パラスポーツ観戦会実施のための社内活性化を考えた 企業・団体メンバーワークショップ(第1回)

2019.03.25
パラスポーツ観戦会実施のための社内活性化を考えた 企業・団体メンバーワークショップ(第1回)

「先駆的な取組を進める企業様の事例や、同じ課題を持つ業種を超えたメンバー同士のディスカッション等を通して、パラスポーツ支援の促進や社内コミュニケーションの活性化を一緒に考えてみませんか?」

「今日は仲間に出会えてよかった!」

笑顔で交流をしているのはTEAM BEYONDの企業・団体メンバーの方たちです。今日初めて会ったにもかかわらず、パラスポーツ観戦を社内でどのように盛り上げていくか、真剣に議論
したり、アイデアを賞賛し合ったりと盛り上がっています!

パラスポーツ観戦会実施のための社内活性化を考えた 企業・団体メンバーワークショップ(第1回)

9月13日(木)、TEAM BEYONDの企業・団体メンバーの方々が集まり、パラスポーツワークショップを開催しました。パラスポーツを盛り上げるためには、企業のみなさんからの応援・支援が不可欠です!この日の参加者の多くは、会社内でパラスポーツ支援に関わる業務を担当されている方々です。

今回のテーマは、パラスポーツ観戦会実施のための社内活性化についてです。ゲストトークで他社の事例を聞いた後、自社の課題の整理をして、社として競技会場での観戦会を実施し、より多くの社員の方々が自発的に参加する方法について、グループでアイデアを膨らませ発表をしました!
最後は、参加された方々の交流会も開催しました。

社内でパラスポーツへの関心を高める取り組みを考えよう

パラスポーツ観戦会実施のための社内活性化を考えた 企業・団体メンバーワークショップ(第1回)

まずはじめに、東京都オリンピック・パラリンピック準備局の安達紀子さんからTEAM BEYONDの説明と、本ワークショップの趣旨を紹介しました。

安達さん:TEAM BEYONDはパラスポーツを応援する人を増やすためのプロジェクトです。今日は以前みなさんに行ったアンケートで多くの方が関心を寄せていた、社内でパラスポーツ観戦会を実施し、より多くの社員が自発的に参加することにより、社内を活性化する方法について、ゲストトークとワークショップを通して考え、ヒントを持ち帰っていただけたらと思っています。

パラスポーツ観戦を盛り上げるために、企業・団体としてどのようなことができるのだろうか?解決策を見つけられなかったり、まだ取り組みをはじめたばかりでわからないという声も多かったようです。

そこで、ゲストトークでは、先進的な取り組みをされている2社と有識者の方々をお招きしました。最初に登壇したのは、日本生命保険相互会社 オリンピック・パラリンピック推進部の荻野祥太さんです。トークテーマは「人財育成の一環としてのパラスポーツ観戦について」です。

パラスポーツ観戦会実施のための社内活性化を考えた 企業・団体メンバーワークショップ(第1回)
パラスポーツ観戦会実施のための社内活性化を考えた 企業・団体メンバーワークショップ(第1回)

荻野さんたちはこれまで観戦会、体験会、スポーツボランティアなど様々な企画をしてきました。さらに、社員の方々にパラスポーツに気軽に興味を持ってもらうために、告知や募集の仕方にも工夫をされているそうです。

荻野さん:見るポイントを持って観戦してほしいので、社内イントラネットではルールや魅力、注目の選手の紹介もしています。参加メンバーはおそろいのTシャツで応援をするので、その様子も試合観戦後に掲載し、参加しなかった社員にも雰囲気が伝わるように発信しています。

続いて発表をしたのは、日本電信電話株式会社 新ビジネス推進室の永谷由作さん。グループ会社のNTTクラルティ株式会社に所属する、ブラインドマラソンの青木洋子選手と、視覚障がい者5人制サッカーの田中章仁選手とともに登場です!
「社員とご家族による観戦応援を通じた障がい者スポーツの裾野拡大に向けた取組」をテーマに、永谷さんたちは、会社に所属する選手との交流会を盛んに開催し、選手と社員が支え合う関係を築いてきたのだと話されました。

永谷さん:選手と交流することで、この人を応援したいと思うようになったり、生き方に影響を受けたという社員もいました。選手の頑張る姿を見て「自分も“できない”、“無理”とか簡単に言えないと思った」といった感想もありました。

パラスポーツ観戦会実施のための社内活性化を考えた 企業・団体メンバーワークショップ(第1回)
パラスポーツ観戦会実施のための社内活性化を考えた 企業・団体メンバーワークショップ(第1回)

交流会の開催は選手にとっても、これからにつながる貴重な機会となったそうです。

田中選手:ブラインドサッカーはプレー中アイマスクをしているので、観客を見ることができません。ですから、交流会で直接会って話せたことで、応援してもらっているんだなあと実感する機会にもなりました。

青木選手:伴走者として一緒に練習に付き合ってくれるようになった人や、「走れないけれど何かお手伝いがしたい」と言ってくれる人もいたんです!マラソンでは給水などサポートが必要な場面は色々あるので、お願いできることは本当にありがたいです。

パラスポーツ観戦会実施のための社内活性化を考えた 企業・団体メンバーワークショップ(第1回)

社内でパラスポーツ支援を活性化するためにはどのようなことができる?

