1月28日(日)、青山学院記念館にて、パラスポーツの魅力を目の前で感じながら、競技の特徴に合わせた「最高の応援」をみんなでつくる観戦イベント「BEYOND STADIUM」を開催しました!
ボッチャや5人制サッカー(ブラインドサッカー)の試合、そしてトークショーやライブと、プログラムが盛りだくさんの今回のイベント。まだ雪が残る寒い日にも関わらず、たくさんのTEAM BEYONDメンバーが集まりました!
オープニングは小池都知事の挨拶からスタートです。
「2020年の東京パラリンピックまであと940日。今日はぜひパラスポーツの応援のやり方を体感しながら覚えてもらい、みんなで応援しよう!という気持ちを高めていってもらえたらと思います。」
ここでスクリーンを使って過去の大会観戦や、昨年行われたBEYOND FES 渋谷の様子など、これまでのTEAM BEYONDの活動紹介が行われました。そして最後に画面に現れたのは「ついに・・・」の文字。
なんと、ステージに「1,000,000人」の文字が登場!TEAM BEYONDのメンバー数が100万人を突破したのです!
ゲストで登場した、企業メンバーとしてTEAM BEYONDを支える東京商工会議所 常務理事の西尾昇治さん、パナソニック株式会社執行役員の井戸正弘さんからはパラスポーツへの思いやお祝いの言葉が語られました。
「私はボッチャを体験したことがあり、ぜひ今後も試合などをしたいと思っているんです。多くの人に楽しさを体験してほしいですね。」(東京商工会議所 西尾さん)
「東京2020に向けて、ICT技術で貢献できるよう頑張ります。私たちの腕の見せ所ですね。」(パナソニック井戸さん)
ボッチャ観戦!チーム一丸となってエールを送る
オープニングが終わり、いよいよボッチャの観戦に入ります!まずはルール説明から。
AKB48 チーム8の6人が登場し、デモンストレーションをしてくれました。ボッチャのルールは、ジャックボールと呼ばれる白いボールに、一番近くボールを寄せた選手(チーム)が勝つというシンプルなもの。
応援をリードするのは、チアリーダーと応援団長から構成される応援団、そしてTEAM BEYONDメンバーから抽選で選ばれた20名の応援リーダーのみなさん!
会場全体で青チーム、赤チームに分かれて、スティックバルーンや太鼓を使った応援の練習も行いました。
いよいよ試合スタートです!1試合目は廣瀬隆喜選手と佐藤駿選手の対戦。今日は特別に日本ボッチャ協会の新井大基さんの解説も行われ、試合の流れの読み方や、選手の戦術なども聞くことができました。
「いっけーいけいけーいけいけ廣瀬!」
「GO GO 佐藤! GO FIGHT WIN!!」
ただボールを寄せるだけではなく、相手ボールをはじいたりとテクニカルなプレーも続出し、じっと見入るのTEAM BEYONDメンバーたち。試合の結果は2対0で廣瀬選手の勝利です!
