2022年8月12日（金）、東京ドームでパラアスリートとプロ野球観戦を楽しむ観戦会イベントが開催されました。当日は、「TEAM BEYONDパラスポーツDAY」として、試合観戦のほか、トークイベントや交流会を実施。会場内の各所では、パラスポーツ普及啓発映像「Be The HERO」「FIND YOUR HERO」などの映像が投影され、TEAM BEYONDオリジナルグッズが当たるラッキーカードの配布も行われました。さらに、試合開始前に行われた始球式には、東京パラリンピックで銀メダルを獲得した車いすバスケットボールの鳥海連志選手が登場。緊張の一瞬をみんなで見守りました！

銀メダリスト・鳥海選手、古澤選手のパラリンピック振り返りトーク！

入場が始まって早々のトークイベントの司会はパラ卓球アンバサダーのこにわさん。ゲストには、鳥海選手をはじめ、同じく車いすバスケットボールの古澤拓也選手、シドニーパラリンピック男子車いすバスケットボールのキャプテン・根木慎志さん、パラスポーツ大好き芸人のみんなのたかみちさんが登場。始球式が始まるまでの間、ゲストとTEAM BEYONDメンバーとの楽しいトークが繰り広げられました。

鳥海選手（中央）と古澤選手（左）は、東京パラリンピックの銀メダルを持って登場。至近距離で見るメダルに、みなさん興味津々です。今回のメダル獲得について、元車いすバスケットボール日本代表の根木さんは「“よくやった！”と号泣しました」と振り返りました。

鳥海選手は銀メダルについて「ずっとメダルを見据えてきたのでホッとした」、古澤選手は「メダルをかける瞬間に鳥肌が立った」と、感想を述べました。

さらに、古澤選手は『車いすじゃなくても、僕は最高にかっこいい。』、鳥海選手は『異なれ 東京パラリンピック車いすバスケ銀メダリストの限界を超える思考』という書籍をそれぞれ出版したため、本の紹介も。「本を買った人？」という問いかけに、参加者から手が上がっており、注目度の高さが感じられました。

今回の出版について、鳥海選手は「本を通じて少しでも役立つことがあればという思いだった」と話すと、古澤選手は「車いすテニスの国枝慎吾選手が人生観を変えてくれた。今度は僕がそういう存在になりたい」と出版の目的を話しました。きっと、その思いはいろんな人に伝わっているはず！

実はとっても仲良しだという鳥海選手と古澤選手。鳥海選手は古澤選手を「たくちゃん」、古澤選手は鳥海選手を「れんし」と呼び合っているそうです。「お互いに言いたいことは？」という質問では、鳥海選手から「たくちゃん、車いすのスピード出しすぎ！」なんて発言も飛び出して、和気あいあいとした雰囲気で進行していきました。

さらに、東京パラリンピックでは試合の合間、選手村にあるヘアサロンに行ったそうですが、お二人とも予選が終わったタイミングで出かけていたことが判明。でも、部屋は別々だったそうで、鳥海選手は「寂しかった……」と告白！しかし、古澤選手は「寂しくなかった」とバッサリ。二人の楽しい掛け合いからも、仲の良さが伝わってきました！

鳥海選手の始球式に向けての意気込みは？

この日行われた巨人対広島戦では、鳥海選手が始球式を務めることに。古澤選手は鳥海選手の始球式について「頼もしい！ 自分も別の機会を狙っています」とニヤリ。

鳥海選手は始球式に向けて「緊張していない」と余裕の表情。目指すはノーバンとのことで、根木さんも「鳥海選手は、ここからずっと選手のピッチング練習を見ていた。今日はスゴい始球式が見られると思う」と期待を込めて話していました。

伊吹とよへ＆神堂きょうかさんがLINE LIVEで登場！

トークイベント中には人気TikTokerの伊吹とよへのお二人と神堂きょうかさんがLINE LIVEで配信しながら登場！ 参加者のみなさんに質問を投げかけて「“私は当てはまる”という人が1人だけ！」というのを目指したチャレンジを行いました。

最初の質問は「パラリンピックの“パラ”の意味を知っている人！」。この伊吹さんからの質問に対して、参加者から上がった手は……なんと、1人！ 最初の質問でさっそくチャレンジを達成してしまいます。ちなみにパラの意味は「パラレルのパラ」。答えてくれた男性、大正解です。

続いて、みんなのたかみちさんがチャレンジ。「選手村で出されていた料理を食べたことがある人！」という問いにも、上がった手は1人！ こちらもチャレンジ大成功です。こちらの方は、選手村で働いていたそうで、人気だった餃子を担当されていたとのこと。選手村副村長だった根木さんは「一番おいしかったのは何？と、選手に聞いて回ったら餃子が一番だった！」と話していました。

神堂きょうかさんは、障がい者スポーツ指導者資格の中級を持っているとのことで「同じ資格を持っている人！」と問いかけ。2人、手が上がりました！ 「さすがTEAM BEYONDメンバー！」と盛り上がりましたが、みんなのたかみちさんから「いやいや、2人だとチャレンジ失敗でしょ！」とツッコミが入っていました。

こにわさんからの質問は「国枝選手に会って、金メダルを見せてもらったことがある人！」。誰もいないかと思いきや、これも1人手が上がるという結果に！
伊吹とよへ＆神堂きょうかさんのLINE LIVEでのチャレンジは、ほぼ成功！ トークイベントを大いに盛り上げてくれました。

子どもたちの表情も生き生き！ 楽しい交流会

トークイベント後は、ゲストと参加者の交流会。古澤選手がサインをする姿を熱心に見つめる親子や、「一緒に写真を撮ってもらえるなんてドキドキします！」と嬉しそうにゲストとの記念撮影の列に並ぶ方、車いすバスケットボールの試合を観た感想を話す男の子など、みなさん思い思いに楽しんでいました。

特に子どもたちは、普段接することのない選手たちとの交流に目をキラキラさせていたのが印象的でした。きっと夏休みのいい思い出になったに違いありません。

鳥海選手の始球式は……ノーバン投球は成功？

交流会終了後に行われた始球式では、宣言通りノーバンでの投球に成功！ 勢いのある球を山なりのカーブで投げ込んだ鳥海選手は「ジャイアンツの一員になったような気分でした」とコメントしていました。

大いに盛り上がった「TEAM BEYONDパラスポーツDAY」。その後は思い思いに試合を観戦して解散となりました。みなさん、お疲れ様でした！

今後も、TEAM BEYONDでは、さまざまなアプローチで、パラスポーツの魅力を発信していきます。TEAM BEYONDの一員となって、パラスポーツを盛り上げていきましょう。ご参加をお待ちしています。

最後にプレゼントキャンペーンのお知らせです！
今回ゲストで登場いただいた鳥海連志選手と古澤拓也選手のサイン入り色紙を抽選で5名様にプレゼント。応募方法や、応募期間などは、下記URLよりご確認できます。ぜひ奮ってご応募ください。
https://para-sports.tokyo/news/present-giantssign