ステージを観て、競技を体験して。パラスポーツの魅力を全身で味わった「BEYOND FES 丸の内」

2019.03.25
ステージを観て、競技を体験して。パラスポーツの魅力を全身で味わった「BEYOND FES 丸の内」

10月12日(金)から10日間にわたって、東京駅・丸の内仲通周辺を中心としてパラスポーツを盛り上げる「BEYOND FES 丸の内」が開催されました!

トークショーやパラスポーツ体験、PRブース、 観戦会、パラスポーツ選手のパネル展示など、たくさんのプログラムを盛り込んだ本イベント。今回はステージでのパフォーマンスや、競技体験会、パラスポーツ支援の取組をPRするブースの様子をお届けします!

丸の内からパラスポーツを発信するBEYOND FES 丸の内

ステージを観て、競技を体験して。パラスポーツの魅力を全身で味わった「BEYOND FES 丸の内」

会場である丸の内の最寄駅、JR東京駅の構内では「BEYOND FES 丸の内」の告知や、今後開催されるパラスポーツの大会情報等のポスターを展示しました。

パラアスリートへの応援をイラストとメッセージで伝える絵てがみを募集した、「BEYOND AWARD 2018」絵てがみ部門で審査を通過した作品の紹介も!今回は大人から子どもまで、パラアスリートに宛ててたくさんの人が思い思いの絵てがみを綴ってくれました。

ステージを観て、競技を体験して。パラスポーツの魅力を全身で味わった「BEYOND FES 丸の内」
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丸の内周辺では、選手の紹介や実際に競技で使用する用具などを展示するとともに、スタンプラリーを設置!

8個以上集めた方に、TEAM BEYOND特製タオルやバッグなどの景品をプレゼントしました!各所を回って23個全てのスタンプを達成した方は、コンプリート賞としてパラアスリートカードセットをゲットしました。

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休日の丸ビルでパラスポーツを存分に楽しむ!

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東京駅近くの丸ビル1階「マルキューブ」に設置したステージでは、「TEAM BEYOND」企業・団体メンバーが提供する、パラアスリートのトークショーやパフォーマンスが行われました!

10月13日(土)、最初にステージに登場したのは、車いすバスケットボール、ソフトボール、柔術、アイスホッケーなど、多種目で活躍しているリーフラス株式会社所属の堀江 航選手。バスケットボールでヨーロッパにてプレーした時に感じたパラスポーツの盛り上がりを、日本でも作りたいという熱い思いも語られました!

続いて、丸ビルに買い物に訪れた人が行き交う中、美しい歌声とバイオリンの音色が聞こえてきました。

ステージを観て、競技を体験して。パラスポーツの魅力を全身で味わった「BEYOND FES 丸の内」
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三菱商事株式会社が取り組む障がい者スポーツ応援プロジェクト「DREAM AS ONE.」サポーターでもある、サラ・オレインさんのミニライブです!

ボッチャにカヌーにフェンシング。実際にパラスポーツを体験
「TEAM BEYOND」企業・団体メンバーが展開する体験会やPRブースも賑わっていました。

会場に訪れた人たちが気軽に立ち寄って楽しんでいたのは、NECが展開するボッチャの体験ブース。子どもから大人までが同じルールで、真剣勝負を繰り広げている姿がありました。

スポーツ施設運営管理などの事業を行う株式会社オーエンスのブースで行われていたのは、エルゴメーターマシンを使ったカヌーエルゴ体験です。道具の説明や動かし方、ルールなどを聞いたら、いざ体験!30秒間漕ぎ続けて、進んだ距離を測定します。

ステージを観て、競技を体験して。パラスポーツの魅力を全身で味わった「BEYOND FES 丸の内」
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「もう無理〜!」

「あとちょっと、あと10秒!頑張ってください!」

スタッフとそんなやりとりをしながら大健闘していたのは清水和幸さん。なんとこの日の1位を記録しました!

清水さん:めっちゃ疲れましたー!これを毎回やっている選手はすごいですね。今日は偶然通りかかったんですけど、他のブースも見てみようと思います。

東京メトロが展開する車いすフェンシングのブースでは、大日本印刷株式会社(DNP)
のパラスポーツのパネル写真の展示とともに、熱い戦いが繰り広げられていました!体験なので、競技用のベストを着用して、金属の剣ではなくDNPが開発したウレタンでできた剣(スマートフェンシング)を使用しています。

普段から車いすで生活をしている田中純二さんは、車いすが固定されていることでいつもと全く違う感覚だったと、楽しそうに体験を振り返ります。

田中さん:動けないから逃げられないんですよ(笑)。防御しながらも攻撃しなければいけない。怖いけどやるしかない、追い込まれる感じが面白かったです!

車いすフェンシング体験には、安直樹選手も登場して、参加者は安選手から直接レクチャーを受ける姿もありました!

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企業・団体によるさまざまなパラスポーツ支援の取り組みを紹介!

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NTTのブースではユニバーサルデザインの取り組みとして、みんなでつくるバリアフリーマップの展示や、車いすでの段差体験を実施。

「こんなちょっとの段差でも結構ガタンとなるから、びっくりすると思う!」

障がいのある方の移動を体験したり、考えたりすることで、参加した子どもたちは新しい発見をたくさんしたようです。

KNT-CT ホールディングス株式会社のブースではこの日限定、丸の内に人力車が登場です!車いすから人力車への乗り降りを「バリアフリーリキシャステーション」でサポート。

ステージを観て、競技を体験して。パラスポーツの魅力を全身で味わった「BEYOND FES 丸の内」
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「はい、チーズ!」

ENEOSのブースではエネゴリくんと一緒に記念撮影をしています!子どもたちもエネゴリくんとの撮影を笑顔で楽しんでいました。

この日のTEAM BEYONDの登録ブースでは、当日メンバーに加わった方にオリジナルグッズをプレゼント!

