疑似体験を実施。ランキング形式で得点を掲出し、高得点を狙うチャレンジを行いました。

はじめはなかなか的に当てることができなかった参加者の皆さんも、田口さんの丁寧なアドバイスを受けてみるみる上達。中には100点満点中99点を叩き出した方もおり、会場は大いに盛り上がりました。

体験後には、「難しかったけど楽しかった」といった声のほか、「アスリートは本当にすごい!」などの感想が聞かれ、体験を楽しみながらも選手たちの技術の高さに驚いたようでした。

TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「11/2、11/3  国士舘大学楓門祭(世田谷区)」実施レポート
TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「11/2、11/3  国士舘大学楓門祭(世田谷区)」実施レポート

田口さんは、アスリートプログラム以外の時間も長くブースに滞在してくださり、参加者の皆さんと積極的にコミュニケーションを図っていらっしゃいました。「パラリンピックで射撃を見て、ぜひやりたいと思って来ました!」という方や、ランキングボードと一緒に記念写真を撮る方にも笑顔で対応している様子が印象的でした。

3日(金・祝)のみの開催ながら、多くの方にご参加いただいた今回のアスリートプログラム。田口さんとともに射撃の魅力を広くアピールできたと考えています。

陸上競技(レーサー)体験

パラスポーツの陸上競技は、大きく分けて「トラック」「フィールド」「ロード」の3つに分類されます。障害に応じてさまざまな用具・装具を使いますが、車いすの選手が使用するのは「レーサー」と呼ばれる競技用の車いすです。

体験では、レーサーに乗って15秒間全力で漕ぎ、最高速度を測定。おとなの部・子どもの部それぞれランキング形式で発表しました。
おとなの部では、運動部の学生たちが競い合ってランキング上位を目指していましたが、パラアスリートは自分たちの倍以上の速度が出せると知ると、驚きの声を上げていました。

レーサーは日常生活用の車いすとは異なり、前方に鋭く突き出た前輪と大きな2つの後輪が付いています。最速のスピードを出すために計算されたフォルムですが、体験を終えた参加者からは、「車いすといってもこんなに違うなんて知らなかった。とても勉強になった」といった声が聞かれました。

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VR等を活用した車いすバスケットボール体験

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会場では、リアルな体験だけでなく、VRを活用した車いすバスケットボール体験も行いました。

車いすに座ってVRゴーグルを装着し、コントローラーを操作しながら画面内のゴールにシュートをするこのプログラム。VRの使用について7歳未満は基本NG、7~13歳は親御さんの了承を得るなど、年齢制限を設けて実施しました。

最初こそコントローラーの操作に苦戦していた参加者の皆さんも、ゲーム感覚でプレーするうちにコツを掴んだようで、見事ゴールを決めた時には大喜びしていました。他にも、車いすの操作体験や膝の上にボールを乗せて移動する体験なども併せて行い、リアルな競技体験もしていただきました。

その他

体験以外にも、会場ではさまざまなパラスポーツを紹介するパネルや実際の試合で使用されている競技用具などを展示。今回体験を実施した競技以外のパラスポーツについても広く紹介しました。ご自身も障害があるという高齢の来場者は、「体験には参加できないけど、競技用具に触れることができて楽しい。次回もぜひ来たい」とおっしゃっていました。

またTEAM BEYOND PRブースには、LINE公式アカウントのお友だち登録をしてくれた方を対象にオリジナルグッズがもらえるガチャを設置。こちらはお子様を中心に大人気でした。

東京都では今後も引き続き、こうした活動を続けていく予定です。

TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「11/2、11/3  国士舘大学楓門祭(世田谷区)」実施レポート

次回は11月11日(土)・12日(日)に開催される「第27回あきる野市産業祭」(会場:都立秋留台公園(陸上競技場))にて実施予定です。小さなお子様からご年配の方まで、お一人でもご家族でもお楽しみいただける体験プログラムを企画していますので、ぜひご参加ください!

パラスポーツ体験プログラムでは、スタンプラリーを実施しています。集めたスタンプ数に応じてオリジナルグッズをプレゼント!皆さんの参加をお待ちしています!

・スタンプラリーの詳細はこちら↓
https://www.para-sports.tokyo/sports/taiken/passport

・パラスポーツ体験プログラム 今後の実施予定はこちら↓
https://www.para-sports.tokyo/sports/taiken/schedule

・TEAM BEYOND LINE公式アカウントの詳細はこちら↓
https://www.para-sports.tokyo/topics/activity/line_open

・SPOPITA(スポピタ)スタンプラリーの詳細はこちら↓
https://spopita.jp/stamprally/

・『BE THE HERO』『FIND YOUR HERO』の詳細はこちら!
『BE THE HERO』 https://www.youtube.com/watch?v=o3QtKGLYUHw
『FIND YOUR HERO』 https://www.youtube.com/watch?v=ZuDKuDeuUeo

20231110

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