TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「2/26 三澤記念東京都車いすバスケットボールフェスタ(足立区)」実施レポート

2023.03.10
TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「2/26 三澤記念東京都車いすバスケットボールフェスタ(足立区)」実施レポート

2023年2月26日(日)、足立区総合スポーツセンターで開催された「三澤記念東京都車いすバスケットボールフェスタ」において、TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラムを実施しました。

バスケットボール元日本代表の神保康広さんをゲストにお迎えして車いすバスケットボール体験を行ったほか、陸上競技(レーサー)やVR等を活用したバドミントンの体験などを行いました。今回はその様子をご紹介します。

車いすバスケットボール体験

TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「2/26 三澤記念東京都車いすバスケットボールフェスタ(足立区)」実施レポート

車いすバスケットボール体験は、元日本代表の神保康広さんをお迎えして実施しました。

車いすバスケットボールは、一般的なバスケットボールと共通するルールが多く、1チーム5名で1つのボールを奪い合い、高さ3.05mのゴールにボールを投げ入れて得点を競います。一方、選手には障害レベルに応じた持ち点があるという違いがあります。最も障害の重い1.0点から最も障害の軽い4.5点まで0.5刻みに分けられており、コート上の5人の合計点は14点以内と決められています。競技用車いすに乗ってプレーするため、スピードや瞬発力はもちろん、競技用車いすを巧みに操る高度なテクニックが必要です。

はじめに神保さんから、競技用車いすの使用方法や注意事項、ルールについて説明がありました。

まずは、チェアワーク(競技用車いすの操作)やドリブル、シュート練習を実施しました。車いすバスケットボールは、ボールを保持したまま車いすを3回連続漕ぐとトラベリングになるので、2回漕いで1回ドリブル(2プッシュ1ドリブル)を基本として練習しました。

車いすに乗った状態でのドリブルやシュートに、参加者の皆さんは苦戦していた様子。しかし徐々にコツを掴んでうまくできるようになると、コートの中で積極的に動き回っていました。

その後、チームに分かれて行ったミニゲームでは、神保さんから「ドリブルできる人は、チャレンジしてみよう!」等のアドバイスも。見事ゴールが決まると敵も味方も関係なく拍手が起こり、周囲からも大きな歓声が。会場全体で盛り上がりました。

TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「2/26 三澤記念東京都車いすバスケットボールフェスタ(足立区)」実施レポート
TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「2/26 三澤記念東京都車いすバスケットボールフェスタ(足立区)」実施レポート

体験会には「三澤記念東京都車いすバスケットボールフェスタ」のエキシビジョンマッチに出場した、東京都車いすバスケットボール連盟所属チームの選手の皆さんも参加。体験のサポートや個別質問に対応いただきました。

選手と一緒にプレーしたり、直接アドバイスをもらったり、参加者の皆さんにとって貴重な体験となりました。

国内大会は障害の有無を問わず参加できるようになった車いすバスケットボール。今回の体験会でも、障害のある方もない方も、子どもから大人まで、皆さん一緒に車いすバスケットボール楽しんでいました。

最後に神保さんから「この体験会で興味を持って車いすバスケットボール選手になってくれたら嬉しい」というコメントもありました。

陸上競技(レーサー)体験

陸上競技には、トラック・フィールド・ロードなどの種目があります。障がいによってさまざまな用具・装具が使用され、車いすの選手は「レーサー」と呼ばれる競技用車いすを使用します。

日常生活用の車いすとは異なり、大きな2つの後輪が特徴です。マラソンの下り坂では、時速50km以上出ることもあります。

この日は、実際の試合でも使われているレーサーに乗って15秒間全力で漕ぎ、最高速度を測定。おとなの部・子どもの部それぞれランキング形式で発表しました。皆さんランクインを目指して、腕の力を目いっぱい使って車いすを漕いでいました。

車いすユーザーの方も、「初めて体験したけど楽しかった」と、普段触れることのない車いすレーサーの体験を楽しんでいる様子でした。

TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「2/26 三澤記念東京都車いすバスケットボールフェスタ(足立区)」実施レポート

VR等を活用したバドミントン体験

TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「2/26 三澤記念東京都車いすバスケットボールフェスタ(足立区)」実施レポート

車いすに座ってVRゴーグルを装着し、コントローラーを持ってプレーすることで、パラバドミントンの試合を疑似体験できるこのプログラム。

目線が低くなるなど一般のバドミントンと異なる点もあり、はじめは皆さんタイミングよくシャトルを打ち返すのに苦戦していたようですが、徐々にコツをつかみ、綺麗にスマッシュが決まった時は周囲も大盛り上がりでした。

その他

体験以外にも、会場ではさまざまなパラスポーツを紹介するパネルや実際の試合で使用されている競技用具などを展示。今回体験を実施した競技以外のパラスポーツについても広くご紹介しました。

またTEAM BEYOND PRブースでは、LINE公式アカウントのお友だち登録をしてくれた方を対象に、オリジナルグッズをお渡ししました。

TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム「2/26 三澤記念東京都車いすバスケットボールフェスタ(足立区)」実施レポート

競技体験、アスリートによるデモンストレーションや解説、展示など、さまざまな角度からパラスポーツの魅力をお伝えする「TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラム」。今年度都内のさまざまな会場で実施しました。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。この体験をきっかけに、「パラスポーツについてもっと知りたい、違う競技もやってみたい、大会を観戦してみたい」と思っていただいた方もいらっしゃるのではないでしょうか。TEAM BEYONDのメンバーとして、これからもパラスポーツを応援していただけると嬉しいです。

これまでご参加いただいた方も、まだ参加したことがない方も、次回のパラスポーツ体験プログラムでお会いできることを楽しみにしています!

これまでのパラスポーツ体験プログラムの実施レポートはこちら↓
https://www.para-sports.tokyo/sports/taiken/report

20230310

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