チームでパラスポーツを盛り上げるためにできることを考えよう!「第二回 発見!パラスポーツ盛り上げ術」を開催

2018.12.19
チームでパラスポーツを盛り上げるためにできることを考えよう!「第二回 発見!パラスポーツ盛り上げ術」を開催

みなさんは、競技会場にスポーツ観戦をしに行ったことはありますか?

試合が目の前で繰り広げられる喜びはもちろんですが、会場が応援で盛り上がっていて、一緒に応援を楽しむ仲間がいたらどうでしょう。きっとそのスポーツがもっと好きになるはずです!

TEAM BEYONDは、9月22日(土)に第二回「発見!パラスポーツ盛り上げ術」を開催しました!こちらはパラアスリートに応援を届けるため、多くの方に競技会場に足を運んでもらうアイデアを考える作戦会議。第一回は5月に慶應義塾大学で開催し、TEAM BEYONDメンバーとパラスポーツファンの大学生たちが集まりました。

今回は、仲間とともに長年にわたり精力的に活動している野球の広島カープファン、サッカーのJリーグファンの方をゲストにお迎えして、ファンになったきっかけ、応援の楽しさや団結のノウハウなどをお話していただきました。

チームでパラスポーツを盛り上げるためにできることを考えよう!「第二回 発見!パラスポーツ盛り上げ術」を開催

もっと応援を楽しくして、パラスポーツの魅力を高めるには何ができるだろう?パラスポーツファンが集まり、「パラスポーツを盛り上げるために私たちにできること」を話し合いました!

みんなの熱い想いをひとつに!パラスポーツの応援のアイデアを考えよう

チームでパラスポーツを盛り上げるためにできることを考えよう!「第二回 発見!パラスポーツ盛り上げ術」を開催

当日の会場には、高校生から大人まで、幅広い世代のみなさんが集合!ファシリテーターを務める小笠原祐司さんの元気な挨拶で、イベントが始まりました。

小笠原さん:パラスポーツを盛り上げるための応援のアイデア、そしてどうやったら多くの人を巻き込めるかを、みなさんで考えましょう!

意欲たっぷりな小笠原さんの挨拶に対して、集まった参加者からは、大きな拍手が。

チームでパラスポーツを盛り上げるためにできることを考えよう!「第二回 発見!パラスポーツ盛り上げ術」を開催
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続いて、東京都オリンピック・パラリンピック準備局の安達紀子さんからTEAM BEYONDの説明と、これから目指す未来についてのお話がありました。

安達さん:3連休初日にもかかわらず、ご参加くださいまして、ありがとうございます!この休みの中、パラスポーツを盛り上げる方法を考えるために集まっていただいたみなさんなので、きっと熱い想いをお持ちだと思います。今日は、いろいろなスポーツのファンとして盛り上げに成功している素晴らしいゲストのお話をヒントに、いいアイデアを生み出していきたいですね!

自分のできることで、パラスポーツに関わりたい!

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早速、集まったみなさん同士の自己紹介タイム!数名のグループに別れて、自己紹介と今日のワークショップへの期待を語ります。

「海外に行ったときに、障がいのある人とない人が当たり前のように一緒に過ごしているのを見て、自分にも何かできることがあるのではないかと思いました。パラスポーツに関わりたくて今日は参加しました!」

「パラスポーツに何らかのかたちで関わりたいです。まだ知らないことが多いので、今日はいろんなことを知れたら嬉しいですね。」

もともとパラスポーツが好きだという方、これからパラスポーツに詳しくなりたい方など、様々な思いをもっている参加者のみなさん。はじめは緊張していたようですが、自己紹介を終えて少しだけ、雰囲気がほぐれた様子です。会場に少しずつ笑顔が増えてきました!

チームでパラスポーツを盛り上げるためにできることを考えよう!「第二回 発見!パラスポーツ盛り上げ術」を開催

まずはファンとつながって、一緒に応援するチームをつくろう

ここからは、パラスポーツを盛り上げる応援へのヒントをもらうため、仲間と一緒に長年パワフルに応援活動を展開している広島カープファン、Jリーグファンのみなさんのお話をお聴きします!

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まずは、真っ赤なユニフォームに身を包んだ広島カープファンの阿部裕司さん、吉田ちさこさんの登場です!

阿部さん:父がカープファンなので、気づいたら僕もカープファンになっていました。会社でファンだと言い続けたら、21年働いていてやっと広島に転勤させてもらえたんですよ(笑)

阿部さんがファンになってから25年間、カープは一度も優勝していない時期があったのだそうです。結果が出ないので、応援もなかなか盛り上がらない。その苦しい時期に、阿部さんは様々な取り組みをしてきたといいます。

阿部さん:原点は、カープサミットを開いたことです。掲示板でカープファンの人を見つけては「飲みにいきませんか?」と連絡をとっていました。それで20人の仲間ができ、一緒に観戦に行ったり、キャンプツアーに行ったりするようになりました。この25年間、ひたすら僕がやってきたのは「ファンとネットで繋がって居酒屋に集まる」ことなんですよ。

今はカープは強いチームになり、グッズの売り上げが60億もあるそうですが、これがずっと続くとは限りません。逆境に立たされたとしてもカープを支えるファンを絶やさないため、阿部さんは仲間づくりをコツコツと頑張っています。

チームでパラスポーツを盛り上げるためにできることを考えよう!「第二回 発見!パラスポーツ盛り上げ術」を開催
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また、カープは10年ほど前から、「カープ女子」と呼ばれる若い女性のファンが増えています。「カープ女子」である吉田さんは、仲間たちとカープのために遠征するほど大好きなのだといいます。

