パラスポーツの魅力を渋谷の街から発信しよう!「BEYOND FES 渋谷」が開幕

2017.10.31
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パラスポーツの魅力を発信する「BEYOND FES 渋谷」が、10/20(金)に始まりました!

11/11(土)まで開催される、東京都のパラスポーツを応援する人を増やすプロジェクト「TEAM BEYOND」主催の「BEYOND FES 渋谷」。期間中はステージイベントの他、展示、映像など様々なプログラムが渋谷マークシティを中心に、渋谷駅周辺で実施されます。

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たくさんの人々が行き交う渋谷マークシティ1階入口には、「TEAM BEYONDステージ」が。イベント初日である10/20(金)は、BEYOND FES 渋谷オープニングセレモニーと、ボッチャの体験会が行われました!

多様性のある街・渋谷からパラスポーツを発信

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まずは主催者の挨拶からスタート。東京都オリンピック・パラリンピック準備局理事(パラリンピック準備調整担当)の延與桂さんが登壇しました。

「パラスポーツやパラアスリートのファンになって応援することは、障がい者を深く理解することにつながり、東京都の目指す共生社会の実現に向けた大きな一歩にもなると感じています。」

また渋谷区オリンピック・パラリンピック担当部長の安蔵邦彦さんは、「ここ渋谷区からパラスポーツを発信できることに意味を感じている」と話されました。

「渋谷区では“ダイバーシティとインクルージョン”を目標に掲げています。パラスポーツの発信を通してこの目標の実現を目指していきたいです。」

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「BEYOND FES 渋谷」開催の喜びを晴れやかに語ってくれたのは、株式会社渋谷マークシティ代表取締役社長の田川稔さん。

「マークシティはオフィス、ホテル、商業施設、駅、バスターミナルもある複合施設で、多様性のある建物なんです。ここを起点としてパラスポーツを通して、未来を変えていきたいですね。」

選手だからこそ感じてきた”目に見えない”応援の力

続いては、ゲストの柔道家の篠原信一さん、パラリンピアン(射撃)の田口亜希さんが登場。TEAM BEYONDメンバーの特典でもある「SNSプロフィールメーカー」を使って、記念写真の撮影も行いました!

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篠原さんはシドニーオリンピックで銀メダルを獲得、田口さんは射撃日本代表としてアテネ、北京、ロンドンと3大会連続パラリンピックに出場しています。お二人とも選手として応援される側にいたからこそ、「応援の持つ大きな力」を感じてきました。

「成績が悪いとき、うまくいかないときにも応援は励みになっていました。これまでたくさんのパワーをもらってきたので、今後は私が応援する側になりたいと思います。」(田口さん)

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また篠原さんは、「応援の力」はその場の声援の大きさだけではないと言います。

「柔道は静まった中で行われる競技。集中して自分の世界に入っていても、目に見えない応援から背中を押されていました。試合当日だけじゃなく、ずっと見守ってくれている方の存在は大きいです。」(篠原さん)

パラスポーツの楽しみ方は、「人それぞれで良い」

篠原さんがパラスポーツに興味を持ったのは、現役を引退してからだそう。同じ柔道でも、両者が互いに組んだ状態から試合をスタートすることなど、ルールの違いにも面白さを見出しています。

「パラスポーツって色々な見方ができますけど、例えば柔道なら、不自由なところがあるからこその五感を使った技が出る。ものすごくダイナミックなんです。」(篠原さん)

もしかしたら、「パラスポーツはどのように楽しむものなのか分からない」と言う人がいるかもしれません。ですが、田口さんはそれぞれが自由な楽しみ方をしてほしいと言います。

「選手が好きでも、競技が好きでもいい。見方によって違った楽しさがありますよね。例えば、どういう障がいを持っていて、どんな工夫をして最大限に自分の力を引き出しているのか。そこに着目してみるとまた違った楽しさもあると思います。」(田口さん)

ボッチャ対戦でパラスポーツ体験!

次のプログラムはボッチャ体験会!田口さん、篠原さんそれぞれチームに分かれて、一般の参加者も加わります。

開始前にチームで円陣を組み気合を入れてから、いざ対戦!

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ボッチャのルールはとてもシンプルで、白いボールに向かって、赤、青それぞれチームの色のボールを投げて、近くに寄せたチームに得点が入るというもの。

青ボールの篠原さんチーム、最初の投球は、枠線を大きくすぎてしまいアウトボールという結果になってしまいました。一方、赤ボールの田口さんチームは、順調に白いボールに寄せていきます。

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初めは初対面のチームメイトに参加者の皆さんは緊張した様子でしたが、ボッチャは戦略が重要なスポーツ。勝負が進むにつれ、真剣な顔つきで作戦会議を始めます。

「おー!すごい!」「惜しいっ!」「あと少し左だったら・・」

試合中に湧き上がる声。賑やかに試合が進み、行き交う人々の中には足を止め対戦を見守る人もいました。

今回の結果は田口さんチームの勝利!最後は全員で拍手をして、お互いの健闘を讃え合いました。

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「ルールはシンプルだけれど、戦略が重要ですね。思っていたよりも難しくて深い、それが良いですね。」

「やってみて初めて分かる発見がたくさんありました。私は足に障がいがあるのですが、簡単に参加できたのが嬉しかったです。」

参加者からは口々に、「とにかく楽しかった。またやってみたい!」という感想が。パラスポーツの楽しさを体感できるのが、BEYOND FESの魅力のひとつです。

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見て、知って、体験する!パラスポーツを楽しむイベントBEYOND FES 渋谷

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BEYOND FES期間中は、渋谷の街の様々な場所にTEAM BEYONDのロゴマークが並びます。渋谷駅前のスクランブル交差点の巨大モニターにも、TEAM BEYONDの赤・青・緑のロゴマークが!

渋谷マークシティ4階アベニュー広場ではブースも設置されています。

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人々が行き交う1階通路には、全国各地で行われるパラスポーツの試合日程の展示も。

渋谷区観光案内所「クリエーションスクエアしぶや」の窓ガラスには、テニスやサッカーなどを行うパラスポーツのマンガの画がずらりと並んでいます。

11/11(土)まで続く「BEYOND FES 渋谷」では、パラトライアスロンやパラアイスホッケーなどの体験会、アスリートが本音で話すトークショーなど、楽しめるプログラムが満載です。

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「渋谷音楽祭」や「Shibuya Street Cinema 2200 by ShortShorts」など、期間中に開催されるイベントとも連携し、ライブや映像作品の上映なども行います。音楽、映像、マンガなど、その切り口はさまざま。

見て、知って、体験して・・夢中になって「BEYOND FES 渋谷」を楽しんでいるうちに、思わずパラスポーツを応援したくなるはず。私たちの応援が大きくなればなるほど、それは選手たちを勇気づけます。

渋谷の街で存分にパラスポーツを楽しめるイベント「BEYOND FES 渋谷」、ぜひ参加して、パラスポーツの魅力を体感してみてください!

20171031

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