パラスポーツ観戦会実施のための社内活性化を考えた 企業・団体メンバーワークショップ(第1回)

最後にお話を伺ったのは、慶應義塾大学商学部教授で、特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会理事でもいらっしゃる牛島利明教授です。トークテーマは「パラスポーツ支援の多様性、パラスポーツ盛り上げのための活性化が社員にもたらすマインドセット」です。

パラスポーツの支援は観戦会や講演などのほかにも、活動費の寄付や資源の貸し出しなど、その方法は多岐に渡るのだと教えてくれました。

牛島教授:例えば、練習場所を探している選手も少なくありません。会社所有の体育館や、会議室などでも、貸し出しをすることで練習ができたり、練習道具を保管するスペースとして利用できたりするのです。

メモを取ったり、頷いたりと、熱心に話を聞くTEAM BEYOND企業・団体メンバーの御担当社の方々。ゲストの話を聞いた上で、今度は各自社の現状の段階を把握し、課題の整理に移ります。

パラスポーツ観戦会実施のための社内活性化を考えた 企業・団体メンバーワークショップ(第1回)

社内でパラスポーツの魅力を伝えるには、何ができるだろう?

パラスポーツ観戦会実施のための社内活性化を考えた 企業・団体メンバーワークショップ(第1回)

社内でパラスポーツ支援を活性化する上での課題を話し合う時間がはじまりました。強い思いを持った参加者の方が多く、各グループ盛り上がっています。

最近パラスポーツ支援の担当部署に異動してきた参加者の方は、自身がパラスポーツの魅力を感じた瞬間を振り返り、社員にも同じような機会が必要なのではないかと考えているそうです。

「先日初めてパラスポーツの練習を見て、水泳での水しぶきの音や、柔道の足から伝わる振動など、その迫力に思わず圧倒されました。すごい!楽しい!と思った私のこの感覚を、社員にも伝えていきたいなって。」

他にも「そもそも興味を持ってもらえていない」「講演をして欲しいけれど費用がかかる」「告知ツールがわかりづらい」など様々な意見が出ていました。各グループ、ポストイットに書いて共有をします。

「うちの会社も同じです」「ああ〜そうそう!」

どのグループでも共感の声が湧き上がり、整理された課題に対し、ヒントを活発に出し合っていらっしゃいます。

パラスポーツ観戦会実施のための社内活性化を考えた 企業・団体メンバーワークショップ(第1回)

パラスポーツの盛り上がりは、社内だけではなく社外でも作ることができる

パラスポーツ観戦会実施のための社内活性化を考えた 企業・団体メンバーワークショップ(第1回)

TEAM BEYONDメンバーたちの取り組みの段階は、各社・各団体によって様々な状況です。課題を共有することで、経験に基づいたアドバイスをし合う場面も繰り広げられていました。例えば「ルールが難しくて気軽に参加してもらえない」という悩みに、「試合だけじゃなく練習を見に行ったらルールも学ぶことができた」といった経験談を伝える人もいらっしゃいます。

ご自身が車いすテニスの選手である参加者の方は、盛り上がりは社内だけではなく、社外でも作れると実感したと話します。

「例えば観戦会やイベントに家族で参加できるようにするといった案、今までは思いつかなかったですね。」

パラスポーツ観戦会実施のための社内活性化を考えた 企業・団体メンバーワークショップ(第1回)
パラスポーツ観戦会実施のための社内活性化を考えた 企業・団体メンバーワークショップ(第1回)

グループで話し合った後は、課題とそれに対するアイデアを全体で共有する時間です。発信を強化するためにSNSを利用したり、選手や社員同士の交流を深めるために食事会や飲み会を開催するという意見も出ました。

田中選手がワークに加わったグループでは、この日選手と初めて話をしてぐっと身近に感じることができたといった声が多くでました。自分たちの心が動かされた経験をもとに、機会づくりに注力したいと話しました。

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会社を横断して連携し、パラスポーツを盛り上げよう

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ワークショップ終了後は交流会の時間です!すっかりみんなと意気投合していた参加者の方は、パラスポーツに係るイベントの企画をたくさんしたいけれど、手が回らないという課題を持っていました。

「例えば毎月イベントをしたくても自分たちだけでは難しくて。今日他社の方と一緒に企画しようと話をしたんです。6社集まって分担すれば、年に2回主催の立場で開催をするだけで、毎月開催ができる。さらに会社をまたいだ交流も生まれるんじゃないかと思っています。」

その表情はワークショップ開始前とは打って変わって、晴れ晴れとしていました。

パラスポーツ観戦会実施のための社内活性化を考えた 企業・団体メンバーワークショップ(第1回)

TEAM BEYONDを通して出会った各社の参加者の方々。最後にはパラスポーツを盛り上げるために会社を横断した取り組みが、すぐにでも生まれそうな空気に満ちていました。

連携し合うことで、一つのパラスポーツ支援の取組は促進されていく可能性を持っています。

TEAM BEYONDでは企業・団体メンバーの募集を続けています!ぜひ、皆様のご参加をお待ちしています。

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