まだ間に合うパラリンピック観戦!!「Yell for パラアスリート!」レポート

2021.09.15
まだ間に合うパラリンピック観戦!!「Yell for パラアスリート!」レポート

パラリンピック開催直後で盛り上がっていた8月29日(日)、前の週に引き続き「Yell for パラアスリート!」と題して、パラリンピックの見どころや競技の魅力、応援ポイントを発信するオンライン配信が行われました。
当日は、配信中に車いすラグビーの銅メダル獲得が決まるなど、パラリンピックの盛り上がり真っ只中に行われた配信の模様をお届けします。

まだ間に合うパラリンピック観戦!!「Yell for パラアスリート!」レポート

今回のMCを務めたのは、矢作奈穂子さんとTEAM BEYONDメンバーでパラスポーツ大好き芸人 みんなのたかみちさんです。前回、アルコ&ピースの平子祐希さんがMCでしたが、みんなのたかみちさんが無事MCを奪還です! 

ゲストとして登場したのは、仮面女子の猪狩ともかさんとYouTube番組ボンボンTVのよっちさん、どみちゃん。2021年3月に行われた「BEYOND STADIUM オンライン」で一緒に登場したメンバーということもあり、軽快な掛け合いが繰り広げられました。

これまでのパラリンピックで心に残った名場面は?

この日も放送直前まで車いすラグビー3位決定戦が行われ、放送開始直後に銅メダルが確定するというアツい状況の中、これまでの競技で心に残った名場面をイラストと共に紹介するコーナーから始まりました。

「絵が苦手」という猪狩さんがあげたのは、車いすバスケットボールの鳥海連志選手です。「コロンビア戦での巧みな背面パスが印象的でした」とのことで、それを表した絵だったのですが……みんなから絵について総ツッコミを受けていました。この鳥海選手の活躍は、Twitterではトレンドに入るほどで「車いすバスケ界の流川楓※」とも言われているのだそうです。
※流川楓:漫画『スラムダンク』のキャラクター

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そんな猪狩さんに対して「僕も絵が下手」といいながら、クオリティの高いイラストを出してきたのは、よっちさん。描いたのは、口にラケット、足使いサーブのパラ卓球イブラヒム・ハマト選手(エジプト)。「口の力だけでスマッシュやサーブを返していてすごい。人間の強さがわかるプレイ」と絶賛。

みんなのたかみちさんも「普通の人は両腕がないと卓球が出来ないと思うのに、あえて卓球に行く、その強さが素敵」と太鼓判を押していました。

続いて、どみちゃんが描いたのはカラフルな開会式の様子。タイトルは「みんなが楽しめる開会式」とのことで、思わずみんなが「かわいい!」と声を上げます。「入場のプラカードが色弱の人でも見やすい配色になっていたり、日本のエンタメの演出を取り入れたりしていて、みんなが楽しめる開会式だと思いました」。パフォーマーの方をハートで表すなど、愛があふれるイラストにみなさんほっこりされていました。

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みんなのたかみちさんがあげたのは、グループリーグのときの車いすラグビー「決死のディフェンス」です。中心に描かれたのは、オーストラリアのライリー・バット選手。世界屈指のプレイヤーを相手に、両側には池崎大輔選手と池透暢選手が描かれています。「世界最強とも言われるライリー・バット選手を二人で囲んで、ボールを奪い取ったんですよ! これは、すごい震えました」と観戦時の興奮を語っていました。

矢作さんが印象的だったのは、トライアスロン米岡聡選手がゴールしたときのシーン。ガイドを務めた椿浩平選手が泣いていたことに触れ、支えている人の涙にグッときたと話していました。

視聴者からもコメントが寄せられ、開会式のプロジェクションマッピングや5人制サッカー黒田智成選手による速攻ゴール、14歳でメダルを獲得した競泳の山田美幸選手などがあげられていました。

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みんなのたかみちさんによるカラダを張ったパラマラソン紹介!

