レポート
観戦して、応援して、体験して、様々なかたちでパラスポーツを楽しんだ「BEYOND STADIUM」【その１】
2019.03.29
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観戦して、応援して、体験して、様々なかたちでパラスポーツを楽しんだ「BEYOND STADIUM」【その３】
2019.03.29
試合の熱気がまだ会場に漂う中、そろそろクロージングの時間です。小池知事、大田区の松原 忠義区長のほか、ブラインドマラソンの米岡 聡選手、パラカヌーの加治 良美選手、パラ・パワーリフティングの田中 翔悟選手、車いすバスケットボールの丸山弘毅選手、車いすフェンシングの安 直樹選手、そしてウィルチェアーラグビーの試合を終えた峰島 靖選手、猪狩ともかさん、テリー伊藤さん、Little Glee Monsterのみなさんがゲストで登場しました。
田中選手：7月にまた世界大会があるので、会場のカザフスタンで今日のみなさんの応援を思い出して頑張りたいと思います！
峰島選手：今日は会場が一体となっていのがわかる応援で、試合をしていてもテンションが上がりました！
安 直樹選手、米岡 聡選手、丸山 弘毅選手は、この後行われるパラスポーツ体験会を楽しみにしているのだと伝えてくれました。
安選手：車いすフェンシングの見所は駆け引き！今日はこの後体験コーナーもあるので、まずは体験してみてくださいね。
米岡選手：ブラインドマラソンではガイドの方とのチームワークが大切。体験ブースでは一緒に走ってもらうことで、だんだんと歩調が合っていくことを体感してもらえると思います。
丸山選手：車いすバスケは障がいが軽い人から重い人まで色々な人ができるスポーツです。今日は車いすの操作、シュートの体験ができるので、ぜひ楽しんでください！
ここで、一般社団法人日本障害者カヌー協会の吉田義朗会長、本田 泉コーチが見守る中、パラカヌーの加治 良美選手が、実際にエルゴマシーンを使ってトレーニングの様子を見せてくれました。
そしてゲストの猪狩さん、小池知事、松原大田区長も100mを漕いでみることに！
加治選手：漕ぐときは、肘を曲げすぎずに体から離したところで大きく引いて、パンチするように押してみて下さい。
「すっごく大変！」「思ったより疲れてしまいますね」「でも少しずつコツがわかってきました」
3人とも体験を終える頃には、とても疲れた様子でしたが、体験したからこそわかる楽しさを、笑顔で話してくれました。
そして最後に松原区長、小池知事が、今日の感想とともに、今後もパラスポーツを盛り上げていきたいと意気込みも語ります。
松原区長：パラスポーツにはたくさんの種類があり、それぞれルールや応援も違う面白さがあるとわかりましたね。大田区としても大会が成功するように今後も応援していきたいです。
小池知事：パラスポーツは22個の競技種目があるんですよね。一つ一つをまずは知ってもらって、見てもらって、体験してもらって、応援してもらう。パラスポーツこれからも盛り上げていきましょうね！
実際に競技を体験！色々な角度からパラスポーツを楽しむ
クロージング終了後は、会場の体育館内でレーサー・義足（株式会社セレスポ）、車いすフェンシング（東京地下鉄株式会社）、ウィルチェアーラグビー（日本ウィルチェアーラグビー連盟）、パラカヌー（日本障害者カヌー協会）、ボッチャ（日本電気株式会社（NEC））、パラ・パワーリフティング（日本パラ・パワーリフティング連盟）、ブラインドマラソン（三井住友海上火災保険株式会社）、車いすバスケットボール（三菱電機株式会社）と、8つの種目の体験会も開催し、多くの方々に御参加頂きました。
「あと少し！」「すごいすごい！頑張れ！」
カヌーエルゴ体験では新記録達成！100メートルを26秒6で漕いだ川村恭平さんがやりきった表情で嬉しそうに、記録をボードに書き込んでいます。
川村さん：嬉しい！けどすっごく疲れました。選手ってこんなに大変なんですね。加治選手がパンチして引くを繰り返すんだと直接指導してくれて、その通りにやったので記録は指導のおかげです！
「義足を履いたのは初めて！常にバランスを取らなきゃいけなくて、立っているだけでも支えがないと難しかった。」
「ウィルチェアーラグビーの試合を見て実際に体験したら、なかなか小回りが難しくて、ただ動くだけでも大変で。選手がすごいってよくわかりました。」
「ブラインドマラソン、見えないって怖かったです。すごく不安でしたが、その後にサポート体験もできて、支える側としての視点も少し理解できた気がしています。」
「西村 元樹選手に教えてもらって、少しずつシュートが届くようになって楽しかったです！でも選手みたいに車いすで走りながら正確にシュートするのは難しい。まだまだ練習が必要みたいです！」
「性別も、子どもも大人も関係なく一緒にできるのがいいですね。意外の子どもの方が上手くって悔しいです（笑）。」
「バーベルのシャフトだけで20kgあるんですね、僕の場合は棒すら綺麗に持ち上がらなくて驚きました。自分の体重より重い重量をあげることもあるなんて、考えられないです。」
「相手を突いた瞬間にピッと音が鳴るのが楽しく頑張って剣を振り回しましたが、安選手の防御は鉄壁で、結局１点しか取れませんでした。今度またリベンジしたいです！」
真剣な表情で選手にアドバイスをもらったり、笑顔で喜んだりと、とても楽しんでいらっしゃる様子でした。
競技のルールを知り、観戦し、選手に応援を送り、そして自分も体験する。様々なかたちでパラスポーツを楽しめたイベントになったのではないでしょうか。
ルールも応援も競技によって様々なパラスポーツ、あなたはどの競技に興味を持ちましたか？TEAM BEYONDでは今後も観戦会やパラスポーツに係るイベントを開催していきます。ぜひあなたもTEAM BEYONDの一員となって、参加してみませんか？一緒にパラスポーツを盛り上げてくれる人をお待ちしています！