ブラインドテニスの競技に使う道具を展示し競技の魅力を発信していた錦城護謨のブースや、骨格筋トレーニング装置B-SESが体験できるホーマーイオン研究所のブースでも、体験を楽しむ声が聞こえていました。

他にも、芝浦港南地区に関わる人たちで多様性の理解を進める取り組み「ユニバーサルキャンプTOKYO」の紹介をする丹青社のブース、アスリートを支える技術開発などをパネルや映像で紹介するブリジストンのブース。産経新聞・富士紡ホールディングスによる、寄付してもらった衣類の収益金でパラスポーツを応援する「ふくのわマルシェ」など、たくさんのブースが通り一面に並びました。

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私たち一人一人の応援は、いつだって選手の力になる

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ステージではパラアスリートの素顔に迫るラジオ番組「ニッポンチャレンジドアスリート」の公開収録で、ウィルチェアーラグビー日本代表の池崎 大輔選手が登場!

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収録後、池崎選手は三菱商事のブースでのウィルチェアーラグビー体験会にも参加。競技用車いすの操作練習やパス回し、ミニゲーム、そしてタックルの体験と、たくさんの参加者でブースは賑わっていました。

「ボンッッ!!」

池崎選手のタックルで、丸の内仲通り全体に響き渡るようなものすごい音が!道ゆく人たちも思わず覗き込むほどです。

ステージを観て、競技を体験して。パラスポーツの魅力を全身で味わった「BEYOND FES 丸の内」
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女子マラソンT12世界記録保持者の道下 美里選手と、伴走者の河口 恵さんのステージでは、ロサンゼルスオリンピック日本代表で、現在日本パラ陸上競技連盟会長を務める増田明美さんも登場。

道下選手からはマラソンへの思いとともに、ぜひ試合で声をかけてほしいと、応援についても熱く語られました。

道下選手:マラソンは長いのでみなさんの応援が本当に励みになります。私は目が見えず、「がんばれ」と言われても自分に向けられているかがわからなくて。ぜひ名前や背番号を呼んでもらえると嬉しいです!

トーク後は道下選手も三井住友海上のブースに移動し、ブラインドマラソン体験に参加。颯爽と走り抜ける様子を見た人たちからは、思わず「すごい!」と歓声が。さらに「体験してみたい」と次々と参加者が集まっていました。

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見るだけじゃない、体験するからわかるパラスポーツの楽しさ

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車いすバスケットボール元日本代表根木 慎志さんと、パラカヌー選手の瀬立 モニカ選手のステージでは、選手の移動や宿泊など、試合以外の場面でのサポートの大切さについても触れられていました。

車いす陸上でパラリンピック7大会出場を遂げた永尾 嘉章氏は、ステージ登壇後、セレスポのパラ陸上体験ブースでも、競技用レーサーの使い方や、面白さを伝えていました。

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レーサーに設置された計測器から、自分が今時速何キロのスピードを出しているのかを把握するのだそう。

全力でレーサーを漕いだり、実際に走行体験をしている人も。他にも、ブレードを使った義足歩行の体験も行われていました。

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国内唯一、世界的にも例がない週間点字新聞「点字毎日」を発行している毎日新聞社は、「ちがいを楽しもう!」を合言葉に活動する車いすチャレンジユニット「BEYOND GIRLS」のステージをお届けしました。メンバーの(左から)梅津絵里さん、小澤綾子さん、中嶋涼子さんは、3人それぞれ障がいがあり、普段から車いすで生活をしています。

ステージでは歌やダンスも披露!会場からは手拍子が湧き上がり、最後まで大盛り上がりでした。

10月14日(日)のステージでは、瀬立 モニカ選手が、パラカヌーの魅力、観戦の見どころなどを解説してくれました。

ステージを観て、競技を体験して。パラスポーツの魅力を全身で味わった「BEYOND FES 丸の内」
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海外選手にパワーで負けないよう、今はベルト電極式骨格筋電気刺激法「B-SES」を使用してウエイトトレーニングに力を入れているとのこと。「私のチャームポイントは筋肉いっぱいの腕です」と、鍛え抜かれた腕を観客に見せてくれる場面も!

10月14日(日)、最後のステージは、J-WAVE(81.3FM)のニュース情報プ
ログラム「JAM THE WORLD」(月~木 19:00~21:00オンエア中)の公開収録です。
番組ナビゲーターのグローバーさんが、MCを務め、世界で一番ボーダレスなスポーツメディア『HERO X』の創立者・編集長である杉原 行里さんがゲスト出演。

ステージを観て、競技を体験して。パラスポーツの魅力を全身で味わった「BEYOND FES 丸の内」
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デザインを強みとする杉原さんは、チェアスキーヤー・村岡 桃佳選手のチェアスキー開発を手掛けています。会場にはカーボンファイバーで製作したという、デザインをパーソナライズできる車いすも登場しました!

杉原さん:パラアスリートの「こうしてほしい」という思いを、デザインで可視化していくことが僕たちの役目。これからもアスリートの意見を活かしてかっこいいものをつくっていきたいですね。

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選手やパラスポーツに関わる人たちのエネルギッシュな話を聞いたり、力強いプレーを観たり、実際に体験まですることができる「BEYOND FES 丸の内」のプログラム。パラスポーツが好きな人はもちろん、偶然通りがかった人も夢中になって楽しんでいました!

パラスポーツを知るきっかけは人によって様々です。TEAM BEYONDではこれからも様々な観戦会や交流会、イベントを企画していきます。あなたもぜひパラスポーツの魅力を体感してみてください!

20190325

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