続いて、みんなのたかみちさんによるパラマラソンコースの紹介が行われました。「視覚障がい、車いす、上肢障がいにそれぞれクラス分けされています」とのことですが、走る距離はパラマラソンも42.195kmと一般のマラソンの距離と変わりません。今回は特に注目したいスポットごとに解説してくれました。

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まず、紹介したのが、スタート地点の国立競技場前のコース。モニターにはたかみちさんの顔と名前が全面に入った原付で国立競技場前を走る写真が写り、一同からツッコミが。コメント欄には「痛車w」という文字が流れます。

そんな状況にもめげず、解説を始めるたかみちさん。この場所はスタート地点とのことで「漫才で言うと、最初のつかみの部分」。互いにどんな感じで走って行くのか様子をみている場所なのだそうです。

続いて登場したのが、スタートとラストにくる急勾配。「傾斜が30度くらいあるので、車いすマラソンの選手からすると60kgくらい負荷がかかる」とのこと。みなさんからも思わず「辛そう」と声があがっていました。ちなみに漫才に例えると「強めのボケ」な部分になるそうです。

その後も、漫才に例えながらパラマラソンのコース紹介は続き、時折はさまれるたかみちさんの写真には一同爆笑。ツッコミを受けながらもコースの魅力を全力でプレゼンし続けました。

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最後にたかみちさんが注目のパラマラソン選手としてあげたのが、視覚障がいの道下美里選手。「この方は世界記録保持者なんです。メダルが期待できます」。意外にも40代とのことで、年齢を感じさせない愛らしさも魅力とのこと。(その言葉どおり、なんと道下選手は金メダルを獲得しました!)

猪狩さんが注目しているのは鈴木朋樹選手。トラック競技とマラソンの二刀流に加え、「2019年の国際大会で3位に輝いたこともあるので、メダルを取ってくれるんじゃないかなと期待しています」と笑顔で話していました。

その後、TEAM BEYONDのサイトでも公開されているパラアスリートのスゴ技動画をみんなで見てテンションが最高潮に盛り上がる中、配信は終了となりました。

〇当日の配信の模様は以下のURLからご覧になれます。
 https://www.youtube.com/watch?v=hS6hsH6n2TU

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「パラスポーツについてゲストと熱く語ろう!オンライン交流会」も開催!

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YouTube配信イベントの後に続いて行われたのが、ZOOMを使ったオンライン交流会です。事前募集が行われ、抽選で選ばれた人たちから約30名の方が参加しました。

MCの矢作さん、みんなのたかみちさんをはじめ、ゲストは引き続き、猪狩さん、よっちさん、どみちゃんの5人。画面越しに参加者同士が見える状態で、さらに、出演者と参加者が会話できる形で行われました。

みんなでパラリンピックのメダリストになるパラアスリートを予想!

最初のコーナーは、みんなでパラリンピックでメダルを獲得するパラアスリートを予想しました。猪狩さんは車いすバドミントンの里見紗李奈選手をあげ、「2019年の国際大会でもシングルス1位をとったんです」と実績があるからこその期待を寄せていました。世界ランクも1位という実力の持ち主です。(里見選手は金メダルを2つ獲得しました!猪狩さん見事的中です!)

参加者のTNさんからは「車いすテニスの国枝慎吾選手」が上がりました。「試合を見て、相手を左右に振り回す姿がカッコイイ」と話すと、猪狩さんも「肘の故障を乗り越えてすごいですよね!」と共感していました。(国枝選手も見事に金メダルを獲得しました!)
参加者のTOさんがあげたのは、その前の番組でも名前が出たパラマラソンの道下美里選手。「実は、伴走者の志田淳さんが会社の同僚なので、応援してます」と、意外な繋がりを話すと、ゲストたちも「ええ!」と驚きの声! 参加者のみなさんも画面越しに驚いているのが伝わりました。

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よっちさんがあげたのは、陸上の鈴木朋樹選手。「いろんな大会でメダルを獲得しているので、今回も期待したい」と話します。

どみちゃんがあげたのは、ボッチャの日本チーム。「有名な人がたくさんいると、たかみちさんが言っていたから」と、ゆるりとした回答に、たかみちさんは「杉村英孝選手や廣瀬隆喜選手ですね」とすかさずフォローを入れていました。(杉村選手は個人で金メダル、廣瀬選手は団体で銅メダルを獲得しました)

他にも、「車いすバスケットボールの男子チーム」(KZさん)、「車いすテニスの上地結衣選手」(Rさん)「ブラインドサッカー(5人制サッカー)」(Hさん)と言った声も。みなさん、さまざまな競技で多くのメダルを期待していることが伝わってきました。