吉田さん:最初はカープのことを友達に話しても関心を持ってもらえなくて、ファンであることは封印していたんです。でも、読者モデルをしていた時代にカープについて話し続けたら、だんだん女の子のファンの友達が増えていったんです!カープが新しい出会いを運んできてくれて、いろんなつながりができました。

「カープ女子」として、ユニフォームやグッズをおしゃれに着こなして応援する。こういったみんなで楽しんで参加ができるムーブメントを生み出したことが、カープファンが盛り上がるきっかけとなったようです。

一番大切なのは「自分ゴト化」

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2組目は、Jリーグ「清水エスパルス」ファンの竹田芳幸さんがその思いを語りました。

竹田さん:地元が静岡なのがきっかけで、「清水エスパルス」を応援しはじめました。僕はスポーツ好きが好転して、今スポーツ業界のクリエイティブ関連の仕事もしています。

スポーツを盛り上げるために一番大切なことは「自分ゴト化」だと、竹田さんは話します。

竹田さん:僕たちはよく「うちの◎◎がさあ」と、選手のことを家族のように話すんですよ(笑)。「自分は観戦者ではなく、チームの一員である」という感覚を持っている人が増えることがすごく重要だと思います。

そのために必要なのは、競技のことだけでなく、選手のストーリーやチームにまつわるサイドストーリーの共有なのだそう。

竹田さん:選手との共通点を持つだけで愛着がすごく湧くんです。フィールドの中だけがスポーツじゃないので、それ以外のことも知っていく、伝えていくことが大事だと思います。
2組のゲストの話を聞いたあとは、グループに分かれて感想をシェアしました。

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「勝った負けただけではない、スポーツの楽しみ方があるのだと思いました。“選手の人柄が好き”というところからファンになるのは、私も共感します。」

「グッズが可愛いなど、試合以外の部分から『好き』がスタートして、つながりが生まれていくのは面白いですね!」

「私も応援するだけの人から、ファンとチームを一緒につくって、試合に行ったり選手をサポートする立場にステップアップしたくなりました!」

2組の熱狂的なスポーツファンの思いを聴いたことは、みなさんにとって大きな刺激となったようです。

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パラスポーツへの思いをシェアすることでつながる輪

ワークショップも後半戦!参加者のみなさんが応援のアイデアをつくっていきます。まずは2人1組で、お互いのパラスポーツへの思いをじっくり語り合いました。

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「はじめは軽い気持ちで、パラスポーツの授業を受けたんです。実際に関わってみるとパラスポーツってやりがいがあって楽しいんです!それを知ってほしい」

「昔バスケをやっていて、車いすバスケに興味を持ちました。パラスポーツはとにかくすごいし、かっこいい!ファンになってから人とのつながりも増えたし、パラスポーツの魅力をもっと伝えたいですね。」

お互いの話に耳を傾けているうちに、どんどん思いが溢れてくる参加者のみなさん。会場の空気も温まったところで、いよいよアイデアをつくる時間です!

面白い盛り上げアイデアを!

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今回は、スポーツ応援の常識を書き出していき、その内容を逆転させて考えてみることで、新たなアイデアを発想するというやり方。ダンボールを丸く切った円卓を使い、グループで輪になってディスカッションしていきます。

はじめは慣れないやり方に戸惑いも見られましたが、3分も経つと司会の小笠原さんの声が届かないほど会場は白熱!

たとえば、「常識」では応援するチームのユニフォームを着ます。常識を「逆転」すると、相手のユニフォームを着る。そこから「相手チームとそれぞれのチームのグッズを交換する」という面白いアイデアが!

大きな声を出して応援するのではなく、拍手なしの無言での応援があったらどうだろう。椅子が並んだオープン席ではなく、仕切りのあるおひとりさま専用応援席を設けてみては?

「観客席に椅子ではなく、ソファ席をつくったらどうだろう?」
「いいですね!ゆっくり見れる!」

常識をくつがえすことで、提案した人も思わずクスッと笑ってしまうような斬新なアイデアが次々生まれていきます!「なるほど!」「いいね!」とポジティブな言葉が飛び交います。

チームでパラスポーツを盛り上げるためにできることを考えよう!「第二回 発見!パラスポーツ盛り上げ術」を開催
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常識をくつがえすことで、提案した人も思わずクスッと笑ってしまうような斬新なアイデアが次々生まれていきます!「なるほど!」「いいね!」とポジティブな言葉が飛び交います。

最後に、出たアイデアを葉っぱ型のポストイットに書き、木の枝が描かれた模造紙にみんなで貼り付けていきます。みんなの熱い思いが詰まった緑の生い茂る木を眺めて、みなさん満足げな様子!

チームでパラスポーツを盛り上げるためにできることを考えよう!「第二回 発見!パラスポーツ盛り上げ術」を開催
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「パラスポーツがブームで終わるのではなく、身近なものになってほしいですね」
「みんなで話し合うことで、今までになかったアイデアが生まれてとても楽しかったです」

参加者のみなさんは、新しいつながりの生まれた数時間を、心から楽しんでいたようです。「一緒に応援チームをつくろう!」と意気投合する方々も!今回のワークショップから、パラスポーツを盛り上げる新たなアクションが生まれていくはずです。

チームでパラスポーツを盛り上げるためにできることを考えよう!「第二回 発見!パラスポーツ盛り上げ術」を開催

TEAM BEYONDでは今後も、パラスポーツの観戦会や体験会など、様々なイベントを開催する予定です。「パラスポーツ盛り上げ術」のようにみなさんと一緒にパラスポーツの今後を考える機会もありますので、ぜひご参加ください!

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