港区、フジテレビ、TEAM BEYONDがパラスポーツで強力タッグ!初の“地域密着”スペシャル版として、パライベントを実施!

2017.08.27

フジテレビで毎週水曜22時54分から放送されている「PARA☆DO!~その先の 自分ヒーローへ~」は、パラアスリートやパラスポーツを支えている人たちのドキュメンタリー番組ですが、皆さんご覧になったことはありますか?

この番組を含むフジテレビのパラスポーツ応援プロジェクト「PARA☆DO!」と東京都港区、そして「TEAM BEYOND」がコラボしたパラアスリート応援イベント「PARA☆DO! TALK×LIVE」が2017年5月24日(水)、港区スポーツセンターのサブアリーナで開催されました。

フジテレビの本社は港区台場にあり、東京2020パラリンピック競技大会のトライアスロン競技は港区台場のお台場海浜公園で実施、それに合わせて港区では誰もがスポーツを楽しめる環境の整備に力を注いでおり、色々な結びつきがあって今回のイベントが実現しました。

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ソウル五輪シンクロナイズドスイミングの銅メダリストで「PARA☆DO!」サポーターでもある田中ウルヴェ京(みやこ)さん司会のもと(田中さんも港区生まれの港区育ち)、港区の武井雅昭区長の挨拶で始まったイベントは、PARA☆DO!公式アーティスト・清貴さんのLIVEへ。番組の応援ソングとなっている「無限大∞」の熱唱で会場の熱気も一気に高まりました。

続いて登場したのが港区在住のパラアスリート、高田さんご夫妻。夫の裕士さんは“聴覚障害”でデフリンピック陸上400mハードルの日本記録保持者。妻の千明さんは“視覚障害”で走り幅跳びと100m走の日本記録を持つリオパラリンピックの代表選手。それぞれ障害と競技種目は異なるものの、まさにトップ・パラアスリートのお二人です。

高田さんご夫婦と田中さんによるトークショーは、映像を交えたお二人の紹介から始まりました。

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その後、登場したのが港区のチアリーディングチーム「芝浦エンジェルス」。3歳から高校生までの女の子が所属する地元のチームで、高田さんの応援とイベントの盛り上げのため参加してくれました。幼い子たちのチア演技は微笑ましく、かと思うとダイナミックな前転・後転演技の連続に圧倒され、最後は三人で一人を持ち上げるエレベーターを見事に決めてくれました。

そして再びトークショーに戻り、田中ウルヴェ京さんから色々な質問が高田さんご夫妻に投げかけられました。その中の一つが「ご夫婦はどうやってコミュニケーションを取っているのか?」というものでした。
聴覚障害の裕士さんと視覚障害の千明さんがどう会話しているのか、確かに不思議です。
その答えは「手話」でした。

裕士さんは、お母さんの教育で聴覚に障害はあっても普通に話すことができるため、手を添えながら声で説明して、千明さんに手話を教えたのです。お二人が付き合いを始めたのも、千明さんが手話を覚えたいと裕士さんに頼んだのがきっかけだったそうです。
厳しい練習を続けながら、二人で協力して8歳になる諭樹(さとき)君を育てるご夫妻ですが、アスリートとしての関係を尋ねると返ってきた答えは、ずばり「ライバル」。常に相手の成績が気になり、どちらが先に綺麗なメダル(金メダルのことですね)を取るかを意識しているそうです。大きな世界大会としては、裕士さんが出場する夏季デフリンピックが今年7月にあり、千明さんが目指すのは2020年の東京パラリンピック。ご夫婦のライバル意識が最良の形で花開くのを期待したいですね。

その後、来場した子供たちに高田夫妻がより速く走るためのワンポイントアドバイスをして実際に走ってもらう「ランニング講座」や、清貴さんが「PARA☆DO!」のために書き下ろした最新曲「MY VICTORY」の披露、「芝浦エンジェルス」が再度登場し、チアの演技があり、充実した内容の1時間半のイベントを終えました。

今回のイベントで感じたのは、身近な施設で、地元の方たちと一緒にパラスポーツを盛り上げる大切さです。

このイベントでは、我々「TEAM BEYOND」もブースを出展し、オリジナルグッズをプレゼントしたり、ステージ上のスクリーンで活動を紹介することを通じて、ご来場の方々にチームメンバーへの登録を呼びかけることができました。

「TEAM BEYOND」では、これからもパラスポーツの魅力を知ることができる様々なイベントを実施していきます。

多くのみなさんの参加をお待ちしております!

20170827

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