続いては江崎駿選手、古満渉選手の対戦。両者素晴らしいプレーを繰り広げ、さらに逆転を繰り返す様子に「おおっ!」と会場は大盛り上がり。ウェーブも巻き起こりました!この試合は1対1の同点で終了です。
「声援が聞こえて、気持ちよく投球することができました。」(古満選手)
「これからも頑張ります。応援ありがとうございます。」(江崎選手)
ここで、BEYOND AWARD 2017音楽部門受賞者小浦杏奈さんの歌のパフォーマンスが行われました。
「これからも歌を通して、パラスポーツを応援し続けます!」(小浦さん)
前向きな気持ちになれる応援ソング「光輝明日へ」を歌ってくれた小浦さん。体を揺らしながら聴き入っているメンバーもいました。
ブラインドサッカー観戦!声にできない応援をタオルに託して
続いてブラインドサッカーの説明がスタート!NHKが制作する、パラスポーツをアニメで表現する「アニ×パラ」から、高橋陽一さんによるアニメ映像も放映されました。
ルールを解説してくれたのはNPO法人日本ブラインドサッカー協会の大坪英太さん。転がると音が鳴る特殊なボールを使用すること、試合中フィールドプレーヤーはアイマスクを着用することなどを説明してくれます。
スポーツジャーナリストの中西哲生さん、そして試合前の寺西一選手が駆けつけ、ドリブルとシュートのデモンストレーションも見せてくれました。
アイマスクを着用しているにもかかわらず、ガイドの指示通り的確に動き、華麗にゴールを決める寺西選手!会場からは「ナイスシュート!」の声が。
続いては中西さんが挑戦。最初はボールを受けることも難しい様子です。会場が大注目の中、中西さんの蹴ったボールは、惜しくもゴールから少しだけ外れてしまいました。
「いやあ、悔しいなあ。やっぱり難しいですね。」(中西さん)
ここからは再び応援団からの応援レクチャー。ブラインドサッカーでは試合中はボールの音が聞こえなくなってしまわぬよう、静かに観戦をすることが応援マナーです。その代わり、タオルを振って応援を届けることもできるのです。
いよいよ選手入場!「オーオー!オーオオーオーオー!」と歌いながら応援するチームの色の紙を掲げ、選手を称えます。
松戸・乃木坂ユナイテッドと、free bird mejirodaiの試合がスタートです。
間近で見る迫力溢れるプレーに、思わず声をあげて応援したくなっている様子のTEAM BEYONDのメンバーたち。その気持ちをタオルに託して振り回しているようでした。
会場が見守る中、素早い試合展開が繰り広げられます。突然、ボールを奪った
free bird mejirodaiチーム。あっという間にボールを運び、鳥居健人選手がミドルシュートを決めました!
「ナイスシュート!」「チャチャチャ!鳥居!」
試合中の静けさから一転、力強い応援が届けられていました。その後も同じく鳥居選手が追加点を決めて、試合は2対0でfree bird mejirodaiの勝利です。
観て、応援して、体験して。パラスポーツを堪能
競技終了後はAKB48 チーム8のみなさんのスペシャルライブが行われました。
「ボッチャもブラインドサッカーも応援の仕方が違って、それぞれに楽しさがありましたね!私たちのパフォーマンスを通して、よりパラスポーツが広がっていくと嬉しいです。」(行天さん)
披露したのはパラスポーツ応援歌の「生きることに熱狂を」と、「47の素敵な街へ 」の2曲。メンバーの名前を呼ぶ声や、歌に合わせた振り付けなどで、客席は大盛り上がりでした!
エンディングでは、ゲストから感想が寄せられました。
「パラスポーツのすごいところって、ハンデと思わず工夫をして楽しめるところでもあると思うんです。体験したら魅力がきっと伝わるはず。多くの人に知ってもらいたいです。」(中西さん)
「今日は試合に負けてしまって悔しいですが、たくさんの方に応援してもらえて嬉しかったです。」(寺西選手)
エンディング終了後は、ボッチャと5人制サッカー(ブラインドサッカー)の体験会も行われました。
「ブラインドサッカー、視界が見えないって怖いです。体験してはじめてわかりました。」
「ボッチャはボールを投げるだけですけど、簡単そうで難しい、奥が深いスポーツですね。作戦を考えるのが楽しかったです。」
TEAM BEYONDメンバーは時に真剣な表情で、時に笑顔で、プレーを楽しんでいました!
観戦、応援、そして体験と様々なかたちでパラスポーツを楽しんだ本イベント。初めての観戦でも、ルールや応援がわからなくても、体験すればすっかり夢中になってしまうはず。
競技によってルールも応援も全く違う、色々な楽しみ方ができるパラスポーツ。ぜひあなたもTEAM BEYONDの一員となって、一緒にパラスポーツを盛り上げませんか?