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たかみちからの挑戦状! 「パラスポーツ愛」選手権

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続いて行われたのが、みんなのたかみちさんVS参加者のみなさんの「パラスポーツ愛」選手権です。競技や選手についてトークし、どちらがパラスポーツを愛しているかを競います。

参加者のLiさんは、小学生の時に車いすラグビーの池選手がきてくれたというエピソードを披露。それがきっかけで競技のことが好きになったと話します。それに対して、たかみちさんは「池崎選手のタックルを受けたことある!」と自慢げに語り、負けたくない気持ちが炸裂していました。

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自身も中途障がい者という参加者のTuさんはパラスポーツ観戦が好きなだけでなく、バスケやラグビー、ボッチャの審判員ライセンスを持っているとのこと。これにはたかみちさんも「う~ん……ライセンス……」と対抗する手段がすぐに出せません。結果、ひねりだしたのが「車いすバスケをしたことがある!」だったのですが、弱いと一蹴されます。猪狩さんからは「審判員の資格をとるYouTube番組を1本作ってみたら」と提案されていました。

参加者のKZさんは好きすぎて母に頼んで、学校に車いすバスケットボールの選手が来てくれたという本気度が伝わるエピソードを披露。ゲストのみんなも思わず「すごーい!」と感心の声を上げていました。たかみちさんも「パラスポ愛すごいな」と完敗の声を出しつつも「元車椅子バスケットボール選手の根木さんのLINEを知ってる」と必死にアピールしていました。

最終的に勝負はみなさんのあふれるパラスポ愛に、みんなのたかみちさんもタジタジという結果に。どちらも愛があふれてやまないことがわかりました!

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今後どうやってパラスポーツを盛り上げていけば良いか?

最後のトークテーマは「今後どうやってパラスポーツを盛り上げていけば良いか?」です。これにも多くの参加者のみなさんが積極的に手を上げてくれました。

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猪狩さんはTEAM BEYONDのイベントで過去に取り組んだ、自分たちで応援を考える企画を例に出し「1から自分で考えた応援は力が入る」と、応援イベントの実施を提案。コロナ禍でなかなか難しい状況ではあるものの、またイベントができるようになるといいと話していました。

YouTubeの登録者数が200万人を超える、ボンボンTVのよっちさんは「自分たちが発信することで、パラスポーツに興味を持ってもらえたら」と話します。「ボンボンTVがやることで、好きという人もいると思う」と話すと、参加者のChさんからは「ボンボンTVが好きで、それからパラスポーツを見るようになった」という嬉しい声も届きました。

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一方で、どみちゃんは「ボッチャをやろうと思う」と発言。以前のイベントでボッチャに挑戦したときに「自分が一番下手だった」とのことで、リベンジを誓っていました。

参加者のKNさんは学校でゴールボールや車いすバスケットボールを体験したことに触れ、「やって体験することとで面白さがわかるし、トップ選手と接することですごさが分かって応援したくなる。興味を持つきっかけになると思う」と体験の重要性を話すと、小学生の参加者のSさんからは「まだ小学生だし、パラスポーツのことはまだよくわからない。友だちもパラスポーツについて知りません。だから、こういうイベントで色々知って行けたらと思う」と、まずは知ってもらうことの大切さを話してくれました。

たくさんの挙手に、たかみちさんが「全員あてられずにごめんなさい」と謝るほど。みなさんのパラスポーツへの思いが伝わってくる時間でした。

大盛況の中で交流会は終了!これからもパラスポーツを盛り上げる

参加した猪狩さんは「配信イベントも、交流会も楽しかったです。パラスポーツに興味を持って広めてくれたらうれしいです。これからも一緒に応援しましょう」と力強いメッセージを送りました。
よっちさんは「ファンの方と話すのは久しぶりでした。改めてパラスポーツを広めていきたいという熱い思いが芽生えました。がんばります!」と抱負を語り、どみちゃんも「最近はずっと部屋に引きこもっていたので、たくさん話す機会がなかったのでうれしかったです」とコメント。
そしてたかみちさんからは「みなさんに圧倒されたし、今後も圧倒してほしいです!」とパラスポーツに対する熱い思いを伝えていました。

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パラリンピックは大盛況のうちに幕を閉じましたが、パラスポーツに終わりはありません。これからも、もっともっと一緒に応援していきましょう!

20